八王子のアジアン食堂で昼下がりの苦闘 店員3名 vs 客俺1名


所用のため八王子くんだり(失礼)までやってきた。

南口ではまだ大規模開発工事をしている。ふと見ると、クレーンのアームに作業員が。給水塔恐怖症(関連記事)で閉所恐怖症(関連記事)はあるが、高所恐怖症ではなく、むしろ好きなので、作業風景を見て「いいなあ、あそこ行きたいなあ」という思いに捉われていた。

そんな話はさておき、昼食をできる場所を探していた。

少し彷徨い、JR線の陸橋近くにあるアジアン食堂に入ることにした。

カレーセットを注文。2種類選べるので、マトンと野菜カレーをチョイス。

到着。ナンが馬鹿でかい(比較のためフォークを並べている)。

こんなに大きいものだったっけ?しかも店員さん曰く「ナン1個お代わりできますよ」とのこと。挑戦か?(しつこい被害妄想)

味はなかなかうまくスパイシーで、このサイズでも問題なく、ナンお代わりできた。

味はなかなかで、雰囲気も清潔。とはいえ少々辛い食事であった。

その理由は何故か。

客が一貫して私一人だったからである。おまけに狭い店なので厨房にいる3名の店員が何をしているか丸わかりである。

はっきり言って気まずいのである。私は一人メシが好きなので、基本食事中に他人と会話はしたくない(関連記事)。無視していて欲しいのだが、店員は暇なのと、おそらく私に気を使ってしきりと話を仕掛けてくるのである。

「この店初めて?」

「辛くない?」→もう少し辛めが良いけど、初めての店だからと言ったら親切に追加スパイスを用意してくれた。

「マトン大丈夫?」

「コーヒー甘くない?」

など。正直いたれりつくせりなのだが、孤独を愛する私としては申し訳ない、ありがた迷惑なのであった(言ってしまった。本当に申し訳ない)。結果、話は弾まないものの、絶妙な親近関係のまま食事は進む。

要するに友人の家に招かれて初対面の先方家族との会話というか、ビジネスでの懇親会であまり親しくないが仕事上の付き合いで当たらず障らずの会話というか、そう言ったぬるま湯の関係がそこにはあった。それは、私にとってきついのである。

私の対応もこんな状態なので、気を抜くと無愛想になり、結果、話は弾まなかった。

お互い少しずつ気を使った結果、お互い傷ついたのである。

「お一人が好きなので話かけないで」Tシャツでもあれば、と思った食事であった。

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