立ち飲み屋探訪:本厚木駅「ますや」と非情のライセンス


本日も疲れた。

ファシリテーター不在の終わりなき会議に疲弊し、一休みする間も無くノートPCを開き、メールを見ると、昨日揉めた会議の相手からクレームが。

お馴染みの、言った言わない論になっている。ただし、とどのつまりは、ボクちゃん悪くない、と言いたいらしい。

この手の話は、白黒付けても仕方ないので、まずは個別収束に向け、確かなエビデンスを探した上で、調味料として必要以上の事務方(=私)の進行の不手際を詫びる謝罪文を過剰にまぶして返信。あくまで詫びたのは進行の不手際であって、議事の決定事項はいささかも変えないことは敢えて伝えない。

そののち、そのクレームとなった原因の会議の議事録を作成。さきほどメールで来ていた争点の箇所は、さりげなく、エビデンスに基づき、こちらサイドに有利な表現にしておく。個別では謝罪、公文書ではこちら有利にするという事務方の高等テクニック(そんなのあるの?)である。

ようやく議事録起こしが終わったら、電話が。

例のクレームの相手であり、こちらの謝罪によって自尊心が満たされたのか機嫌が良く、無事手打ちに。議事録では決定事項に妥協無く記載していることは告げない。告げる必要もないからだ。

若干、申し訳ないとは思いつつ。でも、仕方ないのである。全体としての利益のためには、個人のちっぽけな自尊心などガン無視なのである。非情のライセンス(意味不明)である。

外出先でこんなストレスフルな状態で、ちょっと一息入れたいな、という意味で近辺の飲み屋を探す。

本厚木駅近くに、立ち飲み屋があった。

取り敢えず大量発注。

ポテサラ、タマネギ焼き、モツ煮込み。酎ハイとともにいただく。

……しみるなぁ。モツ煮込みとポテサラは店によって違いがでかいなぁ。

……この手の大規模プロジェクトで、個人の自尊心だの、謝罪ということの何と薄っぺらいことか。これまで、嫌と言うほど見せられ、また、やり過ごしてきた。結局、組織としての成果の最大化のためには、個人の自尊心や謝罪すらツールとして消費されるのである。

その一方で、我々の生活はリアルなので、個人レベルで見れば、確実にメンタルが消耗していくことも間違いない事実である。

いくら、”僕は潤滑油です(就活の定番トーク)”といっても、その使用条件を超えたら、潤滑剤だって、磨耗し固化して最後はカジってしまうのである。駆動系の案内(ガイド)の管理は非常に重要なのである。

従って、私は自分を例えて”潤滑油”という奴を信用しない。お前は、潤滑油がカジるまで酷使された事があるのか!と(机をバンバンバンバンと叩いて最後はドリフの学校コントのいかりや長介先生ばりに教壇がめくれて顔面に炸裂)。

……少々興奮してしまった。

そんなこんなで夜は更けるのである。

iPhoneからの投稿(嘘)

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