懐かしの八王子駅「九州らーめん桜島」の味噌後溶かしラーメンを食す


八王子駅方面で昼食を、と思ってしばし考える。

学生時代は、基本的に八王子駅近辺がホームグラウンドであり、色々と懐かしい店も記憶にあるが、さすがに30年前と駅周辺の姿はかなり変わっている。

駅前の姿も全然異なっている。JR駅前には絹の街八王子というモニュメントがひっそりと建ち、そごう、丸井、長崎屋、ダイエー、大丸、西武などのデパートがあった。京王八王子は今よりはるかに寂れた地上駅であったと記憶している。

それはさておき、少し昔の思い出を呼び起こされたので、本日の昼食は、八王子だけど「九州ラーメン桜島」である。京王八王子駅前とJR八王子駅前に2店舗あり、どちらも高校生くらいの下校でよく寄った。安くてボリュームがあった。

しかしその後コッテリ系ラーメンなどに嗜好が移ることに伴い、少々物足りなさを感じてあまり足が向かなくなっていたが、久々に中年の体でもって試すことにした。JR駅前の店へ。

ここは味噌ラーメンがうまい。

このようにスープの上に、味噌が載っており、自分で溶かして食べるのである。

食券を購入し、入店すると、いきなりサービス品のコーヒーが来た。

このサービスは昔はなかったような。そのかわり、漬物が食べ放題だった気もする。今回は味噌ラーメンセット(ラーメン+ライス+餃子3個)650円を注文。ラーメン単品では500円。そうそう、コスパがいい店だった。

味噌ラーメンが到着。白湯スープに味噌を溶かす。溶かす途中で、昔はこれにバターを載せていたのを思い出した。でも今回は手遅れ。

具はもやしだけ。サッパリなのである。また、麺も昨今の硬めに反して超柔らかめである。

九州要素がどこにあるのか、今に至るもイマイチわかっていない。本場九州のラーメンも結構食べたが、あまりこれと似たものはなかった。

しかし、トータルとして非常に優しい味であり、ただただ何時も腹を空かしていた学生時代とはまた違った感じで、中年の身体に染み渡り、うまかった。

やはりこれもまた八王子のソウルフードなのであろう。

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