【熱中症対策】炎天下の祭り準備〜出店〜撤収で熱中症になりかけた【実体験】


ついに長い戦いが終わった。

先ほど祭りの全ての撤収が終了し、反省会を行ったところである。

焼きそばの鉄板を洗い、生ゴミを片付けた。

明らかに役員でもなく、班長でもなく、自発的に参加しているポジティブな老人のおかげで(これは悪い意味では無い。正直頭が下る思いである)、なんとか今年もやりきった模様である。

町会長の挨拶で「今年は救急車を呼ぶことなく、無事に終了できました」という挨拶は、あながち冗談ではなかったようだ。

祭り3日目の撤収日である今朝は、これまでの体力の消耗、軽い熱中症、かなりの日焼けで、昨晩はほとんど熟睡できなかった。体は疲労しきって、持病の腰は老人並みの状態にも関わらず、日焼けのせいか火照ってしまい、疲労がまるで回復できていない。

更には昨日は焼きそば焼きで忙殺され、ほとんど何も食べていない。粉末ソースの匂いで食欲もなく、帰りに冷めた自分で焼いた焼きそばを食べたのみである。

そんな中、満身創痍での3連続登板である。往年の稲尾か権藤ばりである。それだって権藤権藤雨権藤で一日空きがある。

近所の老人たち(悪い意味では無い)は、黙々とテントを解体し、パイプを運び、机と椅子を倉庫に戻していく。

炎天下である。この3日間の労働で、汗のかきかたが尋常では無いことに気づいた。

額から汗がダラダラ出るのである。いくらタオルで拭ってもどんどん出てくる。

一応、水分補給だけは注意して、サーモスの魔法瓶に氷水を持っていき、こまめに補給をしていたのだが・・・。

でも、何か体の調子がおかしいのである。

朝9:00から炎天下での肉体労働を開始し、1時間経過したら、昨日のような馬力がなくなり、手が痺れてくる。歩くのも辛い。軍手をしているのも、キツくなって来た。

・・・・あれ?もしかして俺、熱中症かも。

と気づき、持って行ったタオルを水に浸し、首に巻いた。これで少し楽になったが、手の痺れは治らない。頭痛はないが、慢性的に火照っているような状態である。

そんなこんなでもやることは山のようにあるので、休むことはできない。

おかしい、水は結構飲んでいるんだけどなあ、と思い、ふと思い出したのが、「塩分」の存在である。

行きがけに塩飴を3個ポケットに入れていた。

震える手で開封し、舐めると、気のせいか調子が良くなった。やはり塩分不足だったのかもしれない。

マジで助かった。

飴は役に立つ。

食欲がほとんどなく、反省会の食事もあまり手をつけられず、老人たちの中で小さく縮こまっているばかりであった。

Share