立ち飲み屋探訪:鶴見市場駅「立ち飲み 築地きた村」:出来たてポテサラのスパイシーさにシビれる

京急線の鶴見市場駅なんて、あまり来る機会もないが、こちらも色々と事情があり、この付近を放浪していた。そして暑い。

夕方の開かずの踏切となった踏切をようやく渡り、駅の方へ行くと、縄のれんがかかった立ち飲み屋を発見。

なんだかシリコーン(化学工学、あるいは工業化学的な意味で)の匂いがする店である。

ここのホッピー指数は3であり、なかなかの高評価である。

マグロ刺しを注文。つけのワサビが”わさび漬け”で、いい感じである。

そのうち、マスターが開店から一生懸命作っていたポテサラが出来て、丼に盛られてカウンターに置かれた。美味そうなので、早速もらう。

胡椒をかけて食べてみると、ほかほかしていて絶品である。

このポテサラでホッピーを追加してしまった。おかげで泥酔である。

これ以外にもその日にマスターがツマミを作って、大きな丼に盛ってカウンターに並べている。ナスの揚げ浸しが次に出てきた。

家庭的な良い店である。

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立ち飲み屋探訪:平塚駅「阿久根」に行って女将さんの厳しい対応に触れてみる→追記:2019年末で閉店したようです

平塚駅でちょっと時間が余った。

となると、立ち飲みの名店「阿久根」へGoである。

階段を降りると、こんな感じのうなぎの寝床が。

怖いと定評の(実際の被害あり)女将さんがいない。ちょっと安心。

ここはマスターの料理がめちゃくちゃ上手いのである。そしてそれと比例して女将さんの態度がかなりキツイので有名な店である。

ホッピーとサラダを頼む。

上手い。

本日は女将さんは体調不良なのかと思っていたら、奥の方に控えていた。

昔、この店に通っていた頃は、良く怒られたものだ。一番言われたのは「そんなに場所を取らないで!もっと詰めて!」である。ここで立ち飲み屋のマナーを学んだようなものだ。

でも、やっぱり怖い。

厚揚げも。美味い。本日は早めに撤収である。ニラ玉を頼み忘れた。

(2020.08.追記)平塚にもあまり足を運ばなくなったが、先日ふらりと寄ってみると「阿久根」は別の店になっていた。調べると2019年末には閉店していたようだ。私に立ち飲みマナーを教えてくれたこの店がなくなったことは寂しい。リンク

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立ち飲み屋探訪:ついに角打に突入! 花月園駅「相模屋酒店」

酒屋の一角に酒を飲めるスペースがあり、それを「角打」(かくうち)と呼ぶが、なかなか無いものである。

先日京浜急行の花月園駅の第一京浜を歩いていると、酒屋と見せかけて飲めるスペースが。

思わず通り過ぎそうになるが、よく見ると

「立ち飲み」の表示がある。なかなかの緊張感の中、入店。誰もいなかった。

愛想の良いお母さんにホッピーセットを注文。370円である。つまみは乾き物と缶詰中心であるが、バラ売りのチーズなんてのもある。今回は飲みだけでいってみた。

さすが角打。いつもと違うパターンである。

これだと中が過剰で、外をお代わりすることになってしまう。

ホッピー指数は計算不能である。

これで外を1回お代わりした。

そのうち店は混んできた。客層は、サラリーマンが来たり、労働者が来たりと、なかなかバラエティに富んでいて、なんとも味のある店であった。

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立ち飲み屋探訪:八王子駅「串家」でどんぐり(ウズラ卵の醤油漬)をいただく

本日も各方面からの突き上げを食らってヘロヘロである。オマケに暑い。

外出先の八王子駅で軽く晩酌すべく、探索。

放射線通り(←これって大丈夫なの?←過剰反応)をフラフラしたら、立ち飲み屋を発見。串揚げの店である。

1Fが立ち飲みスペースとなり、2Fは座敷らしい。1人なので問題無く、1Fへイン。

まずはメガハイボール。

特筆すべきは?ソースが中濃系である。私はウスターと中濃では中濃派なので、これはありがたい。お通しキャベツも、ウスターのサラサラ系より絡みつく中濃系の方が相性が良いと思う。

ウズラ卵の醤油漬け=「どんぐり」をいただく。良く味が染みていてうまい。

メガハイボールからホッピーへ。

ホッピー指数は平均の2.5。良かった←何が?

串揚げおまかせ8本である。うまい。

鶏皮餃子が特にスパイシーで旨かった。

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【新潟土産】飴最中がシンプルでうまい

新潟方面の出張で時々買うのが、この「飴最中」である。

最中の中には餡子ではなく、水飴が入っているだけのシンプルなお菓子だが、これがなかなかあっさりとしていて美味い。

中はこんな感じ。透明な水飴が結構噛み応えがある。

飴最中を売っている店は複数あるらしいが、土産物屋でよく見かけるのは、この長岡にある長命堂のものである。

飴最中のウンチクとして、長岡出身の山本五十六も好物だった、と続くのだが、飴最中を売っている店は2つあるらしい。

一つはこの長命堂であり、もう一つは、新潟の「渡辺あめや」があるらしい。どちらも山本五十六ゆかりの文書がある模様である。

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【熱中症対策】炎天下の祭り準備〜出店〜撤収で熱中症になりかけた【実体験】

ついに長い戦いが終わった。

先ほど祭りの全ての撤収が終了し、反省会を行ったところである。

焼きそばの鉄板を洗い、生ゴミを片付けた。

明らかに役員でもなく、班長でもなく、自発的に参加しているポジティブな老人のおかげで(これは悪い意味では無い。正直頭が下る思いである)、なんとか今年もやりきった模様である。

町会長の挨拶で「今年は救急車を呼ぶことなく、無事に終了できました」という挨拶は、あながち冗談ではなかったようだ。

祭り3日目の撤収日である今朝は、これまでの体力の消耗、軽い熱中症、かなりの日焼けで、昨晩はほとんど熟睡できなかった。体は疲労しきって、持病の腰は老人並みの状態にも関わらず、日焼けのせいか火照ってしまい、疲労がまるで回復できていない。

更には昨日は焼きそば焼きで忙殺され、ほとんど何も食べていない。粉末ソースの匂いで食欲もなく、帰りに冷めた自分で焼いた焼きそばを食べたのみである。

そんな中、満身創痍での3連続登板である。往年の稲尾か権藤ばりである。それだって権藤権藤雨権藤で一日空きがある。

近所の老人たち(悪い意味では無い)は、黙々とテントを解体し、パイプを運び、机と椅子を倉庫に戻していく。

炎天下である。この3日間の労働で、汗のかきかたが尋常では無いことに気づいた。

額から汗がダラダラ出るのである。いくらタオルで拭ってもどんどん出てくる。

一応、水分補給だけは注意して、サーモスの魔法瓶に氷水を持っていき、こまめに補給をしていたのだが・・・。

でも、何か体の調子がおかしいのである。

朝9:00から炎天下での肉体労働を開始し、1時間経過したら、昨日のような馬力がなくなり、手が痺れてくる。歩くのも辛い。軍手をしているのも、キツくなって来た。

・・・・あれ?もしかして俺、熱中症かも。

と気づき、持って行ったタオルを水に浸し、首に巻いた。これで少し楽になったが、手の痺れは治らない。頭痛はないが、慢性的に火照っているような状態である。

そんなこんなでもやることは山のようにあるので、休むことはできない。

おかしい、水は結構飲んでいるんだけどなあ、と思い、ふと思い出したのが、「塩分」の存在である。

行きがけに塩飴を3個ポケットに入れていた。

震える手で開封し、舐めると、気のせいか調子が良くなった。やはり塩分不足だったのかもしれない。

マジで助かった。

飴は役に立つ。

食欲がほとんどなく、反省会の食事もあまり手をつけられず、老人たちの中で小さく縮こまっているばかりであった。

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【書評】結城昌治『軍旗はためく下に』:聖戦の大義と組織の腐敗

深作欣二により同名で映画化されたことでも知られる、昭和45年の直木賞受賞作である。

あとがきによれば、著者は東京地検に勤めていて、昭和27年「講和恩赦」における恩赦事務に従事する際、大量の軍法会議の記録を読み、日本陸軍の組織内での様々な事例を目にしたことが、本書を書く契機となったとのことである。

組織においては、当然規律があると同時に、腐敗もある。負け戦に陥った日本軍では尚更であろう。とはいえ、ここにフィクションとして描かれた事例は、やはり現代の我々の心情でも共感できる日本人の組織的な問題点を鋭く可視化していると思える。

この小説は5つの短編から構成されており、それぞれが日本軍の組織としての規律の狂いとして戦場において現れた事件を描いている。

それぞれの小説の冒頭には、戦陣訓や陸軍刑法などが引用されており、極限状況における法や人間についての理念について、想起させるような仕掛けがある。

「敵前逃亡・奔敵」

 一人の伍長が逃亡し、負傷した結果、敵の部隊と一緒に行動する。敵前逃亡は死刑に値する。この伍長は、ある理由から、日本軍へ自首し処刑を待たず自裁する。

「従軍免脱」

 高級将校が物資を独占し、腐敗していた。これを告発するために、ある上等兵が薬指を自ら切断し血書により告発するが、この自らを傷つけた行為が”従軍免脱”=故意に自分で負傷することで戦場から離脱する行為に当たるとして、逆に裁かれてしまう。

「司令官逃走」

 玉砕できなかった中隊司令官が責められ、部隊ごと再度最も厳しい戦場へ送られ、全滅する。前線では逃亡した兵隊や負傷して捨てられた兵隊が蠢くが、もはやセクショナリズムの中で統制は消滅していた。水木しげるの名著「総員玉砕せよ!」を想起させる。

「敵前党与逃亡」

 戦死でなく、不名誉な罪で軍人恩給を受けられない遺族関係者が、その真相を探って関係者を訪ね歩く。裁判の記録は無い。一体何が当時起こったのか。関係者の証言を総合して行くが、意見が統一されない。お互いが相手を非難し合うばかりで、真相には全く近づけない。事件は、上官殺し、極限の飢餓の中での人肉食、などのグロテスクな出来事を交えながらも、芥川龍之介「藪の中」のような構造になってしまう。

「上官殺害」

 小島の防衛隊で補給が断たれ自活を余儀なくされる中で、暴君のように振る舞う上官を殺害し闇に葬る。終戦後の捕虜収容所でも、収容者の統制をとるために旧軍の規律を必要とした。そこで過去の上官殺しを暴かれ、実行者は日本に帰還することなく、処刑される。

戦争は極限状況であり、人権など初めから無いという極端な主張もあるかもしれない。

その一方で、この小説内でも描かれているように、「聖戦の理想(大義)」と「組織の腐敗」のギャップは、やはり大きな未解決課題として残っていると思う。理想によって腐敗は薄めることはできないことを、本書では示している。

昨今では、戦略・戦術論、地政学的な形式論、そしてルサンチマンに基づくセンチメンタリズムなどの文脈で語られることが多くなった結果、「戦争」という現象がドライ化しつつあると思える。こうした進行に対して、本書は非常にウェットな”組織の現実”を突きつけていると言えよう。

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炎天下で町内会の祭りの準備で気絶寸前【追記あり】

この3連休は町内会のお祭り準備で忙殺されている。

まさに肉体労働である。

町内会館の倉庫にこれだけあったのかと思われる、お神輿、木材、ヤグラ用の鉄パイプ、看板、行灯、提灯、太鼓、机、椅子をひたすら移動し、組み上げる。

テントも前日から設営し、電気配線をして、電飾を飾る。

マニュアルはあって無きが如しで、知っている老人の指示に従うだけである。だが、その老人が複数居て対立することもママあるので、非常に厄介である。

それに加えて、焼きそば用の大量の食材を切り分けたり、肉を湯通しする作業をひたすら事前に実施し、保冷車で保管するために移動して、と、もうヘトヘトである。

なんだかんだで総勢50人くらいは準備に参加していたのでは無いか。

炎天下の汗だくで、脱水症状にならないように自分で水分補給をしなくてはならない。

まだ前半である。これから焼きそば屋台が待っており、更には同じだけの後片付けが待っているのである。

気になるのはやはり参加者が完全に老人であり、近い将来のことを考えると、このような住民参加型のお祭りは変化せざるを得ないのでは無いか。

以下、追記。

そして激闘7時間。ようやく焼きそば540食を売り切り、会計と清掃が終了した。

その間、焼きそば焼き、パック詰め、会計などで休む間も無くで、汚い話だが、1回もトイレに行かなくて済んだ。その間水分は大量に摂取しているにも関わらずである。

日焼け、虫刺され、焼きそばソースで汚染など色々あったが、後は明日の片付けである。あれだけのものをまた町内会館に運び込むことを考えただけでぞっとするが、今はただ眠りたい。

しかし日焼けの痛みで眠れないのである。

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BAR探訪:小田急町田駅「HUB」でアウェイ状態に

小田急町田駅で少し時間が空いたので、HUBでお酒を飲むことにした。

確か19:00まではハッピーアワーでお酒が安いはずだ。メンバーズカードも昔作って最近行ってないし。今は18:00なのでOKだ、と思い、地下の店に入店すると、何か騒がしい。

サッカーの試合を中継していた。町田と山形が戦っているらしい(チーム名知らない)。

しまった・・・。店の中の雰囲気は完全にスタジアムである。TVの向こうのスタンドはガラガラなのに、店内は町田サポーターだらけである。

非常に騒がしい。これでは落ち着いて酒も飲めないではないか。

しかし、この場合には店的にもサッカーファンはホームで、私はアウェイである。当然のごとく店員もこうした喧騒を注意しない。

とほほ。私はサッカーがあまり好きではない。というかこの手の団体球技は、全く興味がないのである。一喜一憂する神経が全く理解できないのだ(余計な御世話)。

フィッシュ&チップスのハーフとハイボール。ここのフィッシュ&チップスは、ビネガーモルトが付いてくるので、たっぷりかけるとうまい。

騒がしい店内。町田が得点を入れたらしく、大騒ぎである。抱き合っている人がいるが、なんでそんなに嬉しいのだろうか。闇バクチか何かで、全財産でも賭けているのだろうか?(完全な妄想)

何だかよくわからなくなってきた。人生って何だろう(そこから?)

途中から席が混んできて、ガタイのでかい外人がTV画面を遮るような形で入ってきた。こちらとしては全然OKなので気にしてはいないが、試合が見れないのも個人的な権利として気になる(見たいのか見たくないのか、どっちなのかわからなくなっている)。

そんな形で、不完全燃焼であった。完全に入店した私の負けである。

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【駅弁】冷えても美味しい「国技館焼き鳥」を八王子駅でゲット

八王子駅の駅弁売り場で「国技館 焼き鳥」を売っている。これは相撲見物がてら食べられるように、冷えても味が落ちないと評判の焼き鳥である。

先日帰宅途中で、八王子経由になった折に、運よく購入できた。

中身はこう。つくねと正肉である。

評判通りタレの味がよく染みていて旨かった。

調べてみると(相撲案内所

 東京駅、上野駅、新宿駅、大宮駅、八王子駅

で購入できる模様である。駅構内で売っているので、これを買ってどこか別の場所で食べるより、車内で食べたいと思う。

ただ、これを買うシチュエーションが少々思い浮かばない。

・量が少ないので、これだけだとツマミとしては不足、でも弁当にプラスするにはちょっと重いという中途半端さ

・焼き鳥なので食べるなら夕方から夜にかけて

という点から、どうしても私の移動範囲の場合、出張帰りのお土産になってしまい、食べる際の「これだ!」という絶好の場所(国技館以外のね)が見つからないのである。

 

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