立ち飲み屋探訪:海老名駅「あぶらや」ここは地元密着戦略で幸せな角打ちである


海老名駅の開発戦略で、”VINAWALK(ビナウォーク)”というパッケージはやめた方が良いのでは無いかと思う。

その理由は、海老名駅周辺の飲食店が地理的には全く統合されていないにも関わらず、イメージだけで統合することにより、利用者視点からは却ってネガティブな印象を与えてしまっているからである。

具体的に言うと、ビナウォークという名で、各種の建物がナンバリングされているが、それらは通路でシステマチックに案内される訳でもなく、それぞれの建物の距離は「間違ったにしては心理的に不快に思う程度」のそこそこの物理的距離を有している。

要するに、無理やり感が目に見えている、駅前開発なのである。

ビナウォーク6号館から2号館に移動するために、横断歩道の無いそこそこ通行する道路を危険覚悟で渡らなくてはいけないのである。

その上2号館というのが、他と比べて小さな建物で、入口もわからないようなレベル。無理してそんな名前にしなくても、という感じがビンビンするような行き当たりばったり感が漂う設定なのである。

これは、一言で言えば不便な駅前周辺のまちづくりである。

・・・まあ、私には関係無い話ではあるが(しれっと)。

そんなこんなでビナウォークはあきらめ、海老名駅から10分位歩いた角打ちに突入である。

「あぶらや」である。ここはいい。

  

酒場の隣に角打ちスペースが。

入ると広い空間に沢山のメニューが。なんかいい感じの空間でほっこりする。

乾き物も充実しており、目移りしてしまう。

前金制で、酒は冷蔵庫で冷えている。またワンカップに至っては、冷蔵、常温(冷や)、熱燗を選べるという凄さ。

まずは、角ハイボールとおつまみをいただく。

ワンカップは地元の泉橋酒造「いづみ橋 純米酒カップ」である。

辛口でスッキリ。うまいので2杯飲んでしまった。

この居心地の良さ。海老名駅のバブリーな雰囲気と一線を画しており、非常に頼もしく感じるのであった。

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