【異世界】真鶴海岸の崖にある不気味なタワーの圧迫感がなかなか


先日真鶴方面へ1か月前に買った新車で走らせる。軽い釣り道具を持っていたが、湘南方面からずっとどこも混んでいる。小田原の早川港も最近は観光地化が進んだのか、激混みで駐車場に車を止められない。

仕方なく国道135線を走らせ、江の浦港に行くがここも満杯。

結局真鶴道路(真鶴ブルーライン)まで通過して福浦港へ到着。駐車場は結構空いていた。

1,000円を支払って防波堤の方へ。そこそこ釣り人はいるが、なんとか釣り座を確保し、コンパクトロッドでちょい投げ(餌はジャリメ)で釣り始めるも全く生体反応がない。

やる気をなくして駐車場のところへ戻ると、結構な存在感のあるタワー(塔)が。

昔から気になっていた謎の塔である。ここ以外にも大窪海岸(岩港)にも同じものがある。

手前の建物は水産工場であり、何かの煙突なのであろうか。しかしその割には巨大すぎる。

錆止め塗装なのか色合いがレトロというか年季ものを感じさせる。

少し近づく。やはり、焼却場の煙突なのであろうか。

右手手前の建物が水産工場。でも、このタワーはその奥にあるようだ。

このように切り立った岩場に年季の入った変な塔があって、人気もないし何やら変な存在感。

一体なんなのだろうか。

駐車場の管理人さんに聞いてみたらあっさり教えてくれた。

これは”真鶴道路(真鶴ブルーライン)のトンネル内の「換気塔」”しい。

トンネル内部を走る車の排気ガスを、外部に換気するための大型ファン群の排気側に接続されている模様だ。

それほどのサイズの流量が必要なのか、やや疑問に思っていると、駐車場の管理人さんが「昔の車は排気ガスが沢山出てたでしょう。だからあの位のサイズが必要なんだって。今は逆に排気ガスの対策が進んでいて必要なんだかどうだかわからないんだけどね」と教えてくれた。

疑問は氷解した。やはりある種のレトロな産業遺産のようなものなのだろう。

ちなみに手前の斜めに貼った網状の板は、建設当初に電波障害が懸念された結果設置された対策部品だそうである。

もはや用をなさなくなったという意味も含め、非常に不気味な塔である。

特にもう一つある大窪海岸の換気所に至っては周りに人家がなく、昔夜釣りを一人でした際には本当に恐怖のスポットであった。このあたりの雰囲気はなんか変わっている感じがある。

そんなこんなで帰宅していたら135線の渋滞の中、新車のケツに追突された。

泣けた。

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