山形県鶴岡市へドライブ①:常磐道 谷田部東PA下りの”焼き納豆ねばーる丼”が、なかなかの問題作


 先日の休みでは二泊三日で、山形(鶴岡市)に行ってきた。手段はクルマで高速を使い、東京から片道約500kmを走破してきた。

 高速で怖いのは渋滞であるが、圏央道から山形県鶴岡方面に行く場合、

 ①鶴ヶ島JCTから関越道を北上して新潟、新潟から日本海側で鶴岡市へ

 ②久喜白岡JCTから東北道を北上して仙台、山形自動車道で鶴岡市へ

 ③つくばJCTから常磐道を北上していわき、いわきJCTから磐越自動車道で東北道へ

という主なルートがある。

 ①が私の出発点である多摩地方からは距離的には無難なのだが、渋滞が頻発し、①関越②東北道ルートの下りが真っ赤になってしまい、最も迂回する③を選択した。太平洋沿岸から日本海へ到達するという結構なルートである。

 とはいえ常磐道は休憩できるSAやPAが多く、車も比較的少ないので走りやすい。ただ、”茨城流”なのか車の流れがものすごく早いのにはまいった。昔つくば方面の長期出張の際に、レンタカーを借りて下道を走っていた際にも、周りの車のスピードが早く閉口した記憶がある。それが高速でも同様の感じで、一番左の走行車線を走っていても、平均的な流れが100km/hオーバーなのである。とほほ。

 まずは勘を取り戻すべく、谷田部東PAで昼食を。

 こんなポスターが。何やらご当地グルメがある。しかも納豆。「焼き納豆ねばーる丼」(650円)である。

 説明文には”茨城県水戸市が全国に誇る栄養満点の納豆は、焼くとさらに美味しくなります!”とある。期待が高まるが、焼くとどうなるんだろう。

 ちなみに、NEXCO東日本の”第3回どんぶり王座決定戦”に出場している模様(決勝進出にはならず)。

 これがねばーる丼。豚汁もついている。焼き納豆の上に、目玉焼き、岩のり、ネギが乗っている。納豆と相性が良い食材で固めている。ご飯も結構な量(茶碗2杯分くらいであろうか)である。

 焼き納豆のアップ。少し焦げ目が残っており、食感はサクサク、パリパリ。暖かい納豆は、匂いが遅れて漂ってくる。

 ただ焼き納豆自体にはあまり味がついておらず、これに醤油をかけて食することになる。その結果、納豆ご飯のように上記の具材を混ぜることになってしまう。そうすると、あまり焼き納豆自体は”混ぜられる”ことと相性がいまいちなのであることに気づいた。特にパリパリの焦げ目が。

 焼き納豆自体も、匂いが薄めであるが結構自己主張が強く、通常の納豆のソフト感との裏切りが大きく、混ぜたことによる違和感が強くなった。

 結果的には「納豆は焼かない方が美味いのではなかろうか」「麺つゆのような旨味系の味付けをした方が良いのではなかろうか」という思いを消し去ることができなかった。

 とはいえ「焼き納豆」という独立な料理が主役と考えれば成り立っているのも事実。しかし、通常の納豆ご飯が容易に比較対象として想起されてしまうことで、ちょっと惜しいのであった。

 ということで、食事を終えて常磐道を北上するのであった。

Share