立ち飲み屋探訪:横浜駅「キンパイ酒店」レトロ感漂う伝統ある角打ちは酒飲みマナー教育の場でもあった

 横浜駅東口の崎陽軒本店の隣のビルにある有名角打ち「キンパイ酒店」へ行ってきた。前の店主から代替りして再開された模様。

 重厚なビルに昭和の香りがする看板。

 駅からも近く、角打ちなので軽く1人で一杯という感じで非常に利便性が高い店である。

 店内はカウンターと酒やつまみが入っている冷蔵庫。そしてビールケースなどで形成されたテーブルである。カウンターでは熱燗のワンカップがあったりと色々とバリエーションがある。

 酒屋の業務用冷蔵庫に缶ビールや缶チューハイなどが収納されており、ここでチョイスしたものをレジカウンターでその都度精算する方式。

 ツマミも駄菓子や缶詰だけでなく、冷蔵庫の中に漬物やチーズなどもあり、豊富である。

 角ハイボール濃いめとチーズあられ(80円)でスタート。缶チューハイにチェンジした際に、冷蔵庫の中でらっきょ(100円)をみつけたので追加。らっきょはなかなかうまい。

 店内を見回すと、酒飲みへのマナーの張り紙がレトロ感たっぷりに。退店する際にはゴミをカウンターに戻し、布巾で使ったテーブルを拭くよう指示される。

 レトロな店内に宿る伝統のパワーが、それを素直に傾聴できる雰囲気を作り出している。こうしたスピリッツが店内に溢れ出ており、酒場マナーの教育機関のような店である。

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