ここに生きとし生けるもの


 今年も疲れた。色々なことがあった。

 仕事では、2回の海外出張もあり、仕事量的にも昨年の倍くらい忙しくなった感じがある。それに加えて町内会の役員の仕事もあり、ヘトヘトである。

 新しい人間関係などもあり、心休まる暇もなかった。

 本来こうして仕事が増えることと引き換えに、経験値を積んでインサイドワークというものが働くはずである。もっと知恵を使って上手いやり方があるはずで、実際楽に仕事を進めようと思いつつ、できないケースが多かった。個人戦より団体戦の形にしたいのだが、結局じれてきて我慢できず、自分の個人戦でやった方が話が早いという判断で一度渡した仕事を奪い取ってやってしまうケースがあった。この場合いつまで経っても仕事は属人的なままである。当の自分も楽にならない。

 やはり「時間」というものをどう考えるかであろう。

 「締め切り」「スピード感」という意味の時間もあれば、「時間が解決する」という時間もある。「時間が人を育てる」という言い方もある。このあたり、自分の中でもまだ解決できていない。ただ年を取るごとに時間に対して不感的にはなってきて、待つことが出来るようなってきた気がする。ただ、生来からしてセッカチなので、これは来年の課題である。

 果たして、来年は一体どういう年になるのであろうか。

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