立ち飲み屋探訪:八王子駅「立ち呑み大学」にようやく”入学”できた!


 以前から行こうとして、なかなかチャンスがなかった八王子市横山町にある「立ち呑み大学」に行ってきた。八王子駅から徒歩10分くらいのところの飲み屋街にある。

 ”**大学”という店名は世の中に、結構ある。例えば「パチンコ大学」とか。だが、立ち飲みでは初耳である。

 八王子は、昔は大学を多く誘致して、大学生の街だった。法政大学、帝京大学、工学院大学、造形大学、中央大学、拓殖大学、共立女子大学などなど。それと関係するのであろうか。

 しかし、現在では少子化で少なくなった大学生を囲い込むために、逆に都心回帰の動きが進んでいる。

 確かに冷静に考えると、八王子駅からバスに乗って30分の山の中では、楽しい学生生活という感じではなかろう。ただ、昔は結構当たり前ののように、山奥のキャンパスライフがあったのだ。

 八王子にしても、インフラ問題もあり、このまま手を拱いて、学生を流出させて良い訳はないと思うのだが……

 といった脱線はさておき、入店というか「入学」する。もちろん無試験である。でも裏口ではない。

 店内はL字カウンターが一つ。10人くらいがキャパの小さめの店内。マスターは初老の方で優しそう。客層も常連が多い感じである。

 ホッピーセット400円を注文。常連のおじいさんとマスターの漫才のような会話をツマミに聞く。私も八王子出身なのでやはりホーム感がある。

 ツマミは「焼きがんもどき」200円。カリカリに表面が焼かれたがんもどきに、大根おろしと生姜が大量に乗っていてうまい。

 続いて「長芋の千切り」250円。これもシャキシャキ感がたまらない。

 卒業ならぬお勘定をすると、マスターがメダルを1枚くれた。これが次回のドリンク1杯サービスになるらしい。なかなかニクいサービスである。


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