立ち飲み屋探訪:新杉田駅「愛知屋酒店」路地を入ったところにある昼飲みできる居心地の良い角打ちに夜を待たずにベロベロに


 ある外出の仕事終わりで、もう帰社しなくても良い程度の時間、一杯飲みたいが開いている店も少ないような状況がある。

 特に新杉田の周辺のような飲み屋が多くあるところだと尚更である。灯りがついているので、中を伺ってみると準備中で「17:00開店です」と言われスゴスゴ引き返すことも。

 新杉田駅から杉田駅方向のストリート沿いは歩行者量が多く、ここも飲み屋街になっている。そこから少し外れた路地を1本入った先に角打ち「愛知屋酒店」を発見した(ネットなどでは「愛知屋小林商店」ともあったが)。

 入るとカウンターと酒の入った冷蔵庫、お惣菜の沢山並んだ業務用冷蔵庫があり、奥には優しそうなマスターが。

 親切に色々教えてくれた。ホッピーを頼むと、ショットで焼酎を計量し、ジョッキに入れてくれる。氷もあり、なしを選べる。今回は「無しで」。

 キャッシュオンっぽい雰囲気であったが「後でいいですよ」と言ってくれた。

 おつまみはお惣菜コーナーから「漬物」130円と「厚揚げ」180円。厚揚げはレンジでチンしてくれて生姜もつけてくれた。その後食べた「ままかり」280円が非常に美味かった。

 昼下がりで天気も良く、まだ早い時間のためか、客も誰もいない。ここは店主とのタイマン勝負(下記事参照)になりそうな予感があったが、さすがこのマスターは一流で、客との間合いを見て何も話しかけてこない。

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 かと言って放置されているわけではないのである。私の注文に備えてくれているものの、こちらがストレスを感じない絶妙な間合いで、遠からず近からずの距離に佇んで、ただ一緒に大相撲を見ているのである。

 この居心地の良さに、ホッピーを都合4杯、さらに缶チューハイ500mlを飲み、お惣菜をトータル3品缶詰の秋刀魚の蒲焼を追加して、これで夜になる前にすっかりベロベロになってしまった。

 もし、私が新杉田駅周辺に勤務していたら、週5で通いたくなる素晴らしい角打ちであった。

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