新潟小千谷市のどぶろく「新之助」(まるいち)がフルーティ、改め、水菓子の香りが漂うフレッシュさで美味い


 以前飲んだ、どぶろく「雪輝(ゆうき)」が最近新潟出張でも手に入らない。まあ、それほど真剣に探してはおらず、以前購入した長岡駅の「ぽんしゅ館」の売り場を覗く程度であるが。

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 そんな中、雪輝(ゆうき)の製造元(まるいち)のwebサイトを調べてみると、新製品が出ていることがわかった。魚沼産の米「新之助」を使ったどぶろくである。

米どころとして知られる魚沼で栽培した「新之助」は大粒で甘みのあるおいしいお米です。


仕込みには新潟県醸造試験場が独自に開発した酵母を使用し、 自然な甘みと、フルーティーな香りを表現いたしました。

まるいち HPより

 長岡駅徒歩5分くらいの「長岡コンベンション協会」で購入できる、というので行って購入。

 300mlと720mlを1本ずつ購入し、300mlは帰りの新幹線車中で飲んでみた。どろっとしているが、微発泡感もあり、りんごのようなフルーティな香りがある。フレッシュで飲みやすいが、度数は10度。普通より酔いがまわる。

 いや、ここはフルーティではなく、「みずかし」の香りというべきか。レモンハート第2巻のエピソードを思い出す。

古谷三敏「BARレモンハート」2巻「三峡の秘酒」より

 20年前に読んだ時には、”みずかし”がピンときていなかった。「水菓子」=果物のことなのである。wikipedia「果物」の孫引きであるが、その由来は、以下らしい。

青木直己『図説 和菓子の今昔』淡交社、2版、19-21頁。によれば、「水菓子」は、果物が菓子を意味していたことの名残り。果物や木の実は弥生時代以降の食料環境の変化に伴って食料から徐々に嗜好品としての側面が強くなり、長い年月をかけて「菓子」の一分野となった。「菓子」の字義からも果物などが菓子をさしていたことが解る。

Wikipedia「果物」の注釈より引用
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