立ち飲み屋探訪:蒲田駅「立呑み 焼きとん 大黒」”青唐肉巻き”がナチュラルな旨辛で後を引く

 蒲田駅西口にある「立ち呑み 焼きとん 大黒」へ入店。うなぎの寝床のような細長い店内にカウンターだけのシンプルな店内である。

 まずはホッピーセット450円。グラスが小さめなので、これは中1で外4ペースでいけそう。中は190円。

 まずは焼きとんを、ということで「串焼き5本セット」590円を注文。すると、「ちょっと時間がかかるので、早めのツマミはどうですか?」とおススメを受けたので、「塩ダレキャベツ」290円を注文。

そんなこんなで、5本セットのうち2本、ハラミとホホが塩で来た。うまい。続いて順次、残り3本も来た。

 ホッピー中を立て続けにお代わりし、もう少し何か…と考えていた。テーブル上には通常メニューとは別に「おススメメニュー」があり、うまそうな”青唐の肉巻き”190円があった。ただし説明文に”辛い!”とのアピールがすごい。本当に凄い辛さの場合、シャレにならないので、注文しようかどうしようか思案していたら、店員さんが「それ、おススメですよ。良く出てます」とアシスト。私は「辛さがわからないからなぁ」と尻込み。しかし、結局、注文。あとはフワ(肺)を。

 上写真の左、「青唐の肉巻き」は確かに美味かった。肉の旨味と辛さが絶妙である。しかし、さすが青唐辛子だけあって、なかなかの口内の辛さである。暴力系というより、ナチュラル系の辛さで、ロングテールで後を引く。ツマミとしては良いが、なかなかのダメージであった。上写真右のフワは、あの競輪場で食べるアレとは味付けが異なり、タレで甘辛くなっており、これも美味かった。

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立ち飲み屋探訪:桜木町駅「桐のや水産」野毛のディープな街並みにあるオープン立ち飲み

 桜木町から野毛小路をテクテク10分くらい歩く。立ち飲み屋にしては広め、オープン形式の「立飲処 桐のや水産」に入店。

 カウンターで注文してその都度精算するセルフ方式である。

 まずはホッピーセット400円。中、外ともに200円である。ツマミは魚が充実しているので「まぐろなめろう」300円である。水産と銘打っているだけあって、うまい。

 カウンターに揚げ物も置いてあり、チラ見しているとやはり注文したくなり、「チクワの磯辺揚げ」300円を注文。これもなかなか。

 まだ18:00くらいだからか、まだ外は明るい。明るい中で、ディープな野毛を行き交う人々を見ながらホッピーを飲むのも、なかなか乙なものである。

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RPAなどの業務改善ネタ探しを、手が空いてるからと暇な社員にやらせるのは悪手である

 ちょっと最近忙しい。ブログ名にある通り「単騎」なので、助けはない。ひたすら1人で忙しく日々を過ごしている。積んでは崩しの不条理神話のような仕事に振り回されている。

 そんなある日、ある社員が私の元に寄ってきた。

 同じ部門にいるものの、普段からあまり話さない社員である。どちらかというと、あまり忙しくない社員である。どちらかと言うと、あまり業務を振りたくないタイプの社員である。要するに、ちょっと性格的、パフォーマンス的に”使えない”タイプの社員である。

 こっちは昼メシも抜きでやっているのに、何か?と顔を向けると、一応申し訳なさそうに「ちょっとお話を聞かせて欲しくて・・・」と言う。

 捨てられた子犬のような感じで、ちょっと情にほだされて、緊急性の高いメールをさておき、話を聞くことにした。

 その話とは、要するに

 ①最近はやりのRPA(Robotic Process Automation;後述)を全部門で導入することになった。

 ②各部門でRPA対象ネタを探すことになり、業務改善ネタを各部門で担当者を割り当てている。自分がこの部門の担当になった。

 ③ついては、お忙しいところ申し訳ないが、RPAできるネタがないか教えてくれないか

 と言うものである。正直がっくりきて、上手く誤魔化してお引き取り願った。

 ・・・RPAネタを探す人間を完全に人選ミスしているのである。

 RPAとは、オフィスワークの業務効率で複数の異なるソフト群を使った動作を、上位系ソフト上にある仮想ロボットからプログラム的に順序を決めて動かすことができるようにすることで事務系ワークを無人化・自動化できるサービスのことである。従来から、マクロなどで一部記述できてはいたが、IT技術の進歩によって、よりユーザフレンドリかつ複数ソフトにまたがって実行できるようになったことが、ここへ来て流行めいた状況になっている背景であろう。

 話を戻す。何故、彼がRPAネタを探す担当になったか?それは間違いなくこの部門内で最も暇で、業務が空いていたからであろう。私含め他の社員はバタバタしており、頼めるのはたしかに彼くらいしかいない。

 しかし芯を食った業務改善ネタは、業務ができない人間からは決して出てこないのである。仮に出てきたとしても、それは全く的外れなポイントであろう。何故なら、業務を改善するマインドがない人間、改善ポイントを見る目のない人間が見つける改善ポイントは100%間違っているからである。要するに業務に振り回されている人間には、その業務を俯瞰する視点はなく、業務に従属された視点しかないのである。つまり、業務の存在を前提にして、お互いの共生を満たすような答えしか出てこない。本来は、その業務を乗り越え、否定する視点があるべきであろう。

 本質的な改善ネタをすぐに探すのであれば、最も忙しい人間にやらせることがベストであろう。常に仕事に直面し、その負荷をどう効率的にすれば良いかを考え、常にアンテナを張っている人間。業務自体をコントロールしようとし、超克しようとしている人間でないと、本当の意味で業務改善はできないのである。ちなみに誤解なきように言っておくと、その仕事パンパン人間が、パフォーマンスが優秀であるということではない。仕事パンパンで、常にギリギリのところで直面しているという状況こそが重要なのである。

 だが、そうした人間は結局そのギリギリの仕事ぶりを積極性と勝手に解釈されて、当てにされるので常に仕事はパンパンになっている。常に忙しいので、ここへきて更に業務改善もやってよ、とは言いにくい。だが、その人間をメインに据えない限り、業務改善ポイントは芯を外しまくるのである。

 そしてRPAは、開始する時間が早いほど、効果が上がる。素早く効率化すれば、それ以降の時間で効果が出続けるからである。要するにイニシャルコストは多少高くても、ランニングコストの低減で回収できるという論理である。

 したがって素早く、効率化よいポイントを探すべきなのに、最も仕事が遅くポイントをズラす人間が最も暇なので、その仕事を回されやすいという逆説的状況が発生しているのだ。

 最悪、RPAを実行するルーチンフェーズなら良いかもしれない。要件を決定した後の実行フェーズである。要件を定義する部分は、これは間違いなく、誰でもいいから今暇そうにしているヤツにやらせてはいけないのである。

 こうした事例は、それ以前でも同様な構図がある。

 人間が従来実施していた業務フローをIT化する際に、人間が現在やっている内容をそのまま要件定義すると、例外処理の嵐になり、結果的にシステムは高いものになり、例外処理が多いのでITによる効率も上がらず、ユーザからも使いにくいソフトになる。不満が渦巻く、IT化の典型的失敗例である。

 この原因ははっきりしており、フローをIT化する前の段階で、十分に効率化・標準化の観点からフローを十分に見直し、徹底的に改善した上で、IT化を進めなくてはいけないのに、それを怠ったことが原因である。

 結局、組織というものは微妙で、暇な人間がいるのは仕方ないが、暇であるが故に与えてはいけない業務も与えてしまう余地が生まれ、それにより却って組織を疲弊させることがあるということも、マネジメントでは肝に銘じる必要があろう。

 そんなことを思っていたら、「○○さん(私のこと)だけが、RPAネタ無いって言ってるけど」と、任命者が近づいてきた。非協力的態度はまずかったか。

 「本当は○○さん(私のこと)に、RPAお願いしたいんだけど。アイツにネタ集めさせたら、全然整理できてなくてさ」予想通りである。だから言ったのに(言ってない)。

 では、やはり組織のために引き受けるべきなのであろうか。

 しかし、私の答えは「すいません、忙しいので、できません」であった。

 アタマの中ではやった方が良い、引き受けるべきと思っている、しかし、やることによる更なる業務量オーバーが、Yesを口に出せなかったのである。トータルでは楽にあるが、短期的には苦しいのは耐えられない。こうした心理が働いたのである。

 結果、個別最適になってしまった。この全体最適解を実現するためには何かが足りていない。それは何なのであろうか。

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閉店した「町田あいす工房ラッテ」隣の「東京みるく工房ピュア」が2019年8月11日に新装しアイス販売開始!(2020.03 追記 新しい建物が建設中→2020.07製造施設PiPiがオープン)

 東京家政大学近くにあった、相原近辺の有名ジェラード屋「町田あいす工房ラッテ」が2018年9月30日に閉店した。相模原にある「北島牧場」からの新鮮生乳を使ったジェラードが食べられるということで、結構遠くから来る人もいて、閉店が一部で惜しまれていた。

 この夏、併設していた「東京みるく工房ピュア」が2019年8月11日に新装し、アイスやジェラードも売るようになったので、このタイミングで行ってみることにした。店内には食券機があり、そこでチケットを購入するスタイル。

 行ったのは昼下がりで、サイクリングのツーリングチームの団体が、次から次へとやってくる。カロリーを気にしなくて良いので、がっつりとしたかき氷+アイス+ジェラードの「シェイブアイス」を食べている。

 今回はソフトアイスクリームの「カップ」380円を注文。フローズンヨーグルトは曜日限定で、メニューに無しだった(水、土の模様)。

 ソフトアイスにはコーンとカップがあり、カップを注文すると、3種類のジェラードから1つ選択しトッピングしてくれるので若干お得感がある。今回は、チョコチップ、抹茶、白雪姫(イチゴ)のうち、チョコチップを選択。

 大量に客が来て設備フル稼働のためか、ソフトアイスも若干温度高めで、柔らかい。途中で「かき氷の氷がなくなったので、シェイブアイスはちょっと時間が」のような状態になっていた。大繁盛である

 味はやはりフレッシュな感じで良い。

 北島牧場の牛乳900ml、飲むヨーグルトもゲット。

 2020.03.21 追記 久々に行くと何やら新しい大きめの建物が建設中であった。

 

 2020.06.06 追記 この建物は店員さんに聞くと、製造施設らしい。周囲のテラスでアイスを食べる人々の、いい感じの雰囲気があった。酪農は廃棄するより、生産継続した方がフードロス及び生物としての使命の観点からも良いはずで、今回の一件は難しい局面であったのであろう。牛乳が飲めない体質であるが、1Lを2つ購入(1,080円)。

 2020.07.05追記

  7/3にアイスクリームファクトリーPiPiとしてオープンしたようで、花輪やお祝いの胡蝶蘭などで飾られていた。シングルアイスがオープン記念で7/3から7/5まで値下げしていた。

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立ち飲み屋探訪:日ノ出町駅「たなぼた」常連さんの集う居心地良い店は、関内駅、桜木町駅、日ノ出町駅を3角形とした”内心”の位置にある

 桜木町から野毛小路を経由し、大岡川の昭和の香り漂うディープなスナック密集地帯(野毛都橋商店街ビル)を抜け、ラブホテルを横目に見て宮川橋を渡ると立ち飲み屋「たなぼた」がある。

 入店するとカウンターとテーブルがあり、カウンターには既に常連さんが密集しており、ママと楽しげな会話に盛り上がっている。

 テーブルは空いていたので無事入店できた。ここはキャッシュオンである。

 早速ホッピーセット400円。中、外はともに170円である。

 ツマミは「水ナス浅漬け」350円を。暑いので、夏はこうしたさっぱり系が食べたくなる。

 とはいえパンチが効いたものも食べたくなり、次の注文はアジフライ200円である。揚げたてが出てきた。うまい。

 ここは関内駅、桜木町駅、日ノ出町駅を三角形とすると、その頂点からちょうど同じ距離にある=内心の位置にある。その意味で、各駅の近くで飲んで、さまよった後にたどり着くようなイメージなのであろうか。確かに23:00までやっており、結構遅めである。

 

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アボカドの三五八漬けが、トロのような濃厚な味になって旨すぎる

 既報の通り(関連記事:最近の三五八漬けの成功要因について)継続できている、我が三五八漬けであるが、毎日仕込んでいたら、ネタがマンネリ化し始めた。

 主にはキュウリ、ダイコンがメイン。どちらも水分多いのでうまい。キュウリは安く、ツマミとしても良いので主力である。

 ニンジンは上記2種類と同じ時間で着けた場合、ちょっと浸かりがイマイチであった。水分が少ないからであろうか。時間をもっと掛けた方が良いのかもしれない。

 ナスは何かと手に入り安いのでこれも時々浸ける。ただ水分少なめなので、これも毎日漬けたいとは思わない食材である。変化球であろうか。

 カブはもともと甘めで、かつ食感がダイコンより柔かいのでこれはうまい。ただ若干高めなので毎日漬けるのはやりにくい。

 そこで、このマンネリを打破すべく、試してみて上手くいったのは「アボカド」である。

アボガドとカブの三五八漬け

 アボカド自体の持つ脂肪分と甘さが、三五八漬けの旨味と塩みにマッチし複雑な味になる。塩味のあとに、旨味とトロみがやってくる面白い時間差攻撃である。食感はクリームチーズであるが、味はトロのような旨味があり、ゴハンが進む一品になった。酒のアテにも十分である。

 味は満足であるが、唯一の懸念点は熟したアボカドを使ってしまったため身崩れを三五八床の中で発生させてしまった。その結果、三五八漬床にコンタミを発生させてしまった感じがある。一応塩追加で、殺菌を行い、一晩三五八床を寝かして確認したら、なんとか床に問題はなさそうである。焦った。アボカドの場合には、肉と同様に床とは別にジップロック方式が良いかもしれない。

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