大河ドラマで盛り上がる明智光秀のご当地、滋賀県大津市の東海道名物「走り井餅」は”水滴の形?”それとも”刀の荒身”?

注意:本記事は過去のストック記事で、リアルタイムではないことを事前にお伝えしておきます。

 先日行った関西出張。滋賀県大津市付近で用事を済ませる。琵琶湖線「石山駅」に降りると、「明智光秀」ののぼりが。2020年大河ドラマ「麒麟がくる」に由来するキャンペーンである。

 用事を済ませそそくさと帰宅の準備を。新型コロナの影響で、火急の用事とはいえ出張に後めたさが残る。アルコール除菌シートなどのケアはしているつもりだが、などとこんなことを敢えて記述して言い訳しなくてはならない心理が働くのである。

 駅前の土産物屋で見つけた「走り井餅」である。”東海道名物”と謳っている。形が面白い大福である。

 ビニール包装の3個入りと箱入りの5個入りを購入し、帰りの新幹線で3個入りを食べてみた。

 形状が葉っぱのような形。これも由来が諸説ある模様。

 今回購入した「走り井餅本家」によると”ほとばしる水滴”の形とする。

この走り井餅の独特のかたちは、水量豊富な水の流れ、ほとばしる水滴を表したもので古来から東海道の大名物として全国に知られております。

走り井餅本家のHPより

 また別のメーカ「やわた走井餅老舗」よると、形状の由来は異なるようだ。

刀の荒身を模した独特の形は、平安時代に名を馳せた刀鍛冶・三條小鍛冶宗近が走井で名剣を鍛えたという故事にちなみ、剣難を逃れ、開運出世の縁起を担いだものと伝えられています

やわた走井餅老舗のHPより

 名称も「走り井餅」と「走井餅」。まさに本家と本舗の争いであろうか。

 まあそれはそれとして、もっちりとした餅とさっぱりした餡子は、普通の大福よりは遥かに美味いのであった。リピートしたくなった。

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