立ち飲み屋探訪:烏丸駅「百」お惣菜100円均一、お酒200円均一の激安でもしっかり飲める京都の良店!そして、立ち飲みにおいても、密集対策などの「新しい行動様式への変容」について考える

 関西方面出張で用事も終わり、偵察および夕食がてら、京都駅周辺の立ち飲み屋動向を探ることにした。

 やはり観光客は少ないが、すこしずつ店は営業をしており(時短はしているようだが)復活してきている。

 店によってはテイクアウトもやっていてうまそうだが、仮に買っても、どこで食べれば良いのかという問題もある。

 確かに新幹線で帰る場合、車内で飲み食いもあるので購入動機としては「あり」なのだ。

 実際京都駅構内の売店は営業縮小しているので、より美味いものを買う気持ちはあるのだが、ただでさえ出張の大荷物なのに、それに加えて汁が出そうなツマミを持って長距離移動するのは厳しい。

 何かいいアイディアがあればいいのだが。

 商店街の共用のオープンスペースをフードコートみたいにするとか。

 でもそうなるとゴミ問題とかマナー問題など、違う問題が出てきそうだ。

 そんなことを考えながら、営業再開していた京都のチェーン系立ち飲みに行くと、営業はしているのに、1人の男性が店の外で立っている。

 テイクアウト待ちであろうか。

 外から見る限り、店内は比較的空いていそうで入れそうだ。

 だが、入ろうとすると店員さんが出てきて「今、密集防止で、カウンターで距離を確保していて、この状態で満員なんです」というではないか。

 なるほど、これまでの常識では、確かにこの密度なら空いていると言える。

 しかし、これからは社会的距離が必要なので、立ち飲みカウンターも空間を確保する社会的要請に迫られているのだ。

 いわゆる「立ち飲みあるある」の”ダークダックス”や、入れないと思ってもみんなで少しずつ詰めて何故か空間ができ入れてしまう状態は、しばらく(かなり?)発生しなくなるのか。

 しかし立ち飲みに行列は似合わないし、客側・店側互いに本意でもないだろう。とはいうものの、こちらの都合で詰めて良いとは言えないので、微妙な空気で別の店へ。

 「百」という、烏丸駅付近にある、これも有名店で、お惣菜がパックされ100円均一、お酒も200円均一、更に金券を使うと、さらにお得という激安システムの店である。

 ここは前払いなので、レジに並んでその都度精算になる。

 先程の問題もあり、社会的距離を開けて立っていると、先客の酔っ払いたちは、そんなこと無視で、私を抜いて勝手に横入りし放題である。確かに酒場の注文は弱肉強食であるのだが・・・。

 2名の酔っ払いに抜かれ、ようやく自分の番に。

 こんな調子だと今後も先が思いやられるので角ハイボールは2杯事前に頼み、お惣菜も3品。でもこれで770円!すごいコスパである。レンジもあるので温めもできる。

 この店は回転がよく、密集することはなかったが、レジへの動線における距離問題に、酔っ払いの追い抜き問題があるという事実は盲点であった。

 とはいえすっかり機嫌も直り、これに角ハイボール1杯お代わりし、お惣菜もあと1品追加して、30分で大満足である。素晴らしい。

 立ち飲みも新しい行動様式への変容が求められる。

 そんなアフターコロナの京都であった。

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自宅巣篭もり中の愉しみとして、小ロット+短リードタイム方式で「果実酒」を作ってみた(キウイとグレープフルーツ)

 緊急事態宣言は解除となっているが、やはりできることなら、在宅で巣篭もりをして、感染防止に協力をすべきなのであろう。

 ストレスも溜まるし、外出もしたいが、冷静に考えると、やはり従来の行動様式を変化させないといけないということは理解できる。

 新型コロナ感染防止を考慮した行動様式の変容が必要になるのであろう。手探りで試行錯誤しながら、少しずつ生活スタイルをつくっていくしかない。

 季節的には梅酒のシーズンでもあり、スーパーに果実酒キットが並ぶ時期になってきた。

 そこで、家でできるちょっとした趣味として果実酒を作ってみることにした。

 参考にしたレシピは宝酒造のwebにあった「3日でできる」というもの。グラニュー糖を使い、最初に甲類焼酎に砂糖を溶かしておき、大量の果実を漬けてその成分を移す方式である。

 梅酒のような3Lクラスの瓶に、氷砂糖でゆっくりと作るのではなく、小ロット+時間短縮というリードタイムをあえて短くとって、PDCAサイクルを多く回すタイプのスタイルである。

 1Lの甲類焼酎を購入し、500mlの2ロットにする。キウイは4個、グレープフルーツは1個を使用。グラニュー糖はそれぞれ150gを使用した。結構な量で、なかなか溶けない。一抹の不安は、焼酎のアルコール濃度が20度であり、低めであることである。これが濃度勾配にどう影響するか(今回は濃度勾配はあまり関係ないとは思う)。瓶のサイズは果実の嵩を考慮して1Lとした。

 キウイは皮を剥いて輪切りに、グレープフルーツも皮を剥いてザク切りにする。

 そして溶かした焼酎の瓶に、果実を投入。なかなか良い見栄えである。これを時々かき混ぜて、香りを移す。

 見た目も綺麗で手軽なので、結構ハマりそうである(お酒ばっかり飲んで良いのか、という懸念はあるが)。

 1週間経ち、果実を取り出し、冷蔵庫に移動した。焼酎の度数が20度と低いので、腐敗の恐れがあり少々気にしていたがOK。

 少し味見をしてみる。やはりグラニュー糖による促成栽培チックな感じがあるが、結構果実の風味が移っており、いける。炭酸で割ると非常に爽やかであり、なかなか良さそうであり、500ml(20度)は3日で無くなった。

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