【ガジェット】VR感覚で国立科学博物館巡り–「おウチで科博」を買ってみた


 「1日外出録ハンチョウ」第7巻の「第53話観覧」エピソードは、上野にある国立科学博物館である。以前来たのは小学生の頃であろうか。まだコンピュータ黎明期であり、ニキシー管を出力装置とした1桁の機械計算のデモがうっすら記憶にある。

 マンガの中で、監視役の科博オタクの牧田がいう”変わったんだよ、科博は…!お前らが地下にいる間に…圧倒的増設を遂げて…”というセリフそのままに、確かに全く様相を変えていた。

 私が止まったのは、地球館B3Fの日本のノーベル賞科学者の展示で、野依良治先生の実験ノート(実験ミスで爆発してしまい、”explosion! 残念無念”と書かれている)など、科学者の肉筆が展示してありグッと来た。

 コロナもあり事前予約が必要で、そのため混雑は比較的少なく、360°シアターもほとんど待ち時間なく観覧できた。

 そして売店で購入した「おウチで科博」である。スマホアプリと連動したVR形式のガジェット。360°シアターのコンテンツも見れるらしいので購入して見ることに。1296円。

 厚紙の折り紙工作で、箱を組み立て、アプリをインストールしたスマホをセットしてVR映像が見られる。取説の中にPINコードが書かれており、これで認証する仕組みである。

 組み立て時間は10分ほど。難しくはない。ただレンズ裏面に指紋がついた場合、拭き取るために再度分解しなくてはならないのが少々面倒か。

 上部隙間から、スマホを挿入しレンズから見ることで、博物館巡りや360°シアターコンテンツを見ることができ、なかなか面白いガジェットと言える。

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