スーパーで購入可能なレトルト激辛カレー「LEE30倍カレー」(グリコ)と「超辛スコーピオンビーフカレー」(S&B)の食べ比べと、ここまでの激辛製品の肉体的ダメージについてのまとめ


 激辛カレーに最近ハマっており、ヒーヒー言いながら汗だくになって食べるのが爽快感がある。ただこれも限度があるので、自分の許容値を探りながらの戦いになる。

 一般で購入できる(スーパーやコンビニで普通に誰でも買うことのできる)激辛製品が最近多くなってきて、それに伴い過激に辛さを上げてくるものも出てきた。

 いくつかの製品(例:ペヤング獄激辛など)では、食後に胃腸がおそらくカプサイシンにやられお腹を壊した。個人差はあるのだろうが、こうなるとさすがに美味さとは割に合わない。

 こうした肉体的ダメージを喰らわない程度に激辛、という境界線を自分なりに探していかなくてはいけないのだ。

 スーパーで購入可能なレベルで、今良さげな辛さの2巨頭は「LEE30倍カレー」(グリコ)と「超辛スコーピオンビーフカレー」(S&B)であると考えている。

 先日両方購入し食べ比べをしてみた。両者確かに辛いのだが、やはりベクトルが違っている。

 まずは「超辛スコーピオンビーフカレー」(S&B)。超辛シリーズでは、これ以外にもパスタソースがあり、「超辛スコーピオンアラビアータ」が私のパスタのお気に入りである。パスタをペンネに変えると、ペンネの穴部分にもソースが絡むのでうまいのである。

 パッケージにもスコーピオンがアピール。

 温めて皿に入れるとこんな感じ。粘度が低くサラサラであり、レトルトパックへの液キレが非常に良かった。味は確かに唐辛子の味が引き立つ。そして牛肉とマッチしている。

 次に「LEE30倍カレー」(グリコ)。20倍はあまり「辛さ」を感じないことも確認したのちに購入。

 こちらはドロっとした感じのルーで、レトルトから絞り出すような感じ。全く違う感じ。味もやはりドロっと系で粘るが、後から辛さが襲ってくる。そして粘っこいがゆえにスパイシーさとコクがある。

 思わず「追いスパイス」で辛さを増してみた。

 総合評価からすると甲乙付け難いが、私の好みは「LEE30倍カレー」であった。やはりドロっとした感じが良かった。これをパンの耳のような硬めのパンと合わせる際に、こちらの方が絡みつくのである。好みの問題かもしれないが。

 そしてどちらもこの程度であれば、食後の肉体ダメージもなしであった。

 どちらの製品もよくパッケージを見ると「夏季限定」だったりして、今後調達できるかどうかが不安になるので、年間通して販売して欲しい。そしてもう少し辛くしても、まだ一般消費者的には対応できそうな気もする(例の暴力的な通販の罰ゲーム仕様のカレーは流石に一般で流通できないと思うので、そことの匙加減であろうが)。

 ちなみに今のところの私の肉体的ダメージあり/なしの判定結果は、以下である。

■肉体的ダメージあり

 カップ麺「ペヤング獄激辛」

 スナック「激辛マニア」

■肉体的ダメージなし

 カレー「LEE30倍カレー」(グリコ)、「超辛スコーピオンビーフカレー」(S&B)

 カップ麺「日清 とんがらし麺 うま辛海鮮チゲ」(調整用パウダー全部入れ)

 カップ麺「蒙古タンメン中本 北極ラーメン

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