【お笑い】圧力高め+マシンガントーク+ハイテンション+ポジティブの男女コンビ「ポンループ」が面白い


 最近お笑いでハマっているのが、この男女コンビ「ポンループ」である。

 最近では「水曜日のダウンタウン」の企画では女性の「アミちゃん」が取り上げられ、少し話題になってきており、地上波の番組にも出演し始めている。


 漫才メインだが、先日はピンチヒッターで出演した「賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~SOUDORI~」ではコントを披露、なかなか面白かった。

 同じく男女コンビである「フタリシズカ」と同様、大きめで個性のある女性(ボケ)と、頼りない男性(ツッコミ)という構造は似ている。

 しかし、テイストは明らかに異なっている。

 漫才を見てわかるように、この「アミちゃん」が超ハイテンション+強圧+激しい思い込みによるマシンガントークにより男性側を混乱に陥れていく。あまりの早口で、1人称あたし→「あーし」になっている。また、二人称は「あんた」である。

 他人(特に後輩)への礼儀なども厳しく、自分のキャラを理解した上で「他人に圧をかけまくる」のが、関西のオバはん風で面白い。そこには女性芸人にありがちな自己卑下などはなく、ポジティブさも際立っており、むしろ聴く側は好感を持ててしまうのである。

 トークでは、男性(鈴木)には喋らせず、人の話を聞かず話を奪い取り自分の論理を押し付け続ける。

 そして端々に「教養」のようなクレバーな部分もみえ、ある意味「気持ち良く」叩きのめすのである(ちなみに”裁判”ワードに敏感に反応し、かつて実体験として裁判を体験した風な雰囲気もあるが、本当なのだろうか)。

 相方鈴木も、きちんと受け止める融和型の草食系キャラで、ツッコミするときも「アミちゃん」と優しめ。これも現代風である。

 YouTubeを最近開設し、また、Spotifyでネットラジオ「でっかいあたし」も開始した(余談であるが、このネットラジオのネタコーナーで私のメールが読まれたのは嬉しい経験であった)。

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