【書評】半藤一利「指揮官と参謀 コンビの研究」人と人の化学反応による組織的行動、そして人材マネジメントにおける”失敗の本質”

 半藤一利「指揮官と参謀 コンビの研究」(文春文庫)を読んだ。14組の指揮官と参謀の組合せと、それによる組織的行動の”失敗”を系時的に描くことにより、昭和初期の満州事変から太平洋戦争敗北に至る日本という”組織”の課題を「 続きを読む…

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【書評】清水きん「夫 山本周五郎」へそ曲りの山本周五郎を支えた奥さんの回想による、もうひとつの”山本作品”

 清水きん「夫 山本周五郎」(福武文庫)を読んだ。  山本周五郎も好きな作家で、新潮文庫で随分読んでいる。大学時代、理論物理のゼミ発表のため徹夜をして準備している最中に、思わず手に取った「さぶ」(新潮文庫)を一気読みして 続きを読む…

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【書評】スティーヴ・ハミルトン「解錠師」–金庫と”対話”する、言葉を失った少年のモノローグ

 スティーヴ・ハミルトン「解錠師」(ハヤカワ文庫)を読んだ。テレワークで孤独に苛まれている精神状態ともマッチして、しみじみと良い小説であった。  とはいえ、小説としては犯罪小説である。主人公の才能は天才的な「金庫破り」で 続きを読む…

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自粛期間中の酒飲みは、家の裏庭でひっそりと「チェアリング」

 新型コロナの自粛要請で、テレワークしている平日は当然だが、休日も家から出られない、というか出づらい。かと言って、家の中で昼から酒を飲むのも気が引ける(まあ、別によさそうだけど・・・)。  家の庭でBBQしたって良さそう 続きを読む…

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在宅勤務で拘禁反応が出る前に、PC内のパンダ画像を放出(2018年の成都パンダ繁殖研究基地で撮影)

 在宅勤務で溜まるストレスはなかなか解消しにくい。酒に溺れるのも危険であり、早いところ定常運転のペースを作りたい。  自分の意思ではない状態で閉じ込められているような、いわゆる拘禁反応のようなストレスを受けているような気 続きを読む…

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テレワークによる在宅勤務が開始!慣れていないので、なかなかのストレスについての感想

 新型コロナ感染防止に伴う様々な施策の影響で、ついに私もテレワークによる在宅勤務の状況になってしまった。これまではBCP対応で、公共交通を使わず車で長距離を通勤していたが、ついに出社数そのものを下げる意味でそれもNGとな 続きを読む…

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新型コロナ拡大に伴う緊急事態宣言から、終末、じゃなかった週末を迎えた現時点までで起こった私的出来事とその感想:安全確保と最低限の事業継続との相反、そしてポスト・コロナで起こる業務トリアージの予感

 2020年4月7日に発せられた新型コロナ感染拡大に対する「緊急事態宣言」から約1週間。ようやく週末を迎えられた。終末を迎えられなくて良かった。  この期間、主に仕事関係で非常にバタバタした。はっきり言ってヘトヘトである 続きを読む…

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【書評】村松秀「論文捏造」-ベル研究所の世紀の大捏造事件と”発見”の栄誉の正統な帰属とは

 村松秀「論文捏造」(中公新書ラクレ)を読んだ。アメリカにおける最先端研究所であるベル研究所で、2000年から起こった「世紀の大発見」と、それが研究者による不正行為(データの捏造)であったことが判明するまでのドキュメンタ 続きを読む…

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【書評】ジョナサン・ラティマー「処刑6日前」(創元推理文庫)カウントダウン・サスペンスの傑作だが、惜しむらくはポリティカル・コレクトネスが気になる

 ジョナサン・ラティマー「処刑6日前」(創元推理文庫)を読んだ。1965年発行で、文庫の装丁は司修である。  死刑を6日前に控えた死刑囚である主人公ウェストランドが自らの無実を晴らすことを決心する。限られた時間、死刑判決 続きを読む…

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