バイオレンス度max!もはや凶器のような「ペヤング獄激辛やきそば」を食べて上と下がエラいことに

 ある日、同僚から「〇〇さん(私の名前)、辛いの好きでしょ。これあげます」ともらった「ペヤング獄激辛やきそば」。

 パッケージのおどろおどろした感じといい、食品の商品名にはおそらく使わないであろう「獄」の字が色々な雰囲気を醸し出している。

 まぁ、とはいえ中本のカップ麺「北極ラーメン」も何とかいけたので、それほど味の方は不安視してはいなかった(関連記事:超激辛カップラーメン「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」を1階で食べたら2階で寝ていた家族が起き出した)。

 先日の昼食に食べてみた。ペヤングでおなじみの手順で、お湯をいれ、湯切りをするところまでは通常品と同じ。添付の激辛ソースを入れて混ぜるとこんな感じ。あまり辛そうな感じはない見てくれである。また目にくる刺激も無いわけでは無いが、それほど厳しい感じではなかった。

 といった感じで早速食べてみた。

 ・・・・痛い。口内が痛い。

 口内の味蕾細胞全てを針で刺すかのような唐辛子のキツめの辛さ。

 麺は通常のソフト麺なので何とかギリギリのバランスで食べ切った。しかし、口内の痛み、痺れは止まらない。危険な感じである。胃袋に一応は収まったが、その後の行方も気になる。

 10分痛みが消えず、冷たいお茶を500ml×3本流し込む。もらった当人に惨状を話すと、さすが先行者だけあって、ゲラゲラ笑いながらチョコを2個くれた。確かにチョコを食べると若干中和される気がする。

 その夜。激しい痛みとともに2時間トイレの住人である。まさに肉体へのダメージがある、バイオレンスなフード凶器としか思えない物凄い問題作であった。

 飲み会の罰ゲームでやったら後々訴訟問題に発展しそうな感じの辛さであり、このコンプライアンスの時代にメーカーの攻撃的な製品開発コンセプトに少々呆れると同時に頼もしさ(?)も覚えるのであった。

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吉田のうどん探訪:道の駅で車中泊の後は、中央道・谷村PA(上り)で朝8:30の「吉田の肉天うどん」

 先日のゴールデンウィークでは、思い立って車中泊の旅に出た。宿泊場所は「道の駅富士吉田」である。

 全く下調べと準備はしていなかったが、この道の駅にはmont-bellの店舗があるので、いざとなれば装備を買い足すなりして、何とかなるだろうと踏んだ。

 また近くに日帰り温泉「赤富士の湯」があり、ここで温泉に浸かって、そののちに車中泊という流れを描いていた。

 やはりゴールデンウィーク。遅めの時間19:00に行ったにも関わらず「赤富士の湯」は激混み。温泉芋洗状態である。それでも何とか風呂には入れた。

 道の駅に戻ってクルマを停める。19:00には店も閉まり、駐車場に残っているのは車中泊組であろう。キャンピングカーもいる。トータル20-30台くらいはいたであろうか。

 私のクルマには後部にはカーテンがありこれを閉めて、前方には吸盤でガラスにつけられるシートをセットし、プライベート空間をつくる。クルマの座席を助手席から後部にかけて1人分フラットにして、1人サイズの膨張式エアマットに寝袋という装備である。

 なおこの道の駅はフリーwi-fiがあり、登録が必要で、かつトラフィックが若干不安定だが通信環境も確保できており安心である。

 アイドリングは怖いので、エンジンを切り、やることもないので21:00には就寝である。

 ……寒くて眠れないんですけど。

 さすが河口湖。ものすごい勢いで気温が下がる。寝袋に完全に入っても露出している顔のエリアが冷たくて眠れない。寒さの限界が見えない恐怖もあったが、それでも0:00頃には、重ね着したパーカーのフード部分をうまく使って寒気を処理でき、何とか一応の眠りにはつけたのだった。

 朝5:00起床。寝不足である。やほり寝返り打てないのは腰痛持ちにはキツイ。キャンピングカー以外の普通車の人々はアイドリングでしのいだのだろうか。

 朝食はやはり、吉田のうどんということで、前回食べ損ねた朝8:15から開店している栄屋へ。

 ……またも臨時休業であった。

 こういうパターンも予想し、再び高速へ。疲れたのと、上り渋滞が怖いので、もう帰ることにする。途中の谷村PA上りで、吉田のうどんを食べるという狙いである。

 関連記事:吉田のうどん探訪:中央道・谷村PA(下り)は朝食で吉田のうどんが食べられる貴重なスポット

 うまかった。後は中央道の小仏付近の渋滞が広がらない内に帰るだけである。

 吉田の肉天うどん700円。ゴージャス。すりだねがイマイチ。

 富士吉田は標高が高いのである程度の寒さは予想していたが、このシーズンの車中泊はもう少し検討が必要のようだ。

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吉田のうどん探訪:富士山駅「とがわ」は駅ビルB1Fのフードコートにある本格派だが、マンガ本も何故か充実

 富士急行線「富士山駅」併設のショッピングセンター「Q-STA」の地下1Fにフードコートがあり、本格的な吉田のうどんを食べることができる。

 フードコートなので気軽に立ち寄れるため、観光客、ショッピングセンターの従業員、高校生集団などが集って、敷居が低く雑多な雰囲気の中で吉田のうどんが提供されている。

 店の前にはメニューのランキングが。観光客が多いからか多言語対応である。

 迷う。

 ここは「肉つけうどんの大 麺は冷たいの」600円を注文。

 麺は太く、良く締まっている。つけ汁は結構熱いので、ちょうど良いバランスである。上品な感じのスープが良い。すりだねや天かすも何種類かあり、なかなか。

 なぜか漫画本が充実していた。これもなかなか凄いサービスである。

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吉田のうどん探訪:富士吉田市松山「玉喜亭」国道139号沿いの人気店で肉うどん大盛り

 河口湖方面から富士吉田市方面を結ぶメインストリート国道139号沿いにある「玉喜亭」に行ってきた。ここは何度もその前をクルマで通過しているが、なかなか立ち寄ることができず、今回初の入店である。

 午後3時というオフタイムであるが店内は満員で待ち行列ができていた。吉田のうどんの店は意外に昼だけ(11:00-14:30)というスポット営業が多いので、この時間帯は結構限られるからであろうか。

 店内の食券機で食券を購入して待つ。1人用カウンターがあり、1人だと少し優遇され、あまり待つことなく通された。

 食券と交換に番号札を受け取り、うどんができると「**番のお客さん〜」と店員さんが持ってきてくれるシステム。

 今回は、肉うどん480円+大盛り130円である。

 肉に加え、キャベツ、ネギ、油揚げ、そしてニンジンの彩りが良い。スープも上品な感じで、麺のコワさも申し分ない。美味かった。

 

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吉田のうどん探訪:富士吉田市「みうらうどん」朝10時から開店行列ができる人気店

 準備が大変だからか、吉田のうどんを朝に食べられるところは意外と少ない。朝8:15から開店の「栄屋」や、中央道の谷村PAなどくらいしか思い浮かばない。

 関連記事:吉田のうどん探訪:中央道・谷村PAは朝食で吉田のうどんが食べられる貴重なスポット

 日曜日午前中に吉田うどんを食べたくなり、調査した。そして9:40に、この「みうらうどん」の駐車場に到着。既に駐車場には1台待っている人がいる。ちなみにこの日「栄屋」は臨時休業であった。

 車内で時間を潰していると、開店時間はまだなのに、駐車場にどんどん車が増えてくる。15台くらい駐車できるスペースがガンガン埋まり出す。

 そんなタイミングで、ある地元と思しき家族が停車するや否や降りてきて、ドアの前に並ぶ。

 そんなシステムとは知らず、車内で待っていた人たちが急に飛び出てくる。私は到着2番だったが、なんとか列の6番くらいには並べた。しかし私より先に来ていた到着1番は完全に出遅れ、最後尾である。不運だが現地ルールが優先されるので仕方ないであろう。

開店前の行列

 そんなこんなで10:00に開店。広めの座敷(9名×6卓)があっという間に満員。そして行列とは関係なく、注文はまた順番が変わる。

 肉つけうどんの大を注文。麺の熱盛り、冷やしを選べるので「冷やし」を選択。650円(中だと450円)。

 10:11にファーストロットが到着し、私の注文はもうすこし後に到着。

 肉が見えていないが、つけ汁の底に沈んでいる。

 フリーの天かすを入れて食べる。うまい。”つけ”なので、皿から皿へ麺を移動するのだが、1本が捻れている上に結構長いため、腕を目一杯伸ばしてもまだ一端が皿の中でトグロを巻いており、なかなか難儀する。

 つけ汁の味は基本的な味噌+醤油ベースで上品な感じがする。麺のコワさも十分である。

 食べ終わって店を出ると、駐車場には更に車が増えており、正規場所以外の隙間にも停められている状態で、更に人が増えていた。

 朝の吉田のうどんを求めて人々が彷徨っているのだろうか。

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吉田のうどん探訪:富士吉田市「手打ちうどん ムサシ」はトッピングが充実、青ナンバン(100円)は汗が吹き出る旨辛さ!

 富士吉田市の国道139号線、上宿西交差点近くにある「手打ちうどん ムサシ」に入店。入口が狭いが、中は座敷で、よくある吉田のうどん店内風景である。20人くらい入れそうな感じ。

看板もなく暖簾だけ。
普通の家の感じのため、見つけるのにすこし苦労した
座敷風景。向こうの厨房に注文を渡す。

 テーブルにあるメモ用紙に注文を記載し、厨房へ提示してオーダー。

 かけうどん350円に、馬肉100円、青ナンバン100円を追加でオーダー。馬肉はうどんにトッピングされ、青ナンバンは別皿で提供される。

 青ナンバンは青唐辛子の醤油漬けであろうか。この一切れを食べただけでも、口内に痺れが広がり、辛さで発汗が始まる。

 単独で食べるときついが(これはこれで美味いと思うが)、うどんのスープに沈めると丁度良く混ざる感じで美味い。いわゆる”すりだね”もテーブルに置いてあるが、それを入れなくても辛味が追加される。

 麺は「みうらうどん」よりも更にコワく剛性があって、青ナンバンを入れたことで、更に味が深まり、汗だくになりながらも美味いうどんであった。 

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町田街道沿いにある古民家風の創作うどん屋「うどん屋開都 相原店」で武蔵野うどんをいただく

 町田街道を八王子方向に直進し、相原駅を越えたあたりから次第に街並みが田舎風になる。そんな中で古民家風の佇まいで「うどん屋開都 相原店」がある。

 2012年にオープンした店で広めの駐車場もあり入りやすい。店舗は”埼玉県新座市にある築150年”の古民家(農家)を移転したものらしい。中には座敷とテーブルがあり、普段の食事から法事などの会席にも、いろいろ使えそうな感じであり、いつも賑わっている。

 本日空腹を抱えて注文したのは「武蔵野肉つけうどんの”つけ”」900円。それを特盛+310円とし、さらに「ミニかき揚げ丼」390円。

 うどん自体は讃岐うどん系のツルツルしこしこな感じ。やや細めなので、食べやすい。つけ汁はカツオ出汁が効いていて肉の脂も十分。麺に良く絡む感じで非常にうまい。かき揚げもライトな油で揚げており胸焼けもなく、素材の旨味が凝縮されており、完食である。

 「開都(かいと)」の由来は、このあたりの地名(字名)が”開都”であることからきているようだ。以下の情報が参考になる。

(前略)このあたりは字名が開都となっており、この地名から名前を採ったことがわかりました。でも開都とは都を開くことであり、相原に都を開くことは100%考えられません。ずっと疑問を持っていました。地元の方に聞いてやっと謎が解けました。
「開都」はもともと開戸だったのが「開戸」だと読みが「ひらきど」になってしまうので、開都と書くようになったのではないかとのことでした。開戸は谷戸と谷戸の間の丘状になった土地の名称です。

相原 まちづくり協議会より
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吉田のうどん探訪:大月駅「吉田屋」で十分なコワさの冷やしたぬき大盛りをいただく

 先日の休日の午前中に、ホリデー快速ビューやまなしに乗って大月駅へ。ここには吉田うどんの店がある。ホリデー快速ビューやまなしは普通乗車券で乗ることができるので、軽い気持ちで電車に乗り、昼食として吉田うどんを食べることができるのである。

 大月駅から出て線路を越えて逆側にある「吉田屋」である。徒歩だと10分くらい。

 11:00開店ですぐ入ったものの、既に先客あり。しかもどんどん1人客が入ってくる人気ぶりである。カウンターと座敷がある。

 「冷やしたぬきうどん」550円の大盛り(+150円)を注文。漬物がついてきて、結構なビッグサイズ。ゆでキャベツ、わかめ、ネギ、天かす、生姜がトッピングされている。

 すりだねも「黒」(山椒+胡麻)と赤(七味)がある。「黒」は珍しい。

 天かすも綺麗でふわりとした感じがある。

 薬味を投入して食べる。麺はやや細めであるが、硬さは十分である。満足。

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吉田のうどん探訪:ひばりヶ丘高校のうどん部による若者らしい先鋭的かつ荒削りなうどんに吉田のうどんの未来を見た!

 山梨県立ひばりヶ丘高校に「うどん部」なる部活動があり、吉田のうどんの観光大使に勝手に就任し、様々な情報発信をしており、注目されている。

 今年1月のスポーツ報知「全国でも珍しい山梨・ひばりが丘高「うどん部」の活動とは?」記事では、経緯が紹介されている。

富士山の湧き水を使って打つ山梨県富士吉田市の名物「吉田うどん」をPRしようと、地元の県立ひばりが丘高校(同市)で発足した「うどん部」の活動が注目を集めている。

 部員は現在7人。部の活動は2010年、顧問の大久保健教諭(43)が吉田うどんを扱う店のサイトを、商業科の授業で作成したのがきっかけ。14年にうどん部がスタートした。

 引用終わり

 更にはスーパーのフードコートで常設店を作り、自作のうどんを提供するに至っている。当然高校生なので営業は日曜だけである。

 ツイッター(@yosida_udon)などでも積極的に配信しており、メニューも試行錯誤しながら増えているようだ。

 先日山梨県からは”郷土食の調理技術を持つ「食の伝承マイスター」”にも認定されたようで、非常に頼もしい活動になってきている。

 富士吉田市にある「SELVA(セルバ)本店」で11:00から営業しており、いつかは行きたいと思いつつ、機会がようやくできたので行ってきた。

 まさにこんな感じのフードコートの一角である。厨房では6,7人の店員(部員)がうどんを作っている。ちらっと見ると11:00開店であるが、9:00前から麺の準備をしているようだ。大変だ。

 まずは「かけうどん」および「冷やしうどん」それぞれ378円。大盛無料だったので冷やしには大盛りを入れる。1杯の量がわからない状況であったが、ここはノリで行ってみた。ちなみに「5玉うどん」や「MAGMA」なるメニューもあり興味が惹かれる。

 

 冷やしの大盛り。これは私が食べた中で過去最高の「コワさ」(顎への反力、麺の剛性)であった。吉田のうどんの特徴としては、まさにツルツルシコシコとは異なる次元の「コワさ」であって、これを先鋭的かつ前衛的にしたような感じで、確かに荒削りであるが、まさに高校生の若さのパワーをそのまま感じた。ただスープにもう少しダシが濃く足してあると、もっと良いのではないかと感じた。

 続いて到着したかけうどん。これは麺の「コワさ」が暖かいスープで緩和されており、非常に美味い。

 大きめのどんぶりで1杯あたりの量は平均に比較して多めである。5玉は無理だな。

 すりだねも部活動の中で研究しており、色々なパターンのものがテーブルに。まさに部活ならではであろうか。

 

 食後にはアンケートが。これも若さであって、このPDCAサイクルを回していけば、もしかするとこの部活はもっと大化けしそう。次世代を担う前衛的な吉田のうどんを是非創造してほしい。

   吉田のうどんはこうして若い世代にうまく継承されていくようで、非常に頼もしい。

 地元の人も訪れておりリピーターも多そうだ。厨房でうどんに汗を流す彼ら彼女らを見て、「うどんに賭ける青春」というのも、なかなか良いなあ、と思った。

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吉田のうどん探訪:中央道・谷村PA(下り)は朝食で吉田のうどんが食べられる貴重なスポット

時々起こる”吉田のうどん”の発作で、いざ思い立つも肝心の店は結構営業時間が狭く(11:00-13:30なんて感じの営業時間も普通)、かつ不定休だったりして、なかなかうまくいかないことが多い。

東京から車を走らせるのもまあ何とかなるが、中央道からも渋滞があり時間設定もままならない。

そんな悩みを解決できる一つの選択肢が、この中央道・谷村PA下りのフードコートである。

小さいPAであるが、ラーメン、定食などの食事ができ、平日は7:00-19:30、土日祝は6:30-19:30まで営業をしており、そこに吉田のうどんがメニューにあるのである。

要するに「朝ごはんを吉田のうどんとする」ことができる。

これはなかなか無い。

よってここで朝食で1杯食べ、現地で昼食を食べ、というツアー設定ができるのである。

吉田のうどん系のメニューは2つ。吉田のうどん400円と吉田の天ぷらうどん550円。

今回はオープニングということで「吉田のうどん」である。

テーブルにお目当てが到着。すりだねも専用のものが付いていた。具は油揚げとキャベツ。非常にスタンダードな吉田のうどんであり、満足である。

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