手動式レジスター(Aster製)が現役の、草津駅旧中山道沿いにある”昭和の定食屋”「いずみや」で「あなごそば」

 滋賀県の草津宿には「草津追分」があり、京都から東に向かう旅人が、中山道と東海道に別れる地点がある。そこを少し抜けるとちょっとした商店街があり、そこに見つけた定食屋「いずみや」に入ってみた。

 ビールとお酒も飲めるが、ここは夕食のみとする。カウンターとテーブルが3つだけの小さい店で、老夫婦がやっているいい感じのお店である。

 看板には釜飯とあるが、定食、うどん、そば、ラーメン、カレーなどがある。どれもリーズナブルな値段である。

 ここは「あなごそば」の大盛り(680円+100円)といなり寿司(200円)を注文。

 手作り感のある優しい味でうまかった。

 そして会計の際に気になったのが、この旧式手回しキャッシュレジスターである。

 1,000円札を払う。ご主人が「1000」とボタンを押し、クルリとハンドルを回すとレジが開く。

 まさかの現役であった。

 Aster製であり、これは「寺岡精工」のものらしいが、現在のHPをみてもあまり情報がない。

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イーアス高尾にある「自然薯とそばの店 高尾の桜」の「自然薯とろろそば」が絶品!

 八王子市の高尾駅近くにある大型ショッピングモール「イーアス高尾」に行ってみた。なかなか大規模なモールで、一通りのモノが揃いそうな感じである。

 食事を、と考えてレストランを眺めていると「自然薯とそばの店 高尾の桜」がある。高尾山といえば”とろろそば”ということもあるが、この時点では、あまり期待せず入店。

 「自然薯とろろそば」1,343円を大盛り(+278円)で。

 自然薯は味がついており、蕎麦をまずこちらで自然薯に絡めて麺つゆにつけて食す。すると絡んだ自然薯が麺に固定される感じに変化するので、その後につける麺つゆがほとんど自然薯で汚れない。

 締まった自然薯と蕎麦の食感も良く、これは非常に美味いのであった。

 クルマで来ていたので、酒が飲めないのが残念だが、もう1品「丸ごと大しめじ天」602円を頼む。

 1人では食べきれない巨大しめじ。ハサミで切り分けるタイプである。米油で揚げたこの天ぷらもいける。

 日本酒もあり、今度は酒を飲みにゆっくり来たいと思わせるなかなかの名店であった。

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立ち飲み屋探訪:新橋駅「そば田」朝から酒が飲めるガード下の立ち食い蕎麦屋

 検診で朝いちから都内のクリニックで検査を受けて、終了したのが10:30。一日休暇もとっていたので、検査のため抜いていた朝食がてら一杯やれる場所を探索。

 サラリーマンの街、新橋なら何かあるだろうと見つけたのが、有楽町方向のガード下にある立ち食い蕎麦屋の「そば田」である。

 外観も店内もまさに立ち食い蕎麦屋の佇まいであるが、ところどころにお酒も飲めるようなポスターがある。まずは店の前にある食券で食べ物を注文する。

 16:00以降が本格的な飲み屋スタイルのメニューのようだが、朝でもビールやチューハイは飲める。従って、立ち食い蕎麦とトッピング揚げ物をアテにして飲むことができる。

 お酒は店内レジでその都度精算。追加注文も店内レジでできる。スイカなどのICカードやクレジットカードにも対応しており、なかなか便利なシステム。

 まずはスーパードライの大瓶430円。割安に感じる。

 そしてつまみは、「牛肉そば」640円と、トッピングの「とり天」80円と「ちくわ天」140円。

 16時以降はいわゆる居酒屋チックなつまみも充実しており、お酒もホッピーなどもあるようだ。朝の時間帯は店内も空いていて(平日のオフィス街だから、当たり前だが)、非常に居心地が良く、のんびりと朝食+朝呑みを堪能できた。

 注記:本記事は過去のストック記事で、リアルタイム性はありません。

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関東でわんこそばが食べられる、東白楽駅「わんこそば たち花」で、チャレンジするも70杯に終わる

 以前から興味があった「わんこそば」だが、おいそれと食べに行くわけにも行かずモヤモヤしていたが、横浜で食べられる店があることがわかってきた。東白楽駅徒歩3分の位置にある「わんこそば たち花」である。ももクロChanDVDで玉井・佐々木・百田がチャレンジした舞台でもある。

 このような駐車場もある。

 わんこそば1人2,950円という価格設定であるが、蕎麦入れの女性が常時対応してくれるので、まあこれはこれで納得。あとはいかに美味しく食べるかである。もういい年なので。

 予約を事前に行う必要があり、パーティションなどコロナ対策済みの店内へ。下記の状態からスタートである。昼下がりの時間帯を狙ったものの、店内には私以外にも3組もチャレンジしている。なかなかの繁盛である。

 システムの説明もしてくれる。右手手前の前かけを装着(汁の飛び散り防止)。5杯ごとにおはじきでセルフカウント、お椀の中に収納されている4種類の薬味で味変は可能。皿を空にしてから、おかわりでギブアップは蓋閉めで意思表示ある。

 男性100杯以上、女性子供は80杯以上で記念品がもらえるというが、1杯約10gだとしても1kg以上なので、ちょっとこれは普段の感じとしては苦しい気がする。なので、初めから記録は狙わず、旨さを維持して無理はしない、と誓う。今までそれで何度苦しめられたか。一応太田胃酸も持参はしてあるが。

 女性店員さんが、”はい、じゃんじゃん”、”どんどん”、”よいしょ”とお馴染み?のコールで、入れてくれる。やはりコロナ対策なのか、店員さんがやや離れた位置にいて、こちらから手を差し伸べるのが、アフターコロナのわんこそばを感じさせる。

 結果としては70杯でギブアップ。汁がついた蕎麦もなかなかいけた。

 天ぷら2品、卵焼き、漬物、煮物なども平げ、残すことなくちょうどいい腹具合の感じでフィニッシュ。予想通り、50杯くらいでペースは落ちる。そこからの苦しさを思うと、あと30杯は難しい(ももクロ玉井の93杯はすごい)。まあ、もう気持ち悪くなるまで食べる年齢ではないのである(若干の痩せ我慢)。

 また杯数をカウントするのと、食べるのは実は同時にはできず、結構「今、何杯目だっけ?」というような場面があった。なんだかんだで20分で満腹、店を後にしたのであった。

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第一京浜沿いにある、サラリーマン御用達の蕎麦屋 東神奈川駅「喜和味庵」でガッツリランチ

 先日どうしても出勤する必要に迫られ、仕方なく一人時間差通勤という名の午前半休をかまして、午後から会社へ行こうかと出発。早めの昼ごはんの場所を探していた。

 そこで以前からチェックしていた東神奈川駅近くにある「喜和味庵」(きわみあん)という蕎麦屋へ向かうことに。ここは第一京浜沿いにあり、昼時には、路肩に車を一時停車して作業着を来たサラリーマンやトラックの運転手さんが結構集まってきており、一度試して見たかったのである。

 良く見ると以前はあった看板の「十割蕎麦」の「十割」がマスクされている。コロナだけにマスクかな?、とも思ったが、別に張り紙があり「現在使用している蕎麦粉のつながりが悪く、二八蕎麦になっている」という説明が。なんという潔さ。素晴らしい。

 店前にある食券機で食券を購入。丼もあるが、ここは蕎麦で。もりそば(390円)の大盛り(100円)に、ちくわ天(120円)と海老天(250円)。結構安い感じ。

 到着した蕎麦はボリューム満点で大満足。セルフで、ねぎ、天かす、ワカメが取り放題というサービスもすごい。エビもでかい。店内はカウンターとテーブルがあるが、雰囲気はまさに立ち食い蕎麦屋の感じである。

 ガッツリ食べて大満足である。

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思い立って午後休みを取った日には、たまの贅沢にオフィス街の蕎麦屋で、重役気取りで”昼なのに呑み”

 先日のこと。都内の外出先で、午前中に仕事が一段落したのち、時間がフワッと空いてしまった。このところ色々疲労もあり、良いタイミングであることもあって、ここで午後休暇とした。

 オフィス街の田町駅前である。休みも取ったし、いっそ昼食がてら一杯やってしまおうかと思って散策する。結構サラリーマンが昼食を食べており、なかなか昼飲みできる雰囲気もない。

 気分としてはカイジ・スピンオフの「ハンチョウ」の大槻班長の”背広による立ち食い蕎麦屋飲み”のエピソードチックなことをしたい心境である。

 田町駅西口の駅前「森永ビル」の地下に「エンゼル街」なる居酒屋街があり、昼食時にはランチをやっている。

 いろいろ検討の末、その一角の蕎麦屋「謙徳蕎麦家」に行ってみた。

 店内にはランチと思しきサラリーマンが、一人でランチを食べている。やはり都内の駅前オフィス街。ランチでも900円くらいする。

 ここは大槻班長と同じく、”昼から飲める重役気分”を意識し(自意識過剰気味に)まずは席につく。

 飲みメニューもあるが、どれも結構高め。ただ、今回はそれも含めての「やらかす」気分である。

 飲み物は、蕎麦焼酎「玄庵」の蕎麦湯割り530円をチョイス。既に重役気分である。

 つきだしでは、以下のような寿司が出てくるのもなかなか。

 ツマミは、「くさ(焼き海苔)」420円。まずはカッコつけも含めて注文。

 「京にしん(甘露煮)」530円。

 蕎麦焼酎をお代わりしつつ、13:00を過ぎると店内はもはや独占状態になり、落ち着いて飲めるようになってきた。ここは昼と夕方の中休みがないので落ち着いて飲める。

 そして、最後は「もり蕎麦の大盛り」(740円+160円)。勝新気取りで日本酒を掛け回すのは流石に遠慮した。

 うまかった。

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町田駅「三立て蕎麦 みといち」町田駅前の”手頃な”蕎麦屋で鴨肉つけ蕎麦、いいねと思ったらその矢先、8/2閉店の模様

 7月の終わりの頃である。

 町田駅で昼食を考えていた。

 ガッツリとしたラーメンという気分でもないし、中途半端な腹具合であった。

 定番の「富士そば」も考えたが、少し変わった感じも捨て難く、かと言って敷居の高い蕎麦屋も・・・という気分の中、駅前のビル1Fにある「三立て蕎麦 みといち」へ。

 立ち食い蕎麦でもなく、敷居の高い本格派でもないが、ちょうどいい感じである。食券を購入して、鴨肉つけ蕎麦730円を注文。ついでに大盛り+100円にもしてみた。

 なかなかのボリューム。暖かいつけ汁に、蕎麦がいい感じ。量もちょうどいい感じで満足。蕎麦湯を入れて余すところなく完食。

 中途半端な感じもあるが、そういうタイミングもあるのである。

 とかなんとか言っていたら、訪問後数日も立たない間、8/2に閉店となったようである。やはりポストコロナ環境では、中途半端なポジションだと訴求力がなかったのであろうか。

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バイオレンス度max!もはや凶器のような「ペヤング獄激辛やきそば」を食べて上と下がエラいことに

 ある日、同僚から「〇〇さん(私の名前)、辛いの好きでしょ。これあげます」ともらった「ペヤング獄激辛やきそば」。

 パッケージのおどろおどろした感じといい、食品の商品名にはおそらく使わないであろう「獄」の字が色々な雰囲気を醸し出している。

 まぁ、とはいえ中本のカップ麺「北極ラーメン」も何とかいけたので、それほど味の方は不安視してはいなかった(関連記事:超激辛カップラーメン「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」を1階で食べたら2階で寝ていた家族が起き出した)。

 先日の昼食に食べてみた。ペヤングでおなじみの手順で、お湯をいれ、湯切りをするところまでは通常品と同じ。添付の激辛ソースを入れて混ぜるとこんな感じ。あまり辛そうな感じはない見てくれである。また目にくる刺激も無いわけでは無いが、それほど厳しい感じではなかった。

 といった感じで早速食べてみた。

 ・・・・痛い。口内が痛い。

 口内の味蕾細胞全てを針で刺すかのような唐辛子のキツめの辛さ。

 麺は通常のソフト麺なので何とかギリギリのバランスで食べ切った。しかし、口内の痛み、痺れは止まらない。危険な感じである。胃袋に一応は収まったが、その後の行方も気になる。

 10分痛みが消えず、冷たいお茶を500ml×3本流し込む。もらった当人に惨状を話すと、さすが先行者だけあって、ゲラゲラ笑いながらチョコを2個くれた。確かにチョコを食べると若干中和される気がする。

 その夜。激しい痛みとともに2時間トイレの住人である。まさに肉体へのダメージがある、バイオレンスなフード凶器としか思えない物凄い問題作であった。

 飲み会の罰ゲームでやったら後々訴訟問題に発展しそうな感じの辛さであり、このコンプライアンスの時代にメーカーの攻撃的な製品開発コンセプトに少々呆れると同時に頼もしさ(?)も覚えるのであった。

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富士そばの商品開発力恐るべし!やはり出てきた「煮干しつけ蕎麦」は500円で大盛り無料、更にスープをミニチャーシュー丼とコラボすると二重に美味い

 前々から富士そばの商品開発力には関心してきた。まあ、確かに「ポテトチップスそば」のようなちょっと微妙(よく行く店のメニューからは消えた)なものもあるが、なんだかんだでサラリーマンのニーズに応えてくれるニクい店なのである。

関連記事:富士そば町田店で「ポテトチップスそば」を食べてみた

 今回気づくのが遅れてしまっていたが、「煮干しつけそば」を発見、早速購入。「煮干しラーメン」が既にうまいことは知っているので、これから夏に向けて当然出てくるであろうと思っていたら、やはり出てきた。

関連記事:富士そばの「煮干しラーメン」が意外に美味い件

 500円で食券を買って渡すと「今、大盛り無料ですけど、どうします?」と聞かれた。心の中で狂喜しつつもクールに「お願いします」。素晴らしい。

 熱盛りと冷盛りが選べる。ここは冷盛りで。3分くらいの茹で時間がかかって到着。今回は思うところあって(後述)、ミニチャーシュー丼230円も一緒に。

 やはり煮干しスープが美味いので、想像通りの美味さであっという間に大盛り蕎麦は完食。その後残った煮干しスープをミニチャーシュー丼に注ぎ、雑炊風にして食べる。ネギとチャーシューにコクのあるスープが絡んでこれまた美味い。

 価格帯的には、明らかに普通のラーメン屋より、安く早いが、意外とその領域とはバッティングしていないように思える。

 この商品であれば、例えば「嵐 花月」の名作「豚そば銀次郎」「豚そばつけ麺」と競合しそうで、富士そばの方が価格が安いのだが、そんな感じもない(関連記事:【ラーメン】らあめん花月嵐の「豚そば銀次郎」が定番で旨い)。

 私としてはどちらも好きなので、市場を食い合って欲しくはないのだが、単純に疑問である。

 棲み分けているとして、その理由は何であろうか。特にラーメン屋の持つ独特な価格帯の意味は何処から来るのであろうか。やはり、ラーメン屋専門店が持つ「のれん」の効果、即ちブランド力ということが想像されるが、結論は出ていない。

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 良く行く「富士そば 町田店」(町田駅周辺には2軒あり、小田急に近い方が町田店で、もう1軒は原町田店)で、”赤辛ざるそば”を見つけた。

 遅めの朝食を食べようとしていた折、”大盛り無料”にも惹かれ、ミニチャーシュー丼(230円)と赤辛ざるそば大盛り(450円)を注文。

 看板には”生たまごをトッピングで”とオススメがあったが、私は生玉子は苦手なのでここはパス。生玉子だけでなく、卵かけごはんもダメである。温泉たまごもNG。なんか生臭い気がするのである。ゆで卵など火を通すと食べれるのだが(むしろ好き)、生はちょっときつい。生が好きな人には申し訳ないが、”内臓を食べている気がする”のである。

 先日某所で油そばを頼んだら、デフォルトで温泉卵が乗っており、ちょっと苦労した。まあ確かに油そばとの相性が良いのもわかる。でもだめなのである。その意味で、今回の赤辛ざるそば+生玉子の相性が良いことは理論的には理解しているが、感情面で無理だった。

 蕎麦にも唐辛子が振られているが、それよりつけ汁がパンチが効いた辛さで、食が進む。蕎麦を食べ終わっても、ご飯との相性も良いのである。結局結構な単価になっているが、満足感は十分。

 今年は暑くなりそうで辛い系の食事を欲する気がしており、なかなか素晴らしいメニューであり、富士そばの商品開発力に感心した。

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