オカッパリ海釣り情報誌「月刊 磯・投げ情報」の2019年5月20日復刊について

 ちょっと遅い情報であるが、2018年8月に出版社である海悠出版が倒産したことで、休刊となっていた「月刊 磯・投げ情報」が2019年5月20日の7月号から復刊することが明らかになった。今後も毎月20日発売になる模様。

 関連記事:貴重なオカッパリ海釣り情報誌「月刊 磯・投げ情報」の海悠出版の倒産について

 海を対象にユルく遊ぶ記事が多く、この雑誌のロストは結構痛く、釣りライフがイマイチ充実していない中、朗報である。

 編集スタッフも同じようで、非常に楽しみである。

 以前の記事では、「カニのひっこくり」(カニを引っ掛ける道具をホムセン製品で自作する)や、潮干狩りの情報など、釣り自体のマニアックな方向性を追求するより、海で遊ぶ人口の裾野を広げる記事に力点があった。

 その一方で、釣りとは自然が相手なので、そんな大きなサイクルで状況の変化はなく、結局毎年ほぼ同じような傾向の記事になってしまう「マンネリ化」との戦いになる。

 それでもこの雑誌は、そのマンネリズムに対抗して、常に新鮮な記事を出すことを意識していたと思う。上記の目次やSNS情報を見る限り、その視点は変わっていないようで楽しみだ。

 とりあえず再会を祝し、予約注文をポチッとした。

追記:

 雑誌が到着し一読した。人気企画だった堤防ウオッチングでは懐かしの面々が再集合していて、なんか嬉しくなったのであった(面識はないけど)。その後、お便りコーナーを見ると、その代表的な20年近く参加している有名人Wさんの投稿があり、”休刊の間も、そこで知り合った仲間と月一で集まる自力の堤防ウォッチングをしていた”という感動的なエピソードも。

 また、これも懐かしのブラックラー・ヤスからのお便りとブラクリ記事やM様の姿もあったりして、雑誌のあちこちに、かつての仲間が集合して、復刊を祝っているような感じに溢れており、非常にハッピーな気持ちになった。

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【2019年】いつもの相模川河口でテナガエビ仕掛け2号針+ノベ竿により、ヌマチチブが爆釣・・・そして佃煮へ

 いつもの相模川河口へ釣りに行ってみた。2019年初の釣行である。

 いつもの1.8mのノベ竿に、2号針のテナガエビ仕掛けにジャリメで、初めから小サイズ狙いである。ちなみに愛用していた仕掛け「マルフジ 手長エビ仕掛 K-036」はもう店頭に並ばなくなってしまった。残念である。

 いつものポイントの超浅の淀みを狙う。

 さすが定評あるポイント。

 入れ食いである。

 ヌマチチブが(泣)。

 ヌマチチブは、マハゼとは明らかに異なるグロな見た目(青っぽい斑点が)と貪欲な食性、底知れぬ生命力、ネバネバした滑り(ぬめり)など、外道として有名(?)であるが、これしか釣れないと逆に闘争心が高まる。

 現在のポイントでは3cm位の稚魚が沸いているような状況で、テナガエビの仕掛けのサイズにちょうど合っている状態。小サイズ仕掛けでもあり、ヌマチチブの稚魚〜成魚サイズでも十分な引きを楽しめる。

 稚魚のくせに、ものすごい貪欲なのでガンガン当たる。針にフックしていない若干のジャリメの垂らしの部分にさえ食いついてくる。

 ただマハぜと比べて厄介なのは、貪欲であるが故か、針を飲み込んでしまうことが多い。マハゼが比較的フック浅めで、上顎に軽く掛かることが多い。なので手返し良く釣ることができる一方で、ヌマチチブは針を外すのが難しく、結果ハリスが切れたり、針が変形してしまうことも多い。その意味で釣る側にとっても厄介な存在なのである。

 ただ、意外に活性のあるこの状況で、少しテンションも上がってくる。もはや汽水域におけるタナゴ釣りのようなマニアックな世界に突入しているような気すらしてきた。

 投入すると必ずアタリがあるという感じで、3cm〜7cmくらいのサイズが2時間弱で25匹ほど釣れた(きりがないのでやめた)。

 今回ここまで外道中の外道であるヌマチチブの猛攻を真正面から受けて頑張ったのには実は背景がある。

 実は「ヌマチチブは佃煮にすると美味い」という情報をゲットしており、一度食べてみたいと思っていたからである。マハゼなどが釣れる場合、敢えてグロな見た目のヌマチチブを持ち帰る気にはならないが、それだけ釣れるのであれば、今回は味を見てみようと思ったのである。

 ハラワタは、幼魚は取らずそのまま、サイズが大き目のものだけ軽く取って、真水+料理酒で臭みを取り、みりん+砂糖+醤油+料理酒で煮詰めていく。

 結果、こんな感じになった。

 食してみると、身が締まってほろ苦く美味い。骨ごと食べることができて、酒のツマミやご飯のお供になり、侮れない味である。

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真鶴にて2019年初釣り惨敗と強制的仕事初め

 今年の冬季休暇はカレンダーの関係で例年より多く、何と9連休であった。とはいえ様々なイベントや儀礼は変わらずあって、なんだかんだであまり休みらしい休みになっていない。・・・という感想自体も例年通りなので、まあ通常運転の新年なのであろう。

 久々に真鶴で釣りでもやるかという気になった。しかし、完全に勘が鈍っており、どこに行くか、何を釣るかの考えがまとまらない。ポイントの記憶もうっすらで、やはり継続していないとダメである。とりあえず過去の記憶を頼りに、コンパクトロッドによる”なんちゃってウキフカセ”で小メジナ、小ウミタナゴ狙いとすることにしてみた。

 早川港より西方向の国道135が混む事だけは、経験的にわかっているので早朝移動で8時に真鶴某所に到着。早速釣りの準備を始めるが、久々過ぎて仕掛けの作成の手もおぼつかず、ヨボヨボ状態である。

 苦闘15分でウキフカセ仕掛けができた、と思った矢先に、スピニングリールのスプールを上げていないことが最終段階で判明して一からやり直す、ロッドのガイド1本に糸を通していないことが最終段階で判明して一からやり直す、挙句の果てにコンパクトロッドを落として根元のプラスチックネジが割れてしまう、などの種々のトラブルに見舞われた。

 もういっそ帰ってしまおうかという思いもよぎったが、何とか歯を食いしばり忍耐力で耐えて、いよいよ我慢の限界に達した頃、ようやく仕掛けが完成した。

 と見ると、目指す釣り座(ポイント)に先客が。完全装備のウキフカセ師である。あれれ、どうしてかな〜。僕の方が先に到着しているのに〜。確かにちょっと離れた位置にいて仕掛けを作るのに30分くらいかかっていたけど、明らかにこのエリアで、まともに釣りができる場所ってその釣り座がベストで、その優先順位1番の場所に黙って入るかな〜。

 いきなりの場所ロストである。

 まあ相手は正統派ウキフカセ師で、こちらは”なんちゃってウキフカセ”なので、気後れもする。要するに装備的には本気度と気合が違うのである。ただハゼ釣りであろうが、ヒラメ釣りであろうが、この世界、先に来た方が優先ではなかろうか。

 実際のところ、竿の長さも半分くらい違うので、そもそも仕掛けを投入可能な距離が異なる。したがって、ポイント自体の干渉はしないのだが、釣り座が干渉するのである。

真鶴某所、テトラの向こうにポイントがある(正確には、昔はあった)

 若干の不機嫌さを感じつつ、仕方なく別の場所を探し、おかしな態勢で釣りをする。まあ結局、この世界は釣った方が勝ちなので、結果で証明させてやると覚悟を決めた。

 まずは10円玉を海へお賽銭代わりに投げて、今年の釣りの安全を祈る。

 ・・・釣れない。昔はもっと活性があった記憶があるが、その記憶は5年前。やはり時代は流れる。生体反応ゼロで釣り座も姿勢がいまいち不便なので次第に飽きてきて、釣りを一時ヤメ、後ろの方からぼーっと正統派ウキフカセ師の動きを見ていた。

 正統派ウキフカセ師も全然釣れてない(ニヤリ)。

 少し気分が晴れてきた。投げては返し、餌取りすらおらず、ひたすら”海に糸を叩きつけるスポーツ”をしている。いやぁ、素振りがお好きなようで、大変そうですな(嫌味)。自分が釣れていないと地獄であるが、他人だと楽しい(性格悪い)。

 そうしていると正統派ウキフカセ師はやはり釣れないと見たのか、場所を移動して行った。まあ、後ろでニヤニヤ見ていた壊れたコンパクトロッドの変な奴の視線に耐えられなくなったのかもしれない。

 そして。

 正義は勝つということで、目当ての釣り座に到着である。釣り座は同じでもポイントが違うのであるから大丈夫、勝算はある。

 ・・・やはり釣れないのである。そうしていると、油断したのか突然大波が。

 バスタブ1杯分くらいの海水が私の前面を覆っていった。避けることもできず、一瞬にして下着まで浸水である。一応上着はレインウェアを着ていたはずなのに、先ほど”素振り”を見ている際に、熱いコーヒーを飲んで暑くなって、上着の前を開けるという凡ミスをしていたのであった(罰が当たったとは思いたくない)。

 いきなりの1月の冠水で、一気に体感温度が下がる。真鶴で上半身裸になりバスタオルに包まる羽目に。そんな私の横を、家族連れの観光客がまゆをひそめて通っていく。正月の海で何が悲しくてこんな屈辱的な格好にならねばならないのか。当然着替えがあるわけもなく、もうダメ、ギブアップということで終了である。

 わずか1時間の初釣りであった。

 素肌に直接レインウェアを着込んで車で帰宅した。寒い。さらに海水まみれでゴワゴワである。

 家に着くと今度は自宅のシャワーが故障しており、ぬるま湯しか出ない(罰が当たったとは思いたくない)。

 仕方なく、風邪覚悟でぬるま湯シャワーを浴びて、やけ酒でも飲もうかと思ったら、今度はLINEが。

町内会からの連絡である。会員のご家族の訃報が入り、緊急で回覧板で情報回覧する必要に迫られ、強制的に町内会の仕事初めとなった。当然のことながら、この手の話は時期を読んでくれるわけではないので止むを得ないことではあるが。

 風邪気味の肉体で、PC起動、文書作成し、手渡しで班長さん達に至急回覧の文書を配布するべく町内を歩き回った。回覧途中で内容訂正が入り、再度回収、再配布というアクシデントもあったが、もうどうでもいい。非常に疲れた。今年の運勢に一抹の不安が生じるのであった。

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貴重なオカッパリ海釣り情報誌「月刊 磯・投げ情報」の海悠出版の倒産について(2019.05追記 復刊されました!)

 Yahooニュースで知ったが、釣り情報誌「磯・投げ情報」の発行元「海悠出版」が倒産した。

 外部サイト:釣り情報誌、月刊「磯・投げ情報」を出版していた(株)海悠出版が破産開始決定
       11/7(水) 10:49配信 東京商工リサーチ

 上記記事から引用すると

 (株)海悠出版(TSR企業コード:296469319、法人番号:1010001075691、文京区湯島2-9-10、設立平成4年10月15日、資本金1000万円、福田千足社長)は10月31日、東京地裁から破産開始決定を受けた。

 引用終わり

 とある。もっと前から情報は流れていたようで「磯・投げ情報」は7月25日発行の2018年9号で最終巻となってしまった模様である。

 海悠出版のWebには「お別れとお詫び」が掲載されている。Twitterでは8月17日段階で、以下のような報告もされていた。

https://twitter.com/maru_umi/status/1030255020946599936

 海釣りを本格的に始めてから、色々と教えてくれた雑誌であった。ブラクリを知ったのもこの雑誌の記事「ブラックラー・ヤス」がきっかけであった。

   釣り場情報(堤防や磯など)のムックも購入し、色々な意味でオカッパリ釣り中心の私には役立っていたのだが・・・。

 この雑誌の名物企画で、毎月場所を変えて行われる堤防釣り場の紹介で、ずーっと掲載されている常連家族の写真があり、子供が毎月の写真で次第に成長をしていく様(最後は親離れしたのか掲載されなくなった)を密かな楽しみにしていたものだった。その家族ももう見ることができないのは残念である。

 偶然最終号になってしまった9号を購入していた。今年は全然釣りに行けなかったので、そろそろ再開をと思った矢先だったのだ。

 別の記事(釣り雑誌「磯・投げ情報」を出版していた海悠出版、破産開始)では、

東日本大震災の発生により、ポイントの多い東北地方での取材が一時困難となったことで刊行物の発刊が滞ったほか、同地域を中心とした釣り需要の縮小などから業容が徐々に低迷。紙やインク等の原材料費や印刷外注費が高値で推移したことで収益も悪化し、人件費などの固定費削減に努めていた。釣り具メーカーからの広告費収入も減少するなど、業況の回復が困難となったことから、7月25日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。

引用終わり

 とあり、紙の雑誌の難しさや釣り人口の縮小が影響しているようだ。

 釣り道具などレジャー用品は付加価値が高く、こうした雑誌も含め、ある意味独占的に市場を取れそうな気もしている。いくらネットに情報があるとはいえ、こうした趣味で紙媒体の必要性はあると思っており、私自身も未だに「磯・投げ情報」は購入している。つまり一定の固定読者はいたはずと思っていた。

   それでもこのように立ち行かなくなるということは、既存の出版業界の構造的変化も相まっていたのであろうか。

   確かに船釣り専門誌のようなスポンサータイアップが強いものと違って、オカッパリの場合は太いスポンサーがつきにくい。ただそうしたスポンサータイアップがあるとイマイチ雑誌の質が違ってくる。その意味で「磯・投げ情報」は遊び心あふれた絶妙な雑誌であった。

 貴重なオカッパリ系のなんでもあり釣り雑誌がなくなるのは痛い。

 ぜひ何らかの形での復活を期待する。ブラクリ専門誌とか。無理か。

追記:出版社を変えて、2019年5月に復刊することが明らかになった。めでたい。

 オカッパリ海釣り情報誌「月刊 磯・投げ情報」の2019年5月20日復刊について

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ド干潮の相模川河口で、ノベ竿でテナガエビを釣る

 圏央道もでき、多摩地方からのアクセスが便利になったこともあり、相模川河口(平塚側)は気軽に行ける釣りスポットである。

 もともとハゼ釣りで有名な場所であるが、最近はハゼ釣り大会も開催されなくなったのではないだろうか。まあ、場を荒らすライバルがいなくなるので良いことである。

 ここでの釣りは1.8mのノベ竿に、小型のテナガエビ仕掛け(0.4号)で、ジャリメを使う。これだけ小型装備だと、大物は無理だが結構小型〜中型までは対応でき、引きも楽しめる。15cmクラスのデキハゼでも結構スリリングなやりとりができるのである。

 これまでも、ハゼ、メッキ、ヒイラギ、セイゴ、シマダイ(の子供)、クロダイ(の子供)などをこの装備でゲットできており、春から秋まで楽しめるのである。

 クロダイは赤ちゃんサイズであっても引きは立派で、斜め下へ突っ込むような動き、セイゴもエラ洗いのような横への激しい動きがあるのである(もちろん、ほとんどリリースであるが)。

 全く生体反応がない場合もあるが、基本魚影が濃いので、ノンビリ釣りができる。

 今回ど干潮の中釣りに行ってきたが、テナガエビが10匹ほど釣れた。テナガエビ仕掛けを使っているが、実はテナガエビが掛かったのは今回が初で、外道であるチチブの猛攻&猛攻を避けつつ、テナガエビの長めの当たりを堪能できた。

 平塚港(東海道線線路と湘南大橋)を望む。潮が引いて、中洲が露出している。長靴を履いてこの中洲に渡りハゼを釣るのが上級者だが、そこまでする勇気は出ず。

 参考映像。別の日に撮影した同アングル。完全に水没である。

 仕掛けは「マルフジ 手長エビ仕掛 K-036」を使う。小さいが結構使い勝手が良い。最近釣具店で見かけなくなっているので、生産中止にならないかビビっている。

 こんな感じで、なかなかのサイズのテナガエビが釣れた。

 2時間ほどで11匹テナガエビが釣れた。満足である。

 帰宅まで泥吐きをさせるために真水(ミネラルウォーター)を張ったクーラーボックス中で生かしておく。汽水域であるが、海水でも真水でも関係なく元気よく生きていた。

 最後は日本酒で締める(ボールに入れた日本酒に投入、ものすごく暴れるのでラップを張っておく)。

 その後、爪楊枝で胃袋を取って、素揚げにすると綺麗なオレンジ色に。

 非常にうまい。長い手も含めて、余すところなく全部美味しく食べることができた。

 いやぁ、これはいい感じの酒のつまみになる。

 改めて「テナガエビ、うまい!」ということを実感するのであった。

 参考記事:【2019年】いつもの相模川河口では2号針+ノベ竿でヌマチチブが爆釣・・・そして佃煮へ

 参考記事:2019年相模川のテナガエビ開幕(・・・ヌマチチブも好調)

 参考記事:2020年の相模川テナガエビ開幕!

 参考記事:2021年相模川河口で釣り状況の偵察!(人的接触なし)・・・何もなしでした

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管理釣り場「北浅川恩方ます釣場」で、あっという間にニジマスを釣る

釣りにも迷いが生じつつ、ふらりと陣馬山の麓にある「恩方ます釣場」へ。完全手ぶらであるが、釣り&BBQができるなかなかのスポットである。

陣馬街道沿いに流れる北浅川を石で区画にし、そこに養殖されているニジマスを適宜放流している。お金を払うと自由に釣りができる。持ち帰りは10匹までは料金内で、BBQしやすいようにハラワタをとって捌いてくれるサービスもある。

河原で自分で装備を持ち込んでBBQをしても良いし、有料のBBQエリアもある。

有料のウキ釣り竿(250円)と餌とビクである。

こんな感じでウキ釣りをすると・・・・

ウキがシュン!と消えて、飢えているであろう活性の高いマスが釣れる。活性が高いというか、釣っているそばからバケツで係員がマスを放流しているので常に入れ食い状態である。

ただ10匹釣ろうと思うと意外に大変で、カエシが無い針なのと、結構スレている魚が多い結果、なかなかバラしと餌取りが多い。

20匹のブドウ虫(600円)で7匹のマスをゲット。所要時間は30分。捌いてくれたマスをビニールに入れてゲット。

久々の生体反応を感じる釣りであった。BBQの前段としては文句なしだが、釣りだけを純粋に考えた場合これで良いのか?イマイチ疑問を感じる。

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久々に沖堤防「野島防波堤」へ釣行するも撃沈

GWの連続休暇は断念したが、このまま何もしないのもマズイので、以前から行こう行こうとしていた「野島防波堤」に釣りに行くことにした。

金沢八景の近くで潮干狩りのメッカである「野島公園」にある渡船「村本海事」から渡船に乗って15分で着く沖堤防である。一昨年にメバル、カサゴ爆釣の経験があり”堅い”釣り場という認識があった。とはいえ昨年はなんだかんだで行けず、いまいち勘が鈍っている状態である。

体調もイマイチであるが、ここはリフレッシュする意味で朝4:30起きで出発。6:00前には着いたが既にGWのレジャーで駐車場がギリギリという状況であった。

7:00発の渡船で渡り、日没帰港18:30便まで釣る計画である。水分(500mlの凍ったペットボトル1、水2)および食料(かさばるのでお菓子類中心)も確保し、荷物も少なめにする。

これが渡船である。

渡船内部。エンジン音と振動がそこそこあるが、乗船時間は15分くらいなのであまり気にならない。

一番長い堤防(通称”青堤”)の中央部分(通称”ハナレ”)に渡る。幅5m弱の堤防がずっと続く。足場はまあまあであるが、所々海水に洗われたり、海藻が付いていたりなのでフェルトスパイクが必要であろうか(ただ一部の常連はクロックスのサンダル+Tシャツ短パンという軽装もいるが)。

逆側。こんな感じで何もない(当然トイレもない)ので、ある意味サバイバルであるし、閉所恐怖も生じる。渡船の時間が夏場は7:00,9:00,12:00,15:45,18:30(日没)なのでこれ以外に外部とのやり取りはないのである。

今回はジグヘッド+ソフトルアーによるメバル、カサゴ狙いであり、餌などは持っていかなかった。つまり疑似餌のみでこの時間粘る必要がある。魚影は濃いのでハマれば別に問題ない(過去にも良型30オーバーの爆釣経験あり)のである。

今回はどうだったか。

7:30堤防着で、開始30分で既に嫌な、いや、ほぼ敗北の気配が漂う。

まるで反応がないのである。私だけでなくブッコミエサ師も同様である。

これはやばい。何がやばいって後ワンチャンスあるとすると夕方である。そこまで時間を潰せるわけもない。フラットな堤防で座る場所もないのである。

それでも海を見ていると多少リラックスできるので、クーラーボックスに座り、ライフジャケットを首枕代わりにして午前中は昼寝タイムで時間を潰せた。

しかし今度は風が強くなり、波が堤防の上を洗うようになってきた。要するに全身に飛沫を浴びる様相である。これはきつい。幸い今回の私の装備はゴアテックスレインコートを着込んでいたので水分侵入はあまりなかったが、それでも海水をかぶるのはダメージがある。

生体反応がないのは相変わらずであったが、粘って、それでも15cmカサゴをゲット。だがこれはリリースサイズなので、リリースである。やはり感じとしてはカサゴの活性は低いし、メバルに至ってはおそらくこの日中時間帯には接岸していないと思われる。く、苦しい。釣れない時の悪いイメージは、何もいない水中にただ仕掛けをひたすら投げ込む無為な行動なのだが、今回もそうなりそうである。

そんな状態で悩みつつもますます風は強くなり、満潮が近づき堤防を波が洗うようになってきた。結構危険である。渡船も早上がりを勧めてきたので、それに乗っかり今回は16:00撤収。もう疲れ果てた。でも海を十分見ることができリラックスできて、良かった(強がり)。

その後福浦のリネツ金沢で風呂に入り(600円)、海老名SAで”負け犬”ラーメンを食べて帰宅したのであった。

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【東扇島西公園】久々の釣りで撃沈

久々に釣りに行ってみた。

お盆休みの天気はよろしくなく、一旦は諦めかけたが回復するタイミングを図って当日思い立って釣行することに。

川崎の工業地帯のど真ん中、「東扇島西公園」である。釣り施設とは異なり、入場は無料で24時間開放、しかも広いスペース。トイレもあり、駐車場もある(有料だが)。

釣り具などの移動売店もある(勇竿釣具店)。

ただし全く場所の予備知識もなく、コンパクトロッドとルアーロッドのみで手探り状態である。

横浜方向から首都高湾岸線をレインボーブリッジを超えて、京浜工業地帯のプラントが立ち並ぶ中を抜け、降りればすぐに公園である。

最近釣りらしい釣りもできず、ほぼ1年ぶりのまともな釣りであり、調子がつかめない。

手前の駐車場に駐車し、少し歩いたウッドデッキ前に釣り座を確保。まだ人出は少なく、特に場所取りには問題なかった。

 

対岸は工業地帯。のどかである。

両サイドは天秤+虫餌+遠投投げ仕様である。カレイ狙いであろうか?

こちらはコンパクトロッドに、小型ジェット天秤+キス仕掛け+虫餌に、ルアーロッドにはジグヘッド+ガルプという根魚狙い。

遠投がメインの周りとは若干仕掛が浮いている。私の仕掛けではちょっと距離が稼げないのである。

10:00スタート。19:00終了。

アタリすらゼロである。

周りも渋そう。ほとんど釣果がない。やはり雨が続いたのが原因であろうか。

途中で場所を変えるべく「大黒海釣り施設」を調べてみるも、ここもあまり状態は良くなさそうで移動は断念。

ヘチの浮きフカセ+コマセで大型メジナやフッコは釣れていたが、コマセの使用までは流石にちょっとと、気後れする。

夕方に手前のテトラ付近で、遠投サビキでアジが釣れていた。これも常連が楽しそうに釣っていて、釣れたアジを猫にあげていたが、こちらは手ぶらで悲しい帰路となったのであった。

朝食抜きで、釣行の間は釣具店の売店でカップラーメン(お湯付き)を食べたのみの戦いであり、お腹がぺこぺこであった。

帰りに幸楽苑で、大盛り醤油ラーメン”司”+餃子+半チャーハン。これが今日一番の収穫であった。とほほ。

 

 

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釣りにおける一発台:ブラクリ釣りのススメ

 私は釣りも趣味である。でも、最近はなかなか時間が取れない。

 先日、湯河原温泉へ移動する際に、途中の真鶴福浦港へ立ち寄り、少し釣りをすることにした。

 釣りが目的でないので、最小限のタックルで行くことにした。

 私の釣り嗜好は、海釣り+陸っぱり+エサ・ルアー許容という節操のないジャンルである。

 釣りマニアは結構このジャンルにこだわる。

 特に、エサ許容と非許容(要するにルアー)は結構相容れない対立構造を持っていると思う。

 私はどっちでも良い派なのだが、エサ許容派は確かに調子にのると、アミコマセを無制限利用する。

 アミコマセは動物性プランクトンの塊で、通常冷凍して購入する。それを海水で溶かし、柄杓で投じて寄せ餌にするとか、仕掛けにつけたカゴの中に入れて、これまた寄せ餌にする、などの使い方がある。

 魚が寄ってくるということで、その餌としての能力は非常に高いのだが、欠点としてはものすごく臭い。正直排泄物そのものの臭いと表現する人もいる。

 よって車で移動する場合にはコマセの臭い問題が大きな問題で、しかも車の場合、密閉空間で高熱になるので、夏場にコマセをほんの僅か車中に残しただけで、車中はとんでもない異臭になる。ほとんど事件だと思う。

 だから、ルアー派の車には、餌派の釣り師は匂いが移るので、乗れないということが起こる。逆は問題ないけど。

 そんな狭量な釣りマニアであるが、私は餌・ルアーどちらも許容する立場である。

 本日は、横浜発祥のブラクリ釣りをやってきた。

 ブラクリはオモリに直結した大きな針という単純な仕掛けで、基本的に落とし込みを狙う釣りである。

 テトラポットの隙間、ゴロタ(岩場)の隙間などを狙って、仕掛けを落とす。穴釣りとも呼ばれる。

 そうすると、そうした狭隘空間に定着して餌を待っているカサゴ、ムラソイなどの根魚が食いついてくるのを狙うのである。

 応用編では、メバル、アイナメ、クジメ、ドンコなども狙える、結構面白い釣りなのである。

 おまけにこれらおん魚は結構うまい。煮魚で絶品な食材であり、あまり魚屋にも並ばないのでプレミアム感もある。

 ただ問題は、足を使う釣りで、その穴に魚がいないと、いくら待っても釣れることはない。

 従って、足場の悪い中、移動しながら釣ることになる。

 ある意味体力を使う釣りである。

 その一方で、釣りとしては非常にシンプルで、仕掛けを落とす→アタリがある→リールを巻く、これだけである。アタリがない場合には、場所を移動しなくてはいけない。

 要するに勝負が非常に短時間につく。

 落としてアタリがあるか無いか、ただそれだけなのである。

 このシンプルさが気に入って、ずっとブラクリ釣りをしている。

 パチンコで言えば、一発台のようなものである。大当たりの「穴」(入賞穴)に入れば、それだけでフィーバーという構造が、魚のいる「穴」(テトラやゴロタ石の割れ目)に餌を投入されれば、それでヒットという類似性がある。

 本日のタックル。超短竿(90cmくらい)+ワカサギ用両軸リール+ブラクリ仕掛け+ルアー(カサゴ職人)。

 完成した仕掛け・・・といっても糸にブラクリ仕掛けを接続し、ルアーをつけただけである。

 餌は本物(例えばアオイソメとかイカの切り身とか)でも良いが、本日は手に匂いがつくのが嫌でやめた。餌の場合には匂いが強烈で、餌もちが良いという意味で、市販の(食用の)イカの塩辛がこれまでで効果があった。ただ最大の問題は、手に強烈な生臭い匂いがついてしまうことである。

 こんなテトラポットの隙間を狙う。

 激闘30分。何も反応なしである。反応なし、即ち、待ってもダメなので、撤収。

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湯河原温泉の帰りに真鶴半島(三ツ石)へ行ってきた

湯河原温泉で朝食をたらふく食べ(おひつを空にして)、帰宅中である。

折角なので、真鶴半島先端まで行ってみた。天気もよく、穏やかな海。

真ん中の岩が三ツ石で、干潮の際には歩いて行ける。

ゴロタ場で少しブラクリ釣りをしてみるが、反応なし。まだ時期が早いのか?

昔メバル夜釣り狙いの際には、西湘から真鶴まで足を伸ばしていた。

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