町田仲見世商店街の入口付近にある「小陽生煎饅頭屋」の焼き小籠包はいつも行列が絶えない。
この仲見世商店街は、天井が低く小さい店が密集しており、トイレも共同だったりして、新宿の思い出横丁、大井町の東小路、平和小路、浦和のナカギンザ同様、闇市を発祥としている。
流石に平成、令和と時代が変わってきて、多数いる所有者の問題や建物の老朽化で建て替えなど、だんだんと消えゆく運命になっているのが寂しい限りである。
この「小陽生煎饅頭屋」は、そんな中でも闇市の雰囲気がたっぷりで、行列はあるものの、でかい鍋で一気に焼くので1バッチの製造量は多く、タイミングが良いとあまり待たずに買うことができる。
4個入り400円と、6個入り600円の2つしかメニューはない。6個入りを購入。
見た感じではあまり熱そうでははいのだが、そこはやはり小籠包で、中の肉汁が脂含みのアチアチで、いつも口の周りが軽く火傷してしまう。
私のような猫舌+早食いには最も向いていない食べ物である。
皮に包まれたアンと、甘酸っぱい肉汁は非常にジューシー。肉厚な皮も食べ応えがある。
ジャンクな感じではあるが、本格派の高級感たっぷりで、毎回吸い寄せられてしまい、クチビルに火傷を作ってしまう。