和食麺処サガミでアフターコロナ方式の「わんこそば」にチャレンジ!

 かつてTV番組「水曜日のダウンダウン」で少し話題になった、謎の大食い「K.カズミ」という少々モヤモヤする件の舞台となった「和食麺処サガミ」。まあ、本題とは異なるが、「探偵!ナイトスクープ」であれば、上岡局長が半激怒するタイプの締めかたであった。

 以前は「ざるそば」を食べ、なかなか美味かった記憶がある。今回、たまたま空腹時の晩ごはん探索の帰り道で見つかり、入店してみた。

 そして、やはりあった「わんこそば」。ただし、アフターコロナ仕様であって、例の「はいはい、じゃんじゃん♪」というコール&お椀へ麺inのご担当は背後に不在で、卓上ボタンで店員をその都度呼ぶ方式である。要するに、「*皿ください」という、”しゃぶしゃぶ食べ放題”スタイルなのである。

 メニューにもズバリ「わんこそば」1,619円(税含まず)と書かれている。確かに、ざる蕎麦を頼むと、物足りなさも残っていたのも事実。これはこれで満足できるのでは、とチャレンジである。

 ファーストロットのセット。色々なおつまみ系もあり、薬味もある。あとは右上にある単位の「蕎麦」をひたすら食べるだけである。

 一人でひたすら食べる。背後にプレッシャーもない。静かである。最初は美味い。そして、残念ながら、あれほどの美味しさが、食べ続けると違う味覚に変化する時がやってくるのである(何故だろう)。

 結局20杯でギブアップ。うーん、どうなんだろう。多いのか少ないのか。

 ちなみに店頭には噂の掲示があった。これはしかも「ざるそば」の記録なので、わんこそばより1単位の量が多いはず。やはり尋常ではない記録である。

Share

【書評】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』22巻–文化祭の準備期間という最も楽しい時間で青春感が高まる

 谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』22巻を読んだ。今回は文化祭がテーマで、本番ではなく、まさにその準備過程、一番楽しい時期である。

 黒木さんが監督をやり映画を撮影するという、まさにここ最近の求心力がモロに出ている状況である。そして各自の個性も際立ち、今回のエピソードは傑作揃いである。

 結局こうした「設定」に対して、多彩なキャラたちが受け入れ、目標を共有して進んでいく訳であり非常に「青春」である。まあ、とはいえ彼女たちもこのマンガのキャラなので、そういう意味ではその部分は従順なのはあたり前なのだが。

 うっちーの乱入シーン。オーディションで即落とされるというオチ(結局出そうだが)付きである。

 相変わらずの小宮山さんの変態性。

 今回意味深なのは、将来イメージで「シェアハウス」という概念が提示されたことである。これは私の邪推では、作者による読者に対する「今後の展開のリサーチ」のような気がする。確かにこのテーマとしては「美しい」し、時間進行型のこの物語としても長期化可能である。どうなるのであろうか。

Share