大月駅前で見つけた狭い路地とレトロな店構え

 先日ホリデー快速ビューやまなしに乗ってサクッと吉田うどんを食べに行ってきた(下記記事)。

 関連記事:吉田のうどん探訪:大月駅「吉田屋」で十分なコワさの冷やしたぬき大盛りをいただく

 大月駅周辺は甲州街道の大月宿があった割にはあまり賑わっている感じはなく、少々寂れた雰囲気が漂っている。

 狭い路地や古い建物があったのでいくつか写真に残してみた。

 旅籠風の宿と、小料理屋のある路地。営業しているのかどうかは不明。手前の白い看板には「お茶漬け おにぎり」とある。文字通りの意味なのか少々戸惑う。

 狭い路地の途中に「3F麻雀荘」とある看板。近づくと真っ暗の階段があり、登るのがためらわれる。

 「ミルクホール」という名前に昭和の匂いが漂う。

 現在も営業している和菓子屋さん。看板の電話番号が、「(大月)592番」という古さ。

 日曜日の昼過ぎに「営業中」の札が出ているスナックであるが、営業しているのであろうか。ただ酒ゴミも出ていたので、稼働中の可能性はある。

Share

【衰退する町内会】新旧役員交代に加えて、新元号対応に躓く【少子高齢化】

 ようやく3月末で長く続いた町内会の役員も終了である。しかし、まだ新年度に向けて4月頭の定期総会の準備や、新役員との引き継ぎが残っている。

 2月から新役員が集まり、恒例の「自分の病気で」「配偶者の介護で」「もう何度もやったから」「土日に仕事が」などの、高齢や共稼ぎなどの諸事情による”当事者同士でできない理由を出し合って決まらない会議”が続いていたが、時間が解決して、ようやく決定。

 とはいえ高齢化の波は全く止まることなく、やはり実働部隊、現役世代は少ない。世帯数も減っていく上に、新しい家が加入することもない。

 また、事務手続きにしても、昔のような官公庁や銀行など、管理がザル時代でやっていた内容もコンプライアンス全開の時代の今では昔のようにはできない。会計の通帳管理一つとっても、会長の身分証明だ印鑑証明だ、地縁団体の会長であることの証明書だ何だと面倒になってくる。

 規制は厳しく、仕事は減らない。相変わらず厳しいのだ。

 私は書記という立場で、定例総会の資料(議案書)を作るのに忙殺されている。これにしても今年は改元を控えており、従来のコピペではできないのだ。年度は元号で記載してしまっており、4月-3月の年度で2019年4月から”平成31年度”が始まるのだが、5月に改元がある。この翌年度を何と呼称すべきか。

 議案書の原稿は3月に印刷所に入れなくてはいけないため、4月頭の既に新元号が分かっているのに、あえて”平成31年度”と書く議案書になっているのである。もちろんエクスキューズは入れるが、ただただ面倒くさい。

 「平成31年度」でも正しい。1ヶ月だけは存在するので。でもそれ以降はどうする、という話もある。「(新元号)元年度」と記載するのも少々おかしい。結局西暦表記を併記するのだが、過去の資料は元号1本なので、そこに対して全て変更が必要になってくる。結局色々事務方の手間がかかるのである。

 外部リンク:平成31年は4月30日終了!改元の影響を受けるWebサイトはどうすれば?

 こうした瑣末な厳密性が必要なのか?とも思うが、残念ながら必要なのである。

 こういう部分だけ指摘する人もいるので、それに対して理論武装する必要もあるし、地方自治体のお役所仕事ほどこうした部分で詰まると面倒で、首尾一貫した書類を流れ作業に載せないと余計な手間がかかるのである。

 こうした業務なり手間を効率化した方が良いのでは?という声も当然あるし、民間企業などでは経費削減の元に、不要なルールの削減もある。

 しかし、官公庁の内部論理からはこうした部分を緩くする方向性は出てこないと断言できる。むしろ内部統制の観点から、提出書類の整合性を、より厳しくする方向に進んでいくはずである。

 そうすると少子高齢化の中で、弱体化した1単位に向かって、各方面からますます仕事が減ることない状況は続く。

 どこかのタイミングでカタストロフィーが訪れるであろう。

 この変化は、限界集落と同じように、ある一定水準まで少子高齢化が進んだ結果、統制の取れなくなった地縁団体、実質休眠状態の地縁団体が散見するような形で顕在化してくると思われる。

 私にしても、これで町内会の荷が降りた、と安心できてはいない。

 まだPTAだってあるのである。しかもPTA役員はさらにエグくて、ポイント制まで施行されている。もういい加減、GiveUpしたい今日この頃である。

 外部リンク:PTAに蔓延!「ポイント制」という謎の罰則-負の意味づけを強化するループ化現象


Share

吉田のうどん探訪:大月駅「吉田屋」で十分なコワさの冷やしたぬき大盛りをいただく

 先日の休日の午前中に、ホリデー快速ビューやまなしに乗って大月駅へ。ここには吉田うどんの店がある。ホリデー快速ビューやまなしは普通乗車券で乗ることができるので、軽い気持ちで電車に乗り、昼食として吉田うどんを食べることができるのである。

 大月駅から出て線路を越えて逆側にある「吉田屋」である。徒歩だと10分くらい。

 11:00開店ですぐ入ったものの、既に先客あり。しかもどんどん1人客が入ってくる人気ぶりである。カウンターと座敷がある。

 「冷やしたぬきうどん」550円の大盛り(+150円)を注文。漬物がついてきて、結構なビッグサイズ。ゆでキャベツ、わかめ、ネギ、天かす、生姜がトッピングされている。

 すりだねも「黒」(山椒+胡麻)と赤(七味)がある。「黒」は珍しい。

 天かすも綺麗でふわりとした感じがある。

 薬味を投入して食べる。麺はやや細めであるが、硬さは十分である。満足。

Share

立ち飲み屋探訪:大宮駅「焼鳥日高 すずらん通り店」日高屋の隣にある立ち飲み屋で食べた”ちくわの磯辺揚げ”がうまい!

 大宮駅東口を出てすぐの「すずらん通り」にある、「焼鳥日高 すずらん通り店」へ入店。ラーメン日高屋と隣接している立地。

 ここはタッチペンによるシステマチックな注文方法である。

 関連記事:
  立ち飲み屋探訪:立川駅「立ち飲み 日高」はタッチペン注文システム

 ホッピーセットは370円。中は210円。今回初めて気づいたが、この店の割材は甲類焼酎ではなく「ウォッカ」で、ホッピーも「中(ウォッカ)」と記載してある。サワー類にも「ウォッカを使用しています」と注記があった。

 ツマミ類も安く「かしら炒め」280円。コチュジャンがいい感じである。

 そして前評判で有名だった「ちくわの磯辺揚げ」220円である。ホクホクのちくわ揚げにたっぷりと青のりが散らされて、ソースをかけて食べるとお好み焼き風味になり、ジャンクな感じの美味しいツマミで酒が進むのである。

Share

立ち飲み屋探訪:西国分寺駅「芳一」こだわりの炭火焼き鳥がある人気店

 武蔵野線と中央線の連絡駅である西国分寺駅にある、焼き鳥、焼き串の立ち飲み「芳一」に入店。人気店のためいつも賑わっており、上手く客が掃けたタイミングでカウンターに到着。

 おやじさんが焼き鳥を焼いている炭火の前の席で、少し輻射熱がある。

 酒メニューはちょっと高め。ホッピーセットは1合徳利で焼酎が来て、セットで590円。

 まずはお任せ串5本。塩で。焼けた順からおやじさんが届けてくれる。

 写真ではすでに1本つくねを食べてしまった。やは評判通りうまい。

 タレも食べるべく、白タレとレバータレ。レバーは丁寧な手間をかけて前処理をしており、エッジが立っていながらも中はレアで非常にうまい。

 ボトルキープの客も多数で、店内は入れ替わりつつ常に賑わっている。おやじさんも強面に見えて全然優しいので非常に贅沢な空間であった。

Share

立ち飲み屋探訪:大宮駅「立呑処なごみ」昼から飲める大宮駅至近の名店でプルコギをいただく

 大宮へ行く機会があり、帰りに大宮駅の立ち飲みを探したところ、東口の飲屋街の路地に、いい感じの立ち飲みがある。

 この「立呑処なごみ」である。朝11:00から開店しており、昼のみができる。駅からも5分かかるかどうかの至近距離。

 入るとまだ昼過ぎだというのに、お客が数名。皆1人客で無言で新聞片手に酒を飲んでいる。なかなかの名店の予感。

 カウンターに広がるツマミは多彩で安く、レジで会計を済ませる方式である。ここにはホッピーはなかったのでハイボール250円である。これも安い。

 プルコギ250円、玉こんにゃく100円。玉こんにゃくはレンジで温めてくれた。プルコギは出来たてなのか暖かい。

 このプルコギが非常に上手く、ハイボールが進んだ。2杯お代わりし、750円+250円+100円で合計1,100円でベロベロである。

Share

【和風スイーツ】矢部駅にある”焼き芋専門店”「イモンチ」で安納芋より甘い、紅みつ姫の大サイズ450円を購入!

 矢部駅から淵野辺方向に徒歩8分くらいの通りに、焼き芋専門店「イモンチ」がある。駐車場はなく、店の前に1台分駐車できる。

 店内のショーケースには様々なサイズで3種類の芋が売っている。大は450円、中は350円、小は250円となっており、さらに小さい「プチ」もある。

 店内には焼き芋を作っているお爺さんと、レジにいるお婆さんの2人が。

 初入店なのでオーダーに悩む。有名な安納芋か、それとも”安納芋より甘〜い”とPOPのある、紅みつ姫か。

 そこで、「おすすめは何ですか?」と聞くと、お婆さんが「やはり、紅みつ姫かしらね。皮ごと食べられるよ」と教えてくれる。そこで紅みつ姫の大450円と小250円を購入。プチを1個おまけしてくれた。

 店内では、お爺さんが焼き芋を作成中。あとは外の壺で「壺焼き」をしているらしい。

 壺からは軽く湯気が出ていた。

 ビッグサイズの紅みつ姫をいただく。柔らかく、そして甘い。スプーンで食べるとスイートポテト感覚である。ホクホクではなく、ねっとり系で、焼き芋の蜜蜜感じは強くないが、十分な甘さがある。ねっとり系の芋と、薄めの皮がマッチして、皮ごと食べるとちょうどいい感じ。上品な甘さで、美味い。


 加齢とともに、和風の自然な甘さを好むようになってきた気がする。干し柿やサツマイモが欲するようになっている。子供の頃はどちらかと言うと、敬遠していたのだが、人間、年を重ねてみてわかることもあるのだなあと思った次第である。

(2019.07 追記)夏に訪れたら「冷やし焼き芋」を取り扱っていた。安納芋と宮崎ハニーが置いてあり、宮崎ハニーの中サイズ350円を買ってみた。

 冷蔵庫で冷やされた焼き芋は、ねっとりかつ甘さ引き立っており、なかなかであった。

Share

立ち飲み屋探訪:町田駅「町呑屋」地元産の野菜を使ったツマミや地酒があるスタイリッシュな立ち飲み

 町田駅から少し歩いたところにある「町呑屋」に行ってみた。以前「まる助」という立ち飲み屋があったところの居抜きで、カウンター構造やテレビの位置はそのままである。

 関連記事:
  立ち飲み屋探訪:町田駅「まる助」炭酸系が少なくて久々の芋焼酎ロック

 看板にあるように「町田酒販協同組合」がオーナーのようで、町田の野菜や地酒などがメニューにある。メニューも手作り感、工夫感があり、なかなか手が込んでいる。

 店員は妙齢の女性2人。立ち飲み屋の雰囲気というより、自然食のキッチンを経営しているような雰囲気がある(勝手な感想)。

 会計方式はキャッシュオンで、目の前の小皿にお金を投入しておく。

 ホッピーセットは400円。中は200円。グラスがこのオシャレ系で統一されており、ホッピーにとっては少々不利な感じ。下手すると4杯いけてしまう。

 ”町ベジ”と銘打ったメニューから「カブの葉と大根の葉の佃煮」250円をまず注文。皿もオシャレな感じ。

 続いて「自家製ポテサラ」400円を注文。これもなかなか工夫があり、ミョウガが入っている。

 お酒も町田の「尾根桜」や「柿ワイン」などがある。

  ホッピーが若干消化不良(ハイペースだが、酔わない)なので、ハイボールへ切り替え。これは今度は同じグラスだが、濃くて素晴らしい。

 おでんもメニューにあったので注文。大根200円と町田のソーセージ「町ソーセージ」250円を注文。

 ちょっとサイズが小さいが、大根もカットの手間がかかっているし、ソーセージもワイルドな感じでうまい。

 私のようなオッさんだから少々サイズやスタイリッシュさに違和感を感じてしまうが、女性客にはこのようなスタイルの方が良いように思える。店員も女性なので、ある意味非常に女性に安心な立ち飲み屋であろう。

Share

立ち飲み屋探訪:大井町駅「円満」気が利く中国人ママの作るツマミは”おふくろの味”

 大井町駅のイトーヨーカドー側、オフィス街の雰囲気がある一角に建つ「円満」へ入店。

 カウンターには、既に酔い潰れて爆睡しているご老体の常連さんがいる。ママは中国人のようで、厨房でお惣菜を一生懸命作っていた。

 ホッピーセットは1回限りで300円という安さ。中は200円である。

 ツマミはホワイトボートにあるが、何が良いのか分からず、最初は様子見。タクアン100円、アジフライ120円など、比較的安めの設定である。

 そうしていると厨房でママが奮闘していたお惣菜が完成し、ママが大きめのタッパーに移し始める。

 ひじきであった。

 出来たてなので湯気が立ってうまそう。思わず「これ、ください」と注文。予想通りうまい。お袋の味である。その後ホワイトボートに書かれた「ひじき」の値段は150円。安い。

 その後カップルが来店して、名物と思しき羽根つき餃子250円を注文。これも美味そうだが、相乗りするのも意地汚いしなぁ、と躊躇していると、察したのかママが気を利かせてくれて「餃子食べる?」と好アシスト。ありがたい。


 羽根つき餃子。5個入りで大きめ。非常に美味であった。なんだかんだでホッピーの中をお代わりし、その後ハイボール2杯(300円)飲み、お勘定したら1,600円。おそらく端数はオマケしてくれている。

 働き者で気がきくママのいる、暖かみのある店 であった。

Share

立ち飲み屋探訪:大井町駅「いいかげん」フィリピン人ママのいるトロピカルでカラッと明るいお店

 大井町といえば「肉のまえかわ」や「晩杯屋」がある「東小路飲食店街」が有名であるが、駅を中心としたその点対称位置にも少し飲み屋地帯がある。

 言い換えると、 北を上にした状態で、大井町駅を中心としてXY座標軸を書いたとき、第1象限が東小路飲食店街で、第3象限にも飲み屋街がある。…余計わかりにくいか。

 伏見玉光稲荷神社の道を挟んで向かいに、昔ながらの小さい飲み屋の密集地帯がある。周りは再開発されて高層マンションが立ち並ぶなか、生き残ってきたかのようなレトロな飲み屋街である。


 そんな中でひときわ派手なデコをしている立ち飲み「いいかげん」に入店。店は狭い。六畳一間をL字カウンターで区切り、外堀を客、内堀を厨房としており、8人入ったら窮屈という狭さである。

 そんな状況なので、入るのも店内の空き確認が必要になる。また常連さんも多目なので、タイミングが重要である。

 今回は第一陣がはけて、既存客2名のところへ入店である。「いらっしゃ〜い」という明るい声でフィリピン人の美人ママが笑顔で挨拶してくれる。

  初めての入店だということが分かると、常連さんがいろいろと親切に教えてくれる。

 キンミヤボトルのホッピーセット800円。客席側にある冷蔵庫からのセルフで取り出す。常連さんがアシストしてくれた。ありがたい。

 さてツマミは…とメニューを見回す。するとママが「いまオススメあるよ!シチュー食べる?」と尋ねてきた。事前情報通りである。ツマミメニューはあまり意味がなく、その日の気分で出るものが違うようなのである。これが店名の由来のひとつでもあるらしい。

 シチューが到着。本格的かつ、美味そう。実際美味かった。

 ママはフレンドリーで「これからどこに帰るの?」「仕事終わり?」と話しかけてくれる。しかし人見知りで1人飲み志向の私からするときついが、さすが接客のプロ、空気を読んでくれて、放置してくれるようになった。常連さんとママの会話をBGMに1人飲みである。店内もお客の雰囲気も、カラッとした南国情緒と明るさがある。

 ホッピー外をお代わりし。キンミヤを飲みきる。満足であった。

 店を出ると20時過ぎだが、飲み屋地帯の電気はあまりついてない。やはり再開発か何かで少しずつ衰退しているのであろうか。レトロな街並みが無くなるのも少し寂しい。

 路地のような狭い小道の両サイドに小さな飲み屋が立ち並ぶ。その向こうには、大型マンションが。

Share