いつもの相模川河口の2021年夏のテナガエビ釣り

 コロナ禍が厳しくなる折であるが、車で移動→オープンスペースであれば良かろうと思いつつ、いつもの相模川河口でテナガエビを確認してみた。

 暑い。遮るものがないので紫外線浴びまくりである。

 ド干潮の後の満潮へ向かう時間帯であるが、本日は「渋い」の一言。このところ雨も降らず、変化もあまりないからであろうか。ヌマチチブも顔を出すが、テナガエビ×3、マハゼ×1でフィニッシュである。

 もう少し粘っても良かったのだが、如何せん紫外線がキツく、帰宅後は冷えピタ貼って寝込んでいる。帽子&日焼け止めは使っているのだが。

 加齢に伴い、日焼けにも弱ってきたような気がする。

 そんな感じで素揚げにして食す。相変わらず美味い。

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2021年相模川河口で釣り状況の偵察!(人的接触なし)・・・何もなしでした

 今回のGWは基本的に自宅に籠っているが、流石にストレスがたまるのと、私のような県境に住居がある人間だと「県を跨がない」と言う行動を原則的・一律的に定義されることに合理的な現実性が感じられない、という思いもあって、人間に触れなければ良いだろうという判断のもとに、相模川河口にて一人釣りを実施した。

 餌は自宅近辺で購入、釣り場まで車で移動し、誰もいない河口で釣りを2時間ほどして帰宅しただけ。人的接触はほとんどゼロである。当然(この場合無意味だが)マスクも常時着用なのは言うまでもない。不要不急の行動ではないが、これでも咎められてしまうのだろうか。同じ都道府県の中での密集レジャーと、県を跨いだけど人的接触のないレジャーは比較するのはまずいのだろうか。そもそも自宅にいる以外の正解はないだろ、と言われたら何も返す言葉はないが。

 それはそれとして(?)、本題であるド干潮の相模川河口でのテナガエビの状況の結果だが「何もなし」。

 こうしたケースでの常連であるヌマチチブすらあまり食を進めていない有様。なんなんだ。

 ただ、この広い空間でリラックスできたことだけは事実である。

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カエシのある釣り針が指に突き刺さった際の絶望感

 老父とハゼ釣りに行った際の、帰りのことである。

 「トイレに行ってくる」と言って出た老父を、車内で待っていた。少々遅めだったが、帰ってきた。しかし何故か元気がない。

 「・・・まいった」と言っている。そして右手を見せる。良くわからない。

 「俺に糸がついてるだろ」という。目をこらすと確かに釣り糸が出ている。テナガエビ仕掛けなのでハリスが細くて良くわからないのである。

 そして苦悶の表情で「刺さって、取れないんだよ」と。良く見ると指に針が刺さっている。ハリスはそこから繋がっているのであった。

 聞くと、ハゼ釣りの際に使ったテナガエビ仕掛けの予備ハリスを不用意にポケットにしまい、トイレの際にハンカチを出そうと手を入れた瞬間に刺さってしまったようなのだ。

 その際にグイっと入れてしまった模様で、針の「カエシ」が肉に潜り込んでしまい、抜けなくなっているのである。

 テナガエビ用の極細針でありながら、なかなかどうしてすごく、押しても引いてもびくともしないのである。

 そして動かすたびに本人が激痛が走るらしく、脂汗をかいて唸っているのである。笑ってしまいそうだが、確かに恐ろしい悲劇である。

 苦闘すること10分。埒が明かないと見たのか、老父が覚悟を決めた表情で「おい、自分でやったら痛みで力が緩むから、お前一気に抜いてくれよ」と言うのである。とはいえ、こちらも魚の口から針を抜くのではなく、肉親の肉を引きちぎるわけにもいかず、少々戸惑う。ただ、そこそこ覚悟がいる。

 一応頑張ってみたが、やはり目の前で歯を食いしばっている親の顔を見ると非常になりきれない自分がいたのである。また、テナガエビ針も極小なので力が入りにくく、間違って針を折ってしまったらと躊躇する心理もあったのだ。

 この場合の対処方法は釣り人として実は知っていた。

 それは、”あえて逆方向に針を動かし、針の先端を外へ貫通させる。そして先端のカエシをペンチで潰す”というバイオレンスなものである。だが、これも実際やろうとすると難しい。

 テナガエビサイズなので、今回はまだあまり深刻ではない(?)が、かつてオカッパリでルアーをやっていた際に、開始早々でメタルジグの針が手の甲に刺さった人を見た時は、それはかわいそうであった。

 もはや戦闘不能で、ただただ唸り続けているのである。

 そして同行の釣り人は同情するものの自分の釣りを優先させたいので、自己責任なのか刺さった当人のみ放置されている光景。この絶望感。結局戦線離脱して、病院へ行ったはずだ。

 今回も同様で、ハリの大きさは相違するものの、痛みで身動き取れない状況なので、やはり大騒ぎである。病院に行くべきか検討を始め、まずは消毒用のマキロンを購入するため薬局へ移動。

 そして消毒液で少し元気が出たのか、再度気合いとともに老父が針を弄ると、「取れた」のである。

 だが、針が小さすぎて、全部摘出できたのかが確認できていない。最後は家で虫眼鏡で、摘出した針が原型をとどめていることを確認し、無事終了となった。

 「ハゼの気持ちがわかったよ・・・」と言うのが老父の感想であった。

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2020年のシーズンラストか?11月下旬の相模川河口で落ちハゼを狙う

 いよいよ季節の変わり目で寒くなってきた11月下旬。最後のワンチャン狙いで、いつもの相模川河口へ。

 装備もいつものノベ竿+テナガエビ仕掛け+ジャリメでチャレンジである。

 代わりに、マハゼがいるがこれがなかなか頭脳派というか、ヌマチチブのガンガンくる当たりとは異なる難しい当たりで苦労したものの、そこそこ釣れた。

 いわゆるオチハゼと呼ばれる大物サイズも含み20匹程度ゲット。その間ヌマチチブはゼロである。あれだけ煩かったのに、今度は一転消息不明である。極端だなぁ。

 10匹程度釣れた時点で、今回はジェットボイルを持ち込み、ハゼの味噌汁を作成した。ハゼをさばき、出汁をとって、そこへインスタント味噌汁を投入。簡単である。

 やはり釣ったばかりのハゼ。非常に良い出汁が出た。

 その後も15cmくらいの落ちハゼや黒鯛の子供を含みそこそこ釣れた。

 11月になるとハゼもここまで生き残ってきた経験があるのか、当たりが非常に取りにくい。

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2020年の相模川テナガエビ開幕!

 今年もやってきた、テナガエビのシーズン。

 これまでのセオリーからすると、雨の日のあとの干潮が狙い目である。

 関連記事:ド干潮の相模川河口で、ノベ竿でテナガエビを釣る

 まあ、そんなこんなで、今年もいつもの相模川のポイントへ行ってみたのである。

 時合は干潮で、干上がった状態に投入する超浅め仕掛け、1.5mのノベ竿で、いつもの(?)マルフジのテナガエビ仕掛けである。

 正直、この激細ラインと激ミニ針で、はっきり言って老眼にはきついのである。真昼のNAが大きい状態でも、もはや焦点が結べないのである(泣)。

 そんな状況で、今年もスタート。

 釣具屋でもソーシャルディスタンスがあったり大変であったが、いつものポイントで、例のミクロな仕掛けを投入。

 ・・・いいね。

 というかテナガエビ優勢で、例のヌマチチブはあまり出ない。

 

 当たりが出てから数分オーダーで勝負する(待機する)テナガエビとの勝負を堪能できたのである。とはいえ、結果は5匹。少ないが、まあ、ライトな釣りではヨシとすべきであろう。

 なかなかの手応えと引き(普通の魚とは形状が違うので、流体抵抗が異なる)で、堪能した。真水で洗って、日本酒で締た上で素揚げをしていただく。

 美味い。ただの素揚げなのに、プリプリとした身に凝縮した旨味があるのである。

 そんなこともあり、翌日同じポイントで追撃。今度は20匹ほど釣れた。

 時合があるようで、ヌマチチブの猛攻を避けて、テナガエビだけの猛攻タイミングがあった。

 普通の魚とは異なる甲殻類特有の独特の攻撃と、その対抗戦略を考察して面白い戦いとなったのであった。

(追記)8月の炎暑の中、再度チャレンジ。苦戦したものの、やはりテナガえびの時合があり、10匹ほど釣れた。今回は、目の前で”見釣り”もできた。仕掛けを落とすと、ヌマチチブの幼魚を追い払うように遠くから素早くやってきて、長い手で餌を掴み、移動して食べるという様を見ることができた。更にバラしても、近くにまだおり、食欲はあるのか再度投入すると追ってくる。

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真夏の相模川河口の釣果:ノベ竿1.5mによる浅瀬でも多様な魚種が楽しめる

 夏のクソ暑い日の昼に、いつもの相模川河口で釣りを。ノベ竿1.5mおよびテナガエビの2号仕掛けでチャレンジ。

 夏になるとヌマチチブの攻勢は少し落ち着き、色々なプレミアムなものが釣れてきて楽しい。マハゼ比率が上がってくるのも良い。残念ながら、やはり見た目も重要で、マハゼの透明感のあるフォルムは釣れて楽しい。

 やはり最も釣れたのは相模川の主、ヌマチチブ先生であるが、これは本日はお帰り頂いた。

 時合いは満潮への上げ潮で、30cmくらいの浅瀬に投げ込んでも、結構なアタリがある。汽水域で、見た目川だが、魚影は濃い場所である。サンダルで少し水の中に立ち込みながら、釣るのも夏の楽しさである。

 釣果はこんな感じ。大きさはマハゼのサイズから推定いただきたい。フッコは、横走り+エラ洗いでノベ竿ではまさに糸との限界のやりとりができて非常にスリリング。クロダイの子供も、真下への突入でバラしもあった。

 やはり夏の紫外線は強烈で、腕とふくらはぎが軽いやけどチックな日焼けで、苦しい。

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復刊3号目の「磯・投げ情報」9月号を購入:釣りにおけるパッキングのウルトラライト(軽量化)が無いのは何故だろうか?–制限をかけた上での釣行企画の可能性を考える

 20日発売の「磯・投げ情報」を購入。夏の釣りシーズンに向かって、定番の電車釣行ネタなどが出てきて、なかなか面白い。

 制限がある中でアウトドアをするのは結構面白いと思う。登山における装備を限界まで軽量化するウルトラライトなどは、登山の趣味がない私でも、読んで結構面白い。車中泊の記事を読むのも好きで、これも同様に空間の制限の中でのアウトドアの要素がある。

 こうした制限がある中での釣り、というのも面白いと思うのだが、なかなか見かけない。バッチリ準備に準備を重ねて、何かあった場合の冗長化した条件で行う釣りというものが、暗黙の前提になっている。

 釣行の場合、車や船といった輸送手段が前提されており、そもそもが現地調達が難しい(例えば磯など)ことも、敢えて制限をつけてチャレンジする必要性を感じないからかと思う。

 ちなみにかつて沖堤防である野島防波堤で、装備の大半を行きの船に忘れて、超軽装備で渡ってしまったことも懐かしく思い出される。絶望だった。手ぶらで沖堤防に渡ってみる、というのもナンセンスで面白そうだ(自分では絶対にやりたくないが)。

 ”電車釣行”というのはそんな中でも制限付きの釣りであって、毎回面白く読める企画である。そんな意味で、制限付き、例えば超軽量装備での釣り、すべて現地調達する釣りなどの企画があっても面白いのではないかと思う。

 さらに釣りの場合、行きと帰りの装備に差があり、行きは軽量化しても、帰りに冷蔵保存した獲物を持って帰るといった装備が必要になることも、なかなか軽量化ができない要因であろう。そんな中でも、最小限、最軽量を目指して電車釣行をしてみる、というのも見てみたい気もする。

 鉄道も、一筆書きや青春18きっぷといった、制限のある中で知恵をしぼる趣味でもあり、その意味で色々制限をかけた上での電車釣行のチャレンジ企画は、なかなかアウトドア系、旅行系の制限マニア心をくすぐるのではないかと思う。

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相模川河口で釣りをしていた夏の日の出来事–海の水はつながっている

 最近、こんなニュースがあった。

 外部記事:
 「働いていないことばれた」平塚死体遺棄、容疑の夫が供述(毎日新聞)(リンク切れ)

 この記事自体もツッコミどころがあるが、ここで私が言いたいことは、平塚の相模川河口付近で死体が上がったという事実である。発見者は、さぞ驚いたことであろう。

 これは完全に人為的な行為(犯罪)だが、この相模川河口エリアでは実はよく水難事故が起こっている。茅ヶ崎側には水上バイクエリアやBBQ場もあり、また海岸側ではサーフィンなど、結構夏などに事故が起こっているのである。

 水難事故が発生すると、釣り人としては同じ「水」を対象にしており、少々微妙な気持ちになる。

 似たような例として、釣りマナーの問題もあるが、磯や沖堤防などでは、釣っている付近で、尾篭な話であるが、トイレをされてしまうと、やはり感覚として微妙なものがある。釣り船やボートの場合も同様だ。

 先ほどの件に戻ると、ある期間近くの海の中に発見されていない人間の死体があったこと、そして、タイミングによっては自分がその付近で釣りをしていた可能性もある、ということがちょっとナーバスになってしまう。

 スパッと割り切れる話のような、そうでないような、モヤモヤした気持ちを抱えているのである。

 私が過去に経験した最大のモヤモヤは、数年前の8月。相模川河口で釣りをしていた時のこと。チョイ投げで、ハゼやフッコを狙っていた。ひどく暑い日で、あまりアタリもなく、ぼーっとしていた。周りにもあまり釣り人もおらず、クーラーボックスを椅子代わりにして、一人静かに釣り糸を垂れている状態であった。

 そんな時に、上流付近に人の気配が。釣り人であろうか。あまり気にせず、釣りを続けていると、ガサガサした音が。

 ふと見ると、そこに居たのは夏なのにちょっとした正装の女性であった。釣り場にはふさわしくない服装である。

 その女性がガサガサと袋から取り出したのは、なんと「ワンカップの日本酒」であった。釣り場とワンカップという唐突な風景に、少し注意して見ていると、続いてそのワンカップの蓋をパカっと開ける女性。そして、その中身の日本酒を川に注ぎ始める。

 疑問符が生じている中、続いて女性は小さい花束を出し、またも川に投げこんだのである。花は下流にいる私の方に流れてきて、目の前を通過してゆく。そしておそらく注がれた日本酒も。

 そして女性はしゃがみこみ、河口に向かって手を合わせ頭を垂れて、何か真剣な表情で祈りを捧げている。

 流石に察した。・・・そう、ここで、何かあったのである。

 10mくらいしか離れていない中で、一種のセレモニーとレジャーが同居している状態。そして、それを繋ぐ海。同じ水の中には色々な思いが交錯する。

 女性は祈りが終わると去っていった。

 残された私は、今日ここで釣った魚を持ち帰ることが果たして適切なのかどうか悩み続けていた。

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2019年相模川のテナガエビ開幕(・・・ヌマチチブも好調)

 2019年の相模川河口の釣りであるが、依然としてヌマチチブの猛攻が続いている。

関連記事:【2019年】いつもの相模川河口でテナガエビ仕掛け2号針+ノベ竿により、ヌマチチブが爆釣・・・そして佃煮へ

 愛用しているテナガエビ仕掛け「マルフジK-036」も発売再開されたので、早速通販でゲット。ただし針の形状がモデルチェンジしており、少々特異な形になっている。

 今回梅雨時の切れ目を縫っていつもの場所に釣行し、ようやく少々のテナガエビがゲットできた。

 相変わらずのヌマチチブの猛攻はすごく、成長したサイズがガンガンアタるのは良いのだが、流石に苦戦した。

 しかしながら、なんとか4匹ゲット。やはりプレミアム感がある。

 やはり条件の一つとして、雨の後+干潮付近の時合というのがポイントのような気がする。

 ちなみにこの4匹を釣るために掛かったヌマチチブは約40匹。佃煮にして食べた。レシピは、料理酒で臭みを消しておいて、麺つゆ+砂糖(多め)+みりん+日本酒で煮詰めるだけ。これで十分美味い。

 

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復刊2号目の「磯・投げ情報」8月号を購入(追記あり)

 5月に復刊した「磯・投げ情報」の8月号をゲット。

 余計なお世話だが、ご祝儀相場もだんだん薄れてきて、これからが正念場であろう。

 今回は個人的には、夏が近くなってきたこともあり、ムラソイのゴロタ穴釣り、テナガエビ、ウナギなどの汽水域釣りの記事が刺さった。

 夏の暑い中、伊豆のゴロタ場(岩だらけの海岸のこと;下の参考写真参照)を汗だくで歩きながら、ムラソイを釣ったことを思い出す。

 引き潮の時などは、「こんな浅いところに?」と言う位の浅場に結構なサイズのムラソイが潜んでいたりして楽しいのだが、炎天下で足場の悪い中長距離を移動するという、なかなかハードな釣りである。

 今後の特集に期待するテーマは、

 ①パッキング
 ②車中泊+釣り
 ③釣り+チェアリング+料理
 ④外道系の料理(「外道楽」という企画のリターンズ)
 ⑤ソロ釣行

 である。

 まあ、この気持ちがここに書いて届く訳ではないが、一応記しておく。

 あとはM様のコラムも復活キボンヌ。

(追記)↑と書いたら、復活する模様。

 

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