7/20に再販された限定販売の成城石井「いちごバター」を購入、トライしてみた

 先週の土曜日7/20に町田の成城石井の前を通りかかると、軽い開店前行列が。

 何かと思うと、どうやら「いちごバター」という商品の販売待ちらしい。あまり聞いたことがないが、美味いのだろうか・・・。と思いつつ、ここはいったん通過。

 帰りにもう一度店舗の前を通ると、まだ売っているようで、この時点で長い行列もないので購入してみることに。一人一品限定で699円。

 あとで調べると、結構話題の商品で、再販らしい。期待が高まる。

 早速パンに塗ってみる。ここは、バター感じを高めるために、焼いたばかりのホカホカの食パンに、たっぷり贅沢に塗ってみる。

 食べると、イチゴジャムのような普通の感じかと思いきや、溶けたバター感が出てきて、なるほど美味い。イチゴ果肉もごろっと入っており、なかなかの贅沢感。

 1.焼いてないパンに塗る

 2.焼いたパンに塗る

 3.焼いたパンに塗って、もう一度温める

 この場合を全て試してみたが、旨さは1<2<<3で、やはり焼く方がより旨さが引き立つ。やはりバターが溶けることがポイントではなかろうか。

 あとは、店員さんのオススメのヨーグルトとも合わせてみた。これもなかなかである。

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復刊3号目の「磯・投げ情報」9月号を購入:釣りにおけるパッキングのウルトラライト(軽量化)が無いのは何故だろうか?–制限をかけた上での釣行企画の可能性を考える

 20日発売の「磯・投げ情報」を購入。夏の釣りシーズンに向かって、定番の電車釣行ネタなどが出てきて、なかなか面白い。

 制限がある中でアウトドアをするのは結構面白いと思う。登山における装備を限界まで軽量化するウルトラライトなどは、登山の趣味がない私でも、読んで結構面白い。車中泊の記事を読むのも好きで、これも同様に空間の制限の中でのアウトドアの要素がある。

 こうした制限がある中での釣り、というのも面白いと思うのだが、なかなか見かけない。バッチリ準備に準備を重ねて、何かあった場合の冗長化した条件で行う釣りというものが、暗黙の前提になっている。

 釣行の場合、車や船といった輸送手段が前提されており、そもそもが現地調達が難しい(例えば磯など)ことも、敢えて制限をつけてチャレンジする必要性を感じないからかと思う。

 ちなみにかつて沖堤防である野島防波堤で、装備の大半を行きの船に忘れて、超軽装備で渡ってしまったことも懐かしく思い出される。絶望だった。手ぶらで沖堤防に渡ってみる、というのもナンセンスで面白そうだ(自分では絶対にやりたくないが)。

 ”電車釣行”というのはそんな中でも制限付きの釣りであって、毎回面白く読める企画である。そんな意味で、制限付き、例えば超軽量装備での釣り、すべて現地調達する釣りなどの企画があっても面白いのではないかと思う。

 さらに釣りの場合、行きと帰りの装備に差があり、行きは軽量化しても、帰りに冷蔵保存した獲物を持って帰るといった装備が必要になることも、なかなか軽量化ができない要因であろう。そんな中でも、最小限、最軽量を目指して電車釣行をしてみる、というのも見てみたい気もする。

 鉄道も、一筆書きや青春18きっぷといった、制限のある中で知恵をしぼる趣味でもあり、その意味で色々制限をかけた上での電車釣行のチャレンジ企画は、なかなかアウトドア系、旅行系の制限マニア心をくすぐるのではないかと思う。

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立ち飲み屋探訪:淵野辺駅「赤提灯」昼呑みが出来るメニュー豊富な立ち飲みで、サバ缶の上に刻み玉ねぎを山のように盛った”鯖サラ”をいただく

 横浜線の「淵野辺駅」および「矢部駅」の中間地点付近にある立ち飲み屋「赤提灯」は、昼から開店しており、昼呑みができる立ち飲みである。

 徒歩で行く場合、淵野辺駅の方がやや近い気がする。それでも10分くらい歩く。以前紹介した、焼き芋専門店「イモンチ」のすぐ近くでもある。

 関連記事:【和風スイーツ】矢部駅にある”焼き芋専門店”「イモンチ」で安納芋より甘い、紅みつ姫の大サイズ450円を購入!

 本日は昼の開店早々に入店。昼呑みである。

 壁にメニューが張り巡らされ、目移りするが、どれも安い。200円から400円くらいである。

 まずはホッピーセットの白450円を注文。グラスで来たので、これは酔いそう。

 ツマミは「鯖サラ」300円。

 どーん!と、かき氷のようなビジュアルのど迫力。

 サバ缶に、マヨネーズと、たっぷり刻み玉ねぎが山盛りになっており、取り皿で食べる。これは焼酎に合う。

 続いてのツマミは、「はんぺん焼き」200円。値段からして小さめかと思いきや、どーん!とこんな感じ。

 昼下がりのTVをぼんやりと、出川哲朗が充電式バイクで旅する番組を見ながらツマミを食べていると、酒がなかなかのペースで進む。

 ホッピー中の2回めのおかわりでは、”立ち飲みあるある”で紹介した、致死量クラスが黙ってやってきた。

 こうなると少しエンジンがかかる。さらに追加でざっとメニューを見て最高金額の沖縄泡盛「残波」水割りを注文。それでも500円。すっきりと美味い。

 ツマミを追加し「油揚げ味噌マヨ焼き」250円。これもどーん!と。嬉しい。味噌が効いてて美味い。

 残波をもう1杯お代わりし、ホッピー3、残波2と、一人黙って昼酒を愉しむことができて、なかなかの昼下がりであった。店の人も私に気を使って、特に構ってくれなかったのも、非常にありがたい(一人で黙って飲むのが好きなのである)。

 帰りには焼き芋専門店「イモンチ」に立ち寄り、”冷やし焼き芋”の宮崎ハニー350円を買って、食べながら駅までブラブラと歩いて行ったのであった。

 

 

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立ち飲み屋探訪:府中駅「直会(なおらい)スタンド宮」府中産の野菜天ぷらと日本酒が美味い

 府中駅、あるいは、府中本町駅から徒歩10分程度、大国魂神社のそばにある「直会(なおらい)スタンド宮」に入店。

 日本酒メインでツマミも豊富、キレイな立ち飲み屋である。

 ツイッターフォローもしており、定期的におススメが流れてくる。

 カウンターにある木皿にお金をセットして、キャッシュオンシステム。

 この日は蒸し暑い日で、駅からの徒歩で汗だくであった。

 まずは3冷ホッピー450円で喉を潤す。

 ツマミは「塩もつ煮込みのハーフ」200円。スダチの酸味が効いていて夏の疲れた身体に染みる。旨い。

 やはり日本酒がおススメのようで、何を頼もうか少し迷う。それを念頭に、ここはツマミを。ツイッターでもあったように、府中産の野菜による「府中野菜天盛り」450円を追加。ししとう、いんげん、プチトマト、オクラ、みょうが、玉ねぎ。天つゆは使わず、軽く塩で。やはり新鮮であり、揚げたてなので、野菜の甘さが引き立っていて、日本酒が欲しくなる。

 そこで、日本酒は「南部美人特別純米酒」500円を注文。爽やかで旨い。

 追加でポテサラ200円も。

 日本酒のお代わりで、ツイッターでおススメの、「浪乃音 純米酒火入れ いいとこどり」500円。さきほどよりは濃厚でこれも旨い。

 地産地消ということで、府中産の野菜だけでなく、府中にある東京農工大産の焼酎などもあるらしい(今回は飲まなかったが)。

 なんだかんだで今日も満足である。

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MG5(マジでギックリ5秒前)–雨予報の中で、一か八かの夏祭り開催勝負に出た結果

 先日の3連休は、恒例のわが町内会の夏祭りであった。立場は前役員であるが、なんだかんだで3日間駆り出された。

 昨年と異なる条件は、天気であった。

 昨年は6月末に梅雨明けしており、暑さが大敵であった。今年はどうかというと、まだ関東は梅雨明けしておらず、3連休も完全に雨予報なのである。

 今度は祭りの開催そのものが危ぶまれる状況なのである。

 3連休の真ん中の日のため、1日は順延の余地がある。しかし、梅雨が相手なので、順延したとしても、翌日に確実に開催できる保証はどこにもない。

 事前に準備する焼きそばや焼き鳥などの食材の保存の問題や、保冷車の確保など予約が必要なものもある。また、接待する来客への連絡もあり、本来は順延など現実的に出来はしないのである。

 前日の準備では、完全に雨。レインコートなどの完全防備で集合。テント張り、花板組立、ヤグラ組立などの力仕事をしていく。

雨宿りのテントからヤグラを見る。水たまりも結構ある。

 問題は明日である。

 テントの中で雨宿りしつつ、皆で議論するが、当然答えは出ない。

 もともと、これまでこの町内会の祭りは日程的に天気には恵まれていたようで、かなりのベテランでも「延期した記憶がない」という状態。しまいには、皆で各自スマホを見て、明日の天気予報に一喜一憂するという膠着状態に至った。「こっちのサイトだと降水確率が低い」「降水確率より、降水量だ。降水量が小さければ問題ない」などと。

 結局は開催判断は当日の朝、町会長に一任となったが、延期した場合の様々な作業を想像したのか「心配で、このところ眠れなくて」と弱音を吐露していた。本音であろう。

 そして当日。

 朝起きると、外から聞こえる雨音。

 なかなかの雨である。しかし予報的には昼から夜まで曇り時々雨になっていた。翌日もほぼ同様で、良くなる感じはない。

 ふたたびレインコートを着て会場に集まる。

 昼からの曇り予報を信じて、町会長の決断により、本日決行となった。ただ、そのあと、同じ日に予定していた近くの町内会が順延を判断したという報が来て動揺が走った。しかし、まあ、予定通りやるしか無いのである。ただ、途中で中断となると、屋台の売上が赤字になり、自転車操業の町内会予算が破綻するかもしれないというギャンブルである。

 雨があることから、例年では行わないヤグラの屋根設置や、盆踊りエリアの水たまりを砂で埋める余計な作業も発生。電気工事の際に、地絡しないか焦ったが、その間は雨が降らずセーフ。

 そして今年はひたすら焼きそば屋台で売り子である。

 時々雨は来るものの、なんと!昼過ぎから夜9時まで天気は持ち堪えてくれたのである。

 そして焼きそばも完売。これで財政破綻は免れた。

 翌日。またしても小雨である。例年、肉体労働の疲れから、ガクッと参加者が減る撤収作業。これが今回の雨の結果、汚れた机、椅子を雑巾で拭き取る作業も発生し、少ない人数で苦しい状況であった。ただテントは乾かさないと仕舞えない(カビがはえる)ため、テント撤収作業は少なく済んだ。とはいえ、3日間フル回転で持病の腰痛は警報レベルであり、あと少しでヤバかった。

 順延した町会のことを話して「今晩、大雨降らねえかな(笑)」みたいな、他の町会への軽口も叩けるくらいにはなってきた頃。

 片付けをしている最中に、1人の背広を着た男性がやってきた。

 男性「あれ?祭り延期したんじゃないの?」とトボけたことを言ってくる。

 そして内ポケットから、熨斗袋を出して「祝い金を持ってきたのにさ」と。

 町会長が「申し訳ない、予定通り開催しました。ありがとうございます」と謝る必要もないのに、社交辞令を。

 なにしろ手には祝い金がある。

 町会長が祝い金を貰える前提で、返礼を渡す。その男性は片手で受け取り、その流れで祝い金を……内ポケットへ戻し、そのまま立ち去っていった。

 これはまさしく、政治家アネクドートである田中角栄と中曽根康弘と福田赳夫の見舞いの話そのものである。みんなバカ負けして雨の中、大笑いしたのであった。下記の、中尾栄一への見舞いエピソードである。

「派閥の親方の中曽根康弘先生のところで時々軍資金を頂戴したが、いつも『政治家はかくあるべし』という類のお説教つき。差し出された封筒を引っ張っても、中曽根先生はグッと押さえて離さない。腕が疲れるころにようやくお説教は終わる」

「田中角栄先生にもあいさつに行った。新聞紙に包んだものをグッと差し出して、『中尾君まあ頑張れ』と一言だけ。後で開いたら、中曽根先生から長いお説教つきで受け取ったものの10倍も入っていた」

「病気療養している時、福田赳夫さんも見舞いに来てくれた。世間話をした後、福田さんが私の枕元に風呂敷包みを置こうとした。すぐアレだと分かり、『昔はいろいろ苦労をしたこともありますが…』と言ったら、福田さんは『ほっほー、そうかい』と言って、包みを持って帰ってしまった」

経済記者がみたエピソード 政治家とカネ、派閥…(小島 明)2014年8月

 まさか実体験でお目にかかるとは思わなんだ。

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立ち飲み屋探訪:新杉田駅「国民酒場 じぃえんとるまん 新杉田店」の白もつみそ炒めが甘辛くて美味い!

 新杉田駅から杉田駅方向に向かい、国道16号沿いにある「国民酒場じぃえんとるまん 新杉田店」に入店。

 「じぃえんとるまん」は桜木町にもあり、この界隈で広く展開しているが、あまりチェーン店という感じはせず、ツマミ豊富ないい感じのブランド感がある。

 カウンターのショーケース内には、刺身が並び、そそる。キャッシュオンシステムで、小さいカゴにお金を入れて精算である。

 まずはホッピーセット380円。中は150円となかなかリーズナブル。

 カウンターのショーケースで先ほど見かけた釣り物のアジ刺身300円とマグロぶつ300円。非常に美味い。ボリュームもあって満足である。

 カウンターから振り向くと壁一面に黒板があり、大量のメニューが。ど迫力である。最近の流行に合わせたのか、「タピオカ入りホッピー」というのもあるらしいが、流石にマッチしない気がする。

 続いての一品は悩んで、ここは「白もつみそ炒め」380円を注文。これが甘辛で非常に美味い!気づけば、ホッピーなか→チューハイ250円と、酒が進むのである。

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立ち飲み屋探訪:杉田駅「立ち飲みバル Hermana(エルマーナ)」でチーズとアイラモルト”ラガヴーリン16年”をストレートで

 京浜急行線杉田駅から徒歩1分の位置にある「立ち飲みバル Hermana(エルマーナ)」に入店。

 店構えは、ちょっと敷居が高めの雰囲気はあるが、入るとそんなこともなく、普通のBARという感じの酒場である。

 まずはハートランドビールの小瓶400円。

 そしてメニューを見ると、スモーキーなフレーバーで有名な「ラガヴーリン16年」があった。1,200円と高いが、なかなかお目にかかれないので、ストレート、チェイサー付きで注文。

 ツマミは3種のチーズ450円。

 確かに美味いが、青カビチーズは発酵大好きの私でもちょっとすごい発酵具合(まずい訳ではない)。これは通には堪らないはずだが、個人的な閾値を超えていた(しつこいが、まずい訳ではない)。

 ラガヴーリンは期待通りのピート(泥炭)キツめの味わいで、ノンビリといただけた。店を出ると杉田駅の改札まであっという感じで、なかなかの駅近酒場である。

 

 

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立ち飲み屋探訪:新杉田駅「縁(えん)」で火傷しそうな出来立て本格焼き小籠包とホッピーで立ち飲み!

 新杉田駅から杉田駅に向かう、人通りの多い「ぷらむろーど」にある小籠包で立ち飲みのできる「縁(えん)」がある。

 5,6人も入ればいっぱいの小さい店である。入店すると優しい中国人のマスターが「今から小籠包作るので、ちょっと待っててね」とピーナッツをサービスしてくれた。

 小籠包は4個480円を注文。

 ドリンクはホッピーセット400円。中は200円である。キンミヤを使っている模様。小籠包を大きな鍋で作っているので、次第に店内も蒸気で熱くなってくる。

 テイクアウトもやっており、結構買いに来る人も多い。マスター曰く「キャバクラの同伴とかも結構あるね」なんて雑談していたら、まさにバッチリとドレスを着た出勤前の嬢がやってきて、小籠包をテイクアウトしていくという光景を目撃。

 小籠包の調理時間は10分くらい。その間ホッピーの中をお代わりし、ようやくできた。「待ってくれたのでサービスね」と1個おまけしてくれた。黒酢と自家製ラー油をつけて食べるが、何もつけなくても十分いける。

 「期待していいよ。美味いよ」というだけあって、肉汁バッチリで美味い。でも猫舌+早食いの宿命で、やはり唇の火傷はデフォルトである。ちゃんと小籠包の安全な食べ方を図解してくれているのに(笑)。

ちなみによく見ると下図は、小籠包に顔があり、キスしてるようにも見える。敢えてであろうか?

 小籠包以外にも中華メニューもあり、なかなか面白い。結局我慢できず、小籠包を6個テイクアウトしてしまった。

 

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相模川河口で釣りをしていた夏の日の出来事–海の水はつながっている

 最近、こんなニュースがあった。

 外部記事:
 「働いていないことばれた」平塚死体遺棄、容疑の夫が供述(毎日新聞)(リンク切れ)

 この記事自体もツッコミどころがあるが、ここで私が言いたいことは、平塚の相模川河口付近で死体が上がったという事実である。発見者は、さぞ驚いたことであろう。

 これは完全に人為的な行為(犯罪)だが、この相模川河口エリアでは実はよく水難事故が起こっている。茅ヶ崎側には水上バイクエリアやBBQ場もあり、また海岸側ではサーフィンなど、結構夏などに事故が起こっているのである。

 水難事故が発生すると、釣り人としては同じ「水」を対象にしており、少々微妙な気持ちになる。

 似たような例として、釣りマナーの問題もあるが、磯や沖堤防などでは、釣っている付近で、尾篭な話であるが、トイレをされてしまうと、やはり感覚として微妙なものがある。釣り船やボートの場合も同様だ。

 先ほどの件に戻ると、ある期間近くの海の中に発見されていない人間の死体があったこと、そして、タイミングによっては自分がその付近で釣りをしていた可能性もある、ということがちょっとナーバスになってしまう。

 スパッと割り切れる話のような、そうでないような、モヤモヤした気持ちを抱えているのである。

 私が過去に経験した最大のモヤモヤは、数年前の8月。相模川河口で釣りをしていた時のこと。チョイ投げで、ハゼやフッコを狙っていた。ひどく暑い日で、あまりアタリもなく、ぼーっとしていた。周りにもあまり釣り人もおらず、クーラーボックスを椅子代わりにして、一人静かに釣り糸を垂れている状態であった。

 そんな時に、上流付近に人の気配が。釣り人であろうか。あまり気にせず、釣りを続けていると、ガサガサした音が。

 ふと見ると、そこに居たのは夏なのにちょっとした正装の女性であった。釣り場にはふさわしくない服装である。

 その女性がガサガサと袋から取り出したのは、なんと「ワンカップの日本酒」であった。釣り場とワンカップという唐突な風景に、少し注意して見ていると、続いてそのワンカップの蓋をパカっと開ける女性。そして、その中身の日本酒を川に注ぎ始める。

 疑問符が生じている中、続いて女性は小さい花束を出し、またも川に投げこんだのである。花は下流にいる私の方に流れてきて、目の前を通過してゆく。そしておそらく注がれた日本酒も。

 そして女性はしゃがみこみ、河口に向かって手を合わせ頭を垂れて、何か真剣な表情で祈りを捧げている。

 流石に察した。・・・そう、ここで、何かあったのである。

 10mくらいしか離れていない中で、一種のセレモニーとレジャーが同居している状態。そして、それを繋ぐ海。同じ水の中には色々な思いが交錯する。

 女性は祈りが終わると去っていった。

 残された私は、今日ここで釣った魚を持ち帰ることが果たして適切なのかどうか悩み続けていた。

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立ち飲み屋探訪:関内駅「まんてんプロ」駅近の好立地で串揚げとタン刺しが美味い!

 関内駅北口から徒歩5分のところにある「まんてんプロ」に入店。以前この周辺を歩いた時には見た覚えが無く、新規店であろうか。

 カウンターには1人用エリアの区分けが書かれており、これはなかなかいい感じ。

 まずはホッピーセット460円。キンミヤを指定する。中は230円。ホッピー指数は3である。

 飲み物も面白いメニューがある。チューハイは同一値段340円で焼酎の濃さを3段階で選択できる。また、テーブルには下記の写真のような4種の割材が置いてあり、自分で自由に割ることもできる。これはあまり見たことのないシステムである。

 ツマミメニューも豊富で、串揚げや肉刺し、もつ煮がうまそう。

 ツマミで串揚げを「5本お任せ」で頼んだ。1本1本順番に来て、ちょっとした料亭感が味わえる。ソースだけでない味付けもあり、なかなか。今回の5本は

  冬瓜(とうがん)
  長芋
  塩カツ
  ゴーヤとハム
  ササミをワサビで(下記の写真)

であった。特に塩カツが美味い。

 あとはやはり肉メニューで、「タン刺し」390円を注文。コチュジャン風味の味付けとコリコリ感が堪らない。

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