【B級グルメ】新潟ご当地スイーツ「ぽっぽ焼き」は黒糖の素朴な懐かしい味

 先日の山形ドライブの帰路の黒崎SAで新潟新発田市発のお菓子”ぽっぽ焼き”を購入。

 真空パックに封入されている細長いパンのような感じ。

 wikipediaに「ぽっぽ焼き」の項目があった。

 ぽっぽ焼きとは、新潟県下越地方で見られる長細いパンのような菓子。有力な発祥元とされる新発田市を中心とする阿賀北以北では蒸気パンと呼ばれる。
(中略)
 薄力粉に黒砂糖と水、炭酸、ミョウバンを加え、専用の焼き器で焼き上げる。 茶褐色で細長く、やや扁平な形状をしている。温かい状態で販売され、もちもちとした食感と黒砂糖の素朴な風味を味わえる。

引用終わり

 新潟県下越地方(新潟、村上)の地域限定らしい。中越地方(長岡)には良く出張に行くが、これは知らなんだ。奥が深いなあ。

 説明書きにあるように電子レンジで温めてみた。

 見た目細長いカステラのような感じ。

 食べてみるとモチモチしていて黒糖の風味とマッチしていて非常にうまい。素朴で後引く美味さである。レンジで温めると焼きたての感じになる。これはリピートしたくなる。

 先ほどのぽっぽ焼きのメーカー「あやめコーポレーション」のwebによれば、

 新潟3大グルメ…「ぽっぽ焼き」「イタリアン」「もも太郎」と言われています。

引用終わり

 ということで、これで”新潟3大グルメ”をコンプリートしたことになる。

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もも太郎:

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山形県鶴岡市へドライブ③:森敦「月山」の舞台「注連寺」と月山八合目弥陀ヶ原へ向かうも悪天候で断念

 今回の山形県ドライブは約20年ぶりであった。社会人になりたての頃に、中古の車を7万円で譲ってもらい夏休みに一人旅(車中泊)をした地の一つが山形県であった。

 私は小説家・森敦が好きで特に「月山」の小説世界が好きである。雪深い廃寺での夢のような現実と非現実が交錯する幽玄な世界がなんとも心地良いのである。

 森敦が小説「月山」を構想したと言われているのがこの「注連寺」であり、庄内地方に点在している即身仏(ミイラ)が安置されている場所の一つでもある。

 今回は天気いまいち(小雨)であり、真夏なのに肌寒い日であった。

 拝観料500円で案内してもらう。天井絵画や即身仏「鉄門海上人」を拝観することができた。昔来た時には、本殿と別棟に森敦が1951年に過ごしたと言われる建物「森敦文庫」があり、ここの案内も受けた記憶がある。しかし、もう老朽化のため建物自体が無くなっていた(写真奥の建物の手前側にあったはず)。残念。

 そのかわり以下のような説明パネルがあった。最近には近辺で地滑り被害もあったらしい。時代は流れていますな。

 鉄門海上人の即身仏も拝観する。座禅した姿でガラス箱に入って安置されている。比較的大柄な体格で、手などは漆で保護されているようで黒っぽい。過去にも案内されたのでこれで2度目である。

 自ら入定し即身仏となって苦しむ人々を救おうとしたということであるが、そのために断食をし水分を断ち、日本の高湿度環境下で乾燥したミイラとなるために毒である漆を飲むことも(その効果はさておき)行われたという(wikipediaより)。

 それ自体が過酷な行為であり、そうまでして現世(当時の)における衆生の苦しみを解放するという思いがあったのであろう。翻って現代に置き換えてみたときに、この思いは今や時代遅れになっているのであろうか、即身仏になってまでの意思を持って救うべき衆生の課題は現在に存在するのであろうか、といったことを考えた。

 ちなみに小説「月山」では、この即身仏(ミイラ)の正統性も重要なストーリーのパーツとして描かれる。さて、真実はどうなのであろうか。

 近くにある「道の駅 月山」へ行き、隣接する蕎麦屋「大梵字」で10割蕎麦をいただく(即身仏を拝観したあとではあるが)。

 3人前(2,400円)を2人で食べる。ドーンとざるに来て圧倒されるがちょうどいい感じ。

 かつて見た月山8合目に車で向かう。8合目まではバスでもアクセスができるが、ここから頂上に向かわなくても、少し上がっただけで高山植物が群生している湿原が広がり、こうしたアクセスがなかった昔の人々は、危険をおかし苦労して登った先にこのような幻想的な異世界が広がっている風景を見て「霊山」と認識したのも頷けるという感想であった。

 今回もそれを目当てに道の駅から車で細い山道を約1時間かけて8合目に向かう。結構な回り道ルートである。

 しかし。

 さすが月山。登れば登るほど天気が急激に悪くなっていくのである。次第に雨と風がひどく、ようやく到着した8合目駐車場ではさらに霧で視界もほとんどない(それでも雨具を用意した登山者が結構来ていた。これからこの悪天候でも登山するのであろうか)。

 この時の私の服装はTシャツ1枚であり、雨具もない。駐車場からトイレへ往復するので精一杯であった。そして、寒い。さすが1,984m(頂上の標高)。

 ということで幻想的な風景は断念。いつか再チャレンジすることを決意。

(おまけ)

 注連寺の売店で200円で売っていた森敦の関連本。安いのは「在庫処分みたいなものですから」という若干著者(日大の先生)に同情するコメントがあったが森敦マニアにはお買い得であった。

(おまけ2)

 道の駅「月山」で購入した月山ワイン。ラベルの製品名「月山ワイン」は森敦によるもの。

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山形県鶴岡市へドライブ②:山形のご当地スイーツ(とち餅、からからせんべい、あんだま)を食す

 渋滞のせいで圏央道から常磐道ルートで鶴岡市へ向かう。いわきJCTで磐越道へ。そして東北道から山形道へ向かう。なんだかんだで鶴岡市まで6時間くらいかかった。

 観光含め、運転がメインになっているので、道の駅やSAなどでお菓子系を買うのが楽しみの一つであった。

 日本海に面した絶好のロケーションである道の駅「あつみ」で購入した「とち餅」。木の実(栃)ともち米から作った小ぶりのまんじゅう。風味に野性味があり非常に美味しい。餡なしバージョンもあるらしい。

 その隣で売っていた鶴岡市の個人的お土産No.1である「からからせんべい」。せんべいの中に空間があり、そこにおもちゃが入っている”昔のチョコエッグ”である。

 民芸品がメインだが、プラスチックの現代風おもちゃが封入された現代風のものも発売されている。

 

 道の駅「あつみ」の物産館「しゃりん」の外観。ここは結構土産物が充実している。

 ”早田(わさだ)うり”も売っていた。日本地産のメロンのような感じだろうか。

 購入し帰宅して切ってみたのが以下の絵である。見た目メロンで、味もメロンほどの甘みはないが、さっぱりしていてほのかな甘みが。これはこれでアリ。

 

 ここは海にも近いので海鮮屋台もあり、岩牡蠣、サザエ焼きも売っている。思わず、岩牡蠣を購入。2個で1,000円。

 

 う、美味い。

 道の駅「庄内みかわ」で見つけた「しそ巻」。味噌にクルミを混ぜて紫蘇の葉で包み、揚げたもの。串に刺さっている。

 味噌が甘く、紫蘇の風味とマッチして美味い。お菓子というより、お茶うけという感じかな。

 鶴岡市の土産物屋の前にあった「あんだま」。鶴岡のお祭りの露店で売っている模様。あんこ玉、きんつま焼きとも言うらしい。

 見た目は「たこ焼き」であるが中身にはこしあんが入っている。外皮はたこ焼きと同じなのであり、ほかほかしたものを食べると美味しい。これはなかなか。

 見た目、もろ”たこ焼き”である。

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山形県鶴岡市へドライブ①:常磐道 谷田部東PA下りの”焼き納豆ねばーる丼”が、なかなかの問題作

 先日の休みでは二泊三日で、山形(鶴岡市)に行ってきた。手段はクルマで高速を使い、東京から片道約500kmを走破してきた。

 高速で怖いのは渋滞であるが、圏央道から山形県鶴岡方面に行く場合、

 ①鶴ヶ島JCTから関越道を北上して新潟、新潟から日本海側で鶴岡市へ

 ②久喜白岡JCTから東北道を北上して仙台、山形自動車道で鶴岡市へ

 ③つくばJCTから常磐道を北上していわき、いわきJCTから磐越自動車道で東北道へ

という主なルートがある。

 ①が私の出発点である多摩地方からは距離的には無難なのだが、渋滞が頻発し、①関越②東北道ルートの下りが真っ赤になってしまい、最も迂回する③を選択した。太平洋沿岸から日本海へ到達するという結構なルートである。

 とはいえ常磐道は休憩できるSAやPAが多く、車も比較的少ないので走りやすい。ただ、”茨城流”なのか車の流れがものすごく早いのにはまいった。昔つくば方面の長期出張の際に、レンタカーを借りて下道を走っていた際にも、周りの車のスピードが早く閉口した記憶がある。それが高速でも同様の感じで、一番左の走行車線を走っていても、平均的な流れが100km/hオーバーなのである。とほほ。

 まずは勘を取り戻すべく、谷田部東PAで昼食を。

 こんなポスターが。何やらご当地グルメがある。しかも納豆。「焼き納豆ねばーる丼」(650円)である。

 説明文には”茨城県水戸市が全国に誇る栄養満点の納豆は、焼くとさらに美味しくなります!”とある。期待が高まるが、焼くとどうなるんだろう。

 ちなみに、NEXCO東日本の”第3回どんぶり王座決定戦”に出場している模様(決勝進出にはならず)。

 これがねばーる丼。豚汁もついている。焼き納豆の上に、目玉焼き、岩のり、ネギが乗っている。納豆と相性が良い食材で固めている。ご飯も結構な量(茶碗2杯分くらいであろうか)である。

 焼き納豆のアップ。少し焦げ目が残っており、食感はサクサク、パリパリ。暖かい納豆は、匂いが遅れて漂ってくる。

 ただ焼き納豆自体にはあまり味がついておらず、これに醤油をかけて食することになる。その結果、納豆ご飯のように上記の具材を混ぜることになってしまう。そうすると、あまり焼き納豆自体は”混ぜられる”ことと相性がいまいちなのであることに気づいた。特にパリパリの焦げ目が。

 焼き納豆自体も、匂いが薄めであるが結構自己主張が強く、通常の納豆のソフト感との裏切りが大きく、混ぜたことによる違和感が強くなった。

 結果的には「納豆は焼かない方が美味いのではなかろうか」「麺つゆのような旨味系の味付けをした方が良いのではなかろうか」という思いを消し去ることができなかった。

 とはいえ「焼き納豆」という独立な料理が主役と考えれば成り立っているのも事実。しかし、通常の納豆ご飯が容易に比較対象として想起されてしまうことで、ちょっと惜しいのであった。

 ということで、食事を終えて常磐道を北上するのであった。

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立ち飲み屋探訪:桜木町駅「風来坊」は本格中華の立ち飲み

 ぴおシティの立ち飲みパラダイスをハシゴ酒中である(もちろん1人で)。

 「ホームベース2」でホッピー3杯、レモンサワー1杯

 「かぐら」でハイボール1杯、日本酒2杯、焼酎2杯

 というチャージをかました酩酊状態で、3軒目は「風来坊」である。

 ここは本格中華メニューが充実している。

 支払いはキャッシュオンデリバリー式で目の前にある小皿にお金を置いておき、到着と同時に清算してくれる。

 ホッピー。

 本格四川ピリ辛麻婆豆腐の5辛を指定。しかし本場の四川料理の火鍋をクリアした私には全然問題ない。味は普通に旨いのでオススメである。

 かなり飲みすぎである。今回は3軒で打ち止め。

 京浜東北線で東神奈川駅から横浜線に乗り換えて帰る予定で、桜木町駅から京浜東北線に乗ったところ、座った瞬間に眠ってしまい、気がついたらなんと「赤羽駅」であった。夢かと思った。桜木町から赤羽の間54分、44km寝落ちである。悪夢のような出来事である。

 再度逆方向に乗り換えたが、酔いは深く、またしても着座の瞬間に寝落ち、今度起きたら再び「桜木町」であった。2時間のロスである。とほほ。

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立ち飲み屋探訪:桜木町駅「かぐら」2,000円で時間無制限日本酒+焼酎飲み放題

 ぴおシティの立ち飲み屋を攻めている。

 前回報告の「ホームベース2」を後にして、その向かいにある「かぐら」に入店。ここは食券方式+飲放題方式という珍しいパターンの店である。同じシステムで店があったもののあまり流行らず(入店しにくい感じがあった)、一度閉店したが復活していた。今度は結構お客が入っている。

 店の前にあるピールケースがいい感じ。これがあると立ち飲み感が出る。

 2,000円券だとビール、ハイボール、焼酎を含む日本酒飲放題、1,000円券だと日本酒飲放題となる。日本酒は店内冷蔵庫にある一升ビンを自分で注ぐセルフ方式。ビール、ハイボール、焼酎はカウンターで注文するともらえる。

 なんと時間無制限・・・・これはすごい。

 食べ物、飲み物も持ち込み自由というすごいシステムだが、食べ物持ち込みはもうすぐ禁止になる模様。そりゃそうだ。

 つまみはクリームチーズとローストビーフ。上記のような真空タンブラーが飲放題の印である。日本酒を飲む際はそれ用のものと交換してくれる。

 ここは隣にある「寿司かぐら」の姉妹店らしく、つまみで寿司も頼めるシステムになっている。

 五町田酒造の東一があった。ものすごく濃厚。

 高千代酒造の限定品「Takachiyo 59 CHAPTER 6」冷えていつつも香りと濃厚さがわかる。

 最後は栗焼酎「ダバダ火振」をロックでいただく。

 いやぁすごいお得感。

 チェイサーの水も冷蔵庫内においてあるが、何か自分でチェイサーを持ち込んで飲んだ方がペースが保てそうである。

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立ち飲み屋探訪:桜木町駅「ホームベース2」で塩モツ煮込みとコロッケを合わせる

 腰もなんとか治り、町内会の仕事も祭りが終わり一段落し、仕事も小康状態になったことから趣味の立ち飲み屋巡りを再開することとした。

 久々なので、まずは立ち飲みの横浜のメッカ、桜木町「ぴおシティ」からスタートである。少し店並びが変わっている(店が増えている)。

 最近開店した「ホームベース2」に入店。口開けなのであまり客はいない。ここは料金後払い方式である。

 ホッピーセット430円。中は普通で200円、大盛り250円と2パターンある。ホッピー指数は3であった。またコダマ飲料の割材が揃っているのにも注目である。

中の”大盛り”はこのくらい。

 マグロ中トロ刺身480円。うまい。

 塩もつ煮込み390円。柚子胡椒がついていた。これもなかなか。

 コロッケ100円。コスパが良い。これを先ほどのモツ煮の汁に浸して食べると激ウマである。

 名物「かちかちレモンサワー」390円。凍ったレモンが入っている。

 ぴおシティはまさに立ち飲み店がよりどりみどりで、1人でフラフラとハシゴ酒もでき、ここで完結できてしまう「立ち飲みパラダイス」の様相であった。

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