【書評】J・P・ホーガン「星を継ぐもの」ー仮説形成そのものが小説となっているハードSF

 もはやハードSFの古典であり、誰もが認める傑作、J・P・ホーガン「星を継ぐもの」(創元推理文庫)である。  先日再読したが、やはりエキサイティングで面白い。  小説としては、ひとつの「謎」に注目して、それを科学的な視点 続きを読む…

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【書評】ロバート・シェクリー「ロボット文明」ー対称性を持った奇妙なSF小説

 ロバート・シェクリー「ロボット文明」(創元推理文庫)を読んだ。原著は1960年出版で、文庫の初版は1965年。この本自体は1970年の第10版である。そして装丁は「武器製造業者」と同様、司修である。  読了後に、どうも 続きを読む…

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【書評】アーサー・C・クラーク「地球幼年期の終わり」ー人類の論理で記述できないものを記述すること

 SFの古典的傑作として有名な、アーサー・C・クラーク「地球幼年期の終わり」(創元推理文庫版;旧版)を読んだ。   1969年初版、1973年9版の創元推理文庫。装丁は真鍋博で、地球を真っ黒で大きな鳥(鷹であろうか)がひ 続きを読む…

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【書評】ヴァン・ヴォークト「武器製造業者」ー70年前の古典でありながら歴史・ファンタジー・恋愛・SF全てが凝縮

 最近新版が出版された、ヴァン・ヴォークト「武器製造業者」(創元推理文庫)の旧版を読んだ。  原著の出版は1947年ということで、第二次世界大戦終了後2年しか経っていない。既に70年経過しているSF古典であるが、これがな 続きを読む…

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【書評】施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」ーセカイ系の構造を持った文化系学生の視る夢

 施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」(REX COMICS)1巻-4巻を読んだ。  図書室に集う高校生4人による読書ネタのほのぼのマンガであり、SF要素とブッキッシュ要素満載で面白く読める。  読書は個人で閉じている趣味な 続きを読む…

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【書評】アンディ・ウィアー「火星の人」サバイバルに特化した非シリアス小説

 映画「オデッセイ」の原作となり、話題のSFサバイバル小説であるアンディ・ウィアー「火星の人」(早川SF文庫)を読んだ。   古くはジョン・W・キャンベル「月は地獄だ!」チャールズ・E・メイン「大真空」など、地球外天体と 続きを読む…

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房総半島をドライブ③:チバニアンで有名になりつつある「地球磁場逆転地層」を見てきた【駐車場からの順路あり】

先日のニュースで、地質時代の一時期、ネアンデルタール人が生きていた「第四紀更新世」の中期に当たる時期が「チバ二アン=千葉時代」と命名されるニュースがあった。 参考記事(産経ニュース) 地球史に「千葉時代」誕生へ 日本初の 続きを読む…

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