2021年も終わり!今年は激動&激動だった

 激動の2021年もようやく終わりである。

 いや〜マジで今年は肉体的・精神的に疲れた。ヘトヘトである。

 組織的な”人事異動”もあり、それに伴う”職務環境の変化”があった。

 環境的には、コロナもあったので移動することすら面倒な状況で、結構な回数の新幹線やホテル住まいをする羽目に陥った。それもまたストレスである。

 外食も多くなり、不健康極まりないのである。

 ホテルのベッドは慣れないし、いちいち荷物を持って移動しなくちゃいけないし、と。

 いや〜(2回目)マジで疲れた。良く持ち堪えたものである(自画自賛)。

 まだ語っていない肉体的なアクシデントもあった(これはまだ語りたくない)。

 職務環境の変化、ということひとつとっても、単純に自分が新しい組織にポンと整合的に嵌め込まれるという訳ではない。結局、既存組織に対して、私はどう言葉を尽くしても「異物」でしかない。

 そこで齟齬は生じるし、突き詰めると

  ・周りに自分(私)を合わせるか

  ・周りが自分(私)に合わせてもらうか

 のガチンコ勝負になるのである。

 結果的に、今回は苦闘の末に、もう「お前らがワシのスタイルに合わせるんやで」という方向性になった。

 やれ、自席でのTV会議の声がでかいから控えてくれ、とか、しょうもない(失礼)話までくる。

 まあ理由はわかるが、その結果提案されたのが、やっぱり会議はF2Fでやりましょうなので、指摘する側も結局自分達の今までのやり方にお前(私)が合わせろ、という無意識(?)の押し付け感を感じるので、こちらとしてもそんな素直に従うわけにはいかないのである。

 要するに、ボクがそちらに合わせて変化するために行く訳ではなくて、そちらを変えるために行ったのである、みたいな意識がある。

 そんな感じで今年は非常に疲れた(3回目)。

 何かを変える、特に組織を変えるというのは非常なエネルギーがいる。ビジネス本では”弾み車”の例えがあるが、最初の回転を作り出すのは、あらゆる抵抗勢力、現状維持バイアスとの戦いである。

 妥協の誘惑や感情的な同調圧力もある。そりゃ調和的な世界が一番良いのは私も重々わかるが、そうではない状況もあるのである。

 愚痴を言っても、やるべきことが明確である場合は、それを粛々と実行するしかない。逃げられないのだ。よって、アウェイの中でひとり孤独にやるしかないのである。

一人の道が暮れて来た

尾崎放哉

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我々の世界は本当に「循環経済」に向かうつもりなのだろうか?ただのポーズなのでは?–年末年始の牛乳消費呼びかけについて思った「個別最適」が大好きな人々のこと

 2021年の年末に少しだけニュースになった出来事があった。

 それは「年末年始に牛乳の消費量が下がるため、消費者ができるだけ消費してほしい」という呼びかけである。

 例えば、こんな記事もある。

 例えば「牛乳飲んで! 大臣が消費呼びかけ 生乳5000トン大量廃棄のおそれ」(FNNプライムオンライン/2021年12月17日)などである。

 その背景として上記サイトから引用する。

2021年は、夏場の気温が低く、牛の乳の出が良かったことで生乳の生産量が増える一方、感染拡大の影響で牛乳や乳製品の消費が落ち込んでいる。

保存がきくバターなどの加工品の製造もフル稼働で行われているものの、生乳をさばききれなくなっているという。

 これはこれで一つのナマモノの生産-消費の問題であろう。もっと言えばサプライチェーンにおいてボトルネックが存在することを示唆している。

 上記の報道に関連して複数のサイトなどで「保存の効くもの(例:バターやヨーグルト)の生産を増やせないのか」という指摘もある。これはこれで単純にはそうだが、実際にはサプライチェーンの問題なのでできない事情もあるのだろうな、と思っていた。

 この問題はフードロスなどの課題や、もっと端的には「もったいない」という感情的な問題も孕んでおり、そう簡単にはスッキリしていないようだ。

 やはり業界団体からは、こうした批判を避ける意味でも、反論記事が出ている。

 例えば「「余った生乳5000トンはバターにすれば廃棄せずに済むのに」乳業業界の回答とは?」「生乳5000トン廃棄問題、「みんなで飲む」より根本的な解決法とは」などである。

 既存サプライチェーンの処理量増加には諸問題がある(設備投資やリードタイム)ので、十分対策は打った上で、消費を増やして欲しい、というお願いなんですよ、という「説明」である。これはこれで事情としては理解はできる。

 ただ、それでもなお、私自身は釈然としないものがある。

 つまりこれらの主張全てに通じて言えることは、いわゆる「循環経済」の思考が欠落しており、部分最適な主張に止まっているということである。先進的なEUの動きを受けて、日本でもようやく「循環経済」が推進されている。これは、従来の大量生産、大量消費の一方向(動脈生産と言われる)な生産ー消費だけでなく、還流側(リサイクル、リユースなど)の思考を入れた静脈生産を実現する、というものである。日本でも経済産業省が「循環経済ビジョン2020」でこうした新たな産業の転換を提唱している。

 これをサプライチェーンに置き換えると、循環的なサプライチェーンにおいて、エネルギー最小化(=持続性を最大化)した制約条件の下で、最適化を動的に行うこと、と理解できる。要するに、これすなわち「スマート社会の実現」であろう。これはエモーショナルな「もったいない」ではなく、持続性を最大化するために、全体最適解を実行する、ということに他ならない。

 しかしながら、この牛乳廃棄をめぐる主張にはこうした意思とは全く逆行したものばかりが横行しているように思える。

 「もったいないので牛乳を飲んでくれ」という、特定商品について消費者に扇動的な形で負荷を押し付けるようなメッセージや、「業界は全てやることをやっている」という個別最適を実行したら責任がなくなるかのような自分本位の思考。さらには「牛乳の他の用途を考えるべき」みたいな消費拡大に全てを押し付ける単純思考。

 もしも「循環経済」を本当に実現したい、と考えるのであれば「全体最適解」を探すべきであり、そうした論調が見られないことに不思議な思いにとらわれている。

 特定商品の消費を、その都度の理由で扇動的にメッセージする意味は、今後も同様な事例においても同じことを繰り返すことを意味している。「〇〇が余ったので、今度はこれを消費してくれ」「次はこれ」といった、消費者を消費する機能としてしか使役しない感情すら垣間見える。

 業界団体は「自分たちは120%努力しているので、これ以上何をしろと?」という論調のみである。

 要するに当事者意識不在の状況の中で、一番単純な「消費」に全ての調整弁を押し付けるようなこの動き自体は、「循環経済」とは真っ向から矛盾していると思う。全体最適解は確かに苦しいことではある。感情論とは全く異なる解が最適である可能性もあるのだ。だが、それこそが、単なる「もったいない」からより高次な「持続性」へと探求する道筋であろう。

 こうした分裂的な主張が横行する中で、果たして我々は「循環経済」に向けて動けるのか、これは所詮ポーズにしか過ぎないのか?

 そもそも「循環経済」ということを目指していない、としてくれるならまだ納得もできるが、そうではないらしい。

 非常に暗い気持ちになるニュースであった。

 

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立ち飲み屋探訪:秋葉原駅「立ち飲み処 おかめ」高架下の立ち飲みは、ロックなマスターのいる賑やかな空間だった【オススメ】

 秋葉原駅を降り、総武線の線路(高架)沿いを歩いていると、高架下に「立ち飲み処 おかめ」があり、入店してみる。レジには老齢で白髭を蓄えた(70歳くらいか?)マスターが一人。カウンターとテーブルがある店内。

 レジでその都度精算システムであり、このような手作りお惣菜が並ぶ。冷蔵庫にある缶チューハイとセットで注文する。

 今回は、このようなナポリタン&ハンバーグ&ポテサラというつまみ能力の高いものゲット。注文すると、マスターが温めて持ってきてくれる。

 店内は常連さんも多いのか次第に賑やかに。それをBGMに缶チューハイがすすむ。

 ウインナーを追加。

 居心地の良い空間というのか、常連さんがマスターに開口一番”憎まれ口”をたたいても、そのマスターも同じくらいのダンディボイスの毒舌で返している。信頼関係と言おうか。まさに東京の江戸っ子感コミュニケーションあふれる素晴らしい空間であった。

 その上、店内には数多くの写真(お客さんの)に加え、かかるBGMはバリバリのロック。それを老齢のマスターがCDセットして選曲している。

 途中ではよくあるパターンのなぜか常連客が分けてくるツマミとか、私が帰る際になぜか常連さんと一緒にマスターが見送って挨拶してくれるというサービスまでもらった、フレンドリーかつロックな名店なのであった。

 おまけ:総武線の高架を見上げる。なかなかの巨大建造物感。ゾクゾクする。

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立ち飲み屋探訪:蒲田駅「信濃路」立ち食い蕎麦屋で飲めるパラダイス空間で”そば湯割り”と絶品”どてやき”

 先日久しぶりに都内(といっても蒲田)で仕事があり、帰り間際に一杯一人でやりたくなって、なかなか訪問できなかった有名店「信濃路」へ。

 ここは立ち食いそば、うどん店もであるが奥には立派な居酒屋空間になっており、昼のみができることで有名なのである。また、メニューも定食系から色々と豊富であり、酒飲みにはたまらないのである。

 刺身、卵料理、煮物、おでん、フライなど、要するに定食の”アタマ”の部分がほとんどツマミとして提供できるというパラダイスなのである。

 少々寒いので「蕎麦湯割り」350円をいただく。

 「牛もつ煮込み豆腐」400円。臭みもなく非常にうまい。

 「なす味噌炒め」400円。これは個人的にオカズとして最も好きなもの。激アツだが懐かしい味がする。

 そして「どて焼き大根」400円。これは肉がホロホロと溶けていく感じで、非常に美味かった。

 最後はそばで締めたいところであるがグッと我慢。客層も高齢の方が一人一人で重い思いに呑んでおり、非常に落ち着く空間であった。

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立ち飲み屋探訪:町田駅「晩杯屋 町田本店」10/1に開店した開放感=大箱感のある立ち飲み

 緊急事態宣言が明けた10月に開店した「晩杯屋 町田本店」に行ってみた。広め店内で、座り席とカウンターがある。メニューはいつもの晩杯屋クオリティで、注文システムもセルフ伝票&事後精算と同じである。

 コの字の立ち飲みカウンターがあり、片面は立ち席、もう片面は座り席となっている(おそらく床の高さの問題)。私は迷わず、立ち飲み席へ。

 まずは定番のホッピーセット白370円からスタート。

 店内ホワイトボードにあったオススメの「イナダ刺身」と「マダイ刺身」を。

 野菜天。必ずおまけでちくわが入っているのも良い。

 その後は中を2回おかわりし、さらにトマトハイに切り替え、煮込みや板わさなども注文し、ベロベロに。ガッツリ飲み食いしても3000円弱。1人前サイズでもあり、安定の満足度である。

 町田にもう1店ある「109店」と比較すると開放感がある大箱風(武蔵小山本店に似ている)なので、非常に使いやすい店である。

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デカ盛り超コスパの相模原市緑区相原の「台湾料理 龍福園」で”台湾ラーメン(大盛)”と”エビ玉子炒め”のコンビ(+唐揚げ+ドリンク)で700円!

 車で圏央道相模原IC方向から出入りする際に、気になっていたこの中華料理屋「台湾料理 龍福園」。駅からは離れているが、いつも結構混んでいる。

 先日機会があって昼食に訪れてみた。

 ランチメニューが充実&コスパがすごい。一品料理+唐揚げ+漬物+スープ+ライス(おかわり自由)+ドリンクで600円。更にこのスープを+100円でラーメンに変えることもできるのである。更にライスのおかわりはできないことと引き換えにラーメンを大盛りに無料で変更もできる、すごいシステムまである。

 今回は、台湾ラーメン+エビ玉子炒めをチョイス。すると出てきたラーメンがまさかの通常サイズで、しかもそもそもでかい。

 そこに加えて一品料理も定食の普通サイズなので、これまたでかい。唐揚げもそこそこ大きいし。

 正直何人前なのよ、という感じだが、ここでラッキーだったのはラーメンを大盛りにした際にライスは「なし」にお願いしたことである。他の人のライスをみたら、これまた「どんぶり」サイズがデフォルトであった。恐るべし。

 台湾ラーメンは久々のスパイシーな美味さであった。今は無くなったが、10年以上前に平塚の紅屋町で美味い店があったのを思い出す。

 これで700円なのだから恐るべきコスパ。まさに繁盛する訳である。看板にあるように、ラーメンだけだと380円なの?という驚き。

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八王子市大楽寺町の陣馬街道沿いの”デカ盛り”で有名な中華屋「大進亭」の焼肉丼+小ラーメンセットにびびる

 空腹を抱えていたある昼下がり。八王子方面を車で走っていて閃いたのが、この陣馬街道沿いにある「大進亭」である。時々ネットなどで評判のあるこの店、通り過ぎるばかりで全く入ったことがなく、この機会に入店してみることに。

 店内は座敷とカウンターとテーブル。昼食どきだからか満員である。なんとかカウンターに着席できた。ちょうど厨房が目の前なので、夫婦と若者2名でキビキビと動いているのが見える。

 ただ、見ていると全てのサイズがでかい。そして、全ての皿が山盛りなのである。

 ラーメンのあんかけも山盛り、唐揚げも山のよう。ここはデカ盛りで有名なのであった。

 とはいえ空腹を抱えていたこともあり、セットメニューの焼肉丼と小ラーメンを注文。1,150円である。

 きたのはこんな感じ。小ラーメンが確かに隣の焼肉丼との比較ではそう見えるが、実際には通常のラーメンサイズ。当然ご飯はてんこ盛りである。

 一瞬びびる。

 だが、空腹でもあり、さらに味もイケる。

 普通に美味いのである。そんなこんなで結果的には、完食。

 満足度もあったが久々の炭水化物大量摂取で、体温が上がること、この上ないのであった。晩御飯は食べなくても大丈夫であった。

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【名古屋に出張してきた③】名古屋駅新幹線ホーム「きしめん 住よし」の”きつねきしめん”立ち食い!

 名古屋での「きつい」(しつこい)打ち合わせが終わり、ひつまぶしも食べたのでこれからまたしても新幹線で関西方面へ移動である。どんどん自宅から離れていくんですけど。

 さらに緊急事態宣言が明けてから新幹線の乗車率が上がる一方で、密のストレスも溜まる。

 正直やってられんな、と思って新幹線下りホームで待っていると「きしめん」の立ち食い店を発見。

 ひつまぶし(と味噌カツ)を食した直後であるが、折角なので「きしめん」も食べてみることにした。

 食券方式なので「きつねきしめん」430円を購入。

 やはりコロナ対策なのか、店内人数が決まっており、行列ができていた。

 きしめんは、やわらかく、剛性としては弱い。とはいえこれはこれで「あり」のような気がする。

 これだけ食ってようやく、出張の辛さ<食欲満足、となったので「納得」して関西方面へ移動することとできたのであった。

 わずか半日の名古屋滞在であった。

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【名古屋に出張してきた②】地下街で「ひつまぶし」と「味噌カツ」をいただく

 名古屋出張で午前中の「きつい」打合せはなんとか終了。喋り過ぎてヘトヘトであるが、何とか今回も生き残った。

 昼過ぎであるがこの時点でガス欠で、帰宅したい気満々なのであるが、まだ拘束されている。次は関西方面に行かねばならない。

 同僚をうまく「まいて」、せめて昼食くらい美味いものを食べたいということで、名古屋駅周辺を探す。地下街エスカを歩くと、やはり「ひつまぶし」の店が結構あり、そそるのでそのうちの1軒「お食事処 ゆうふく エスカ店」に入店。

 ここはもう気合い一発で「ひつまぶし」3,000円である。先程の「きつい」打合せのストレスと、まだこの後のことを思うと、正直この位贅沢しても許されるはずと思いたい。

 到着した「ひつまぶし」・・・いいね。

 まずは鰻丼チックに食べて、その後出汁をかけていただく。うまかった。非常に満足である。

 こうなると少々折角なのでとスケベ心も出てきて”味噌カツおつまみセット”なる「名古屋三姉妹」500円も注文してしまう。牛・豚・鶏の味噌カツである。量も少なめなので、問題なく堪能。

 そんなこんなで、またしても新幹線である。乗り鉄じゃないはずなのに、すっかりそんな感じである。

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【名古屋に出張してきた①】名古屋の喫茶店で”モーニング”をいただく

 先日名古屋近辺に出張する機会があった。国内出張が多いサラリーマン人生ではあるが、名古屋近辺はあまり多くない。数えるほどではないか。

 そんなこともあり、少し早めに移動して、名古屋名物を色々とチャレンジすることにした。実際のところ出張自体は「きつい」(精神的に)ものであったので、そうでもしないとやりきれないのである(切実)。ただ、その一方で「きつい」打合せの前にお腹を一杯にするとこれまでの経験上よろしくない結果が多かった。やはり自分が弱い立場の際には、ハングリーでないときつい。従ってチョイスも慎重にしなくてはいけないのである。

 名古屋駅から在来線で5分。「金山駅」に到着。ここで喫茶店を探す。せっかくなのでコメダ的なところではなく、街の喫茶店のようなところがいいなぁと、少し探すと「茶房ぶらうん」という喫茶店が見つかった。

 個人経営なのかシニアな女性がやっている店のようである。店内にはコーヒーカップが壁いっぱいに飾られている。客層も比較的高めの個人が多く、ある意味シニア御用達という感じであろうか。

 この店のモーニングサービスはドリンク注文でその値段内で自動的に頼め、3種類あった。ここは一番シンプルなバタートーストとする。

 コーヒー500円でこんな感じ。あれもこれもと来ても本日は困る体調だったので、ちょうどいいボリュームである。

 そして食事が終わると、なんと「梅昆布茶」が出てきた。さっぱりとして意外にいいかもしれない。

 このような街中の一角にある喫茶店である。

 そんな感じでモーニングを終え、金山総合駅(名鉄やJRなど複数の路線が入っているので、こう呼ばれるらしい)へ戻り、これからのブルーな打合せに備えるのであった。

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