野毛小路の有名店であり人気店である「福田フライ」(フライ屋)である。
16時の開店直後から混んでいるのだが、19時くらいの遅めの時間だと結構空いてくるので、ここをチャンスとして入店である。ただ、遅めの時間だからか、ホワイトボードに書かれたメニューは既に消えているものもあった。
若大将1人で対応中である。会計は後でまとめてスタイル。
プレーン酎ハイ400円である。
そして待望の串カツ、牡蠣などを注文。
ソースは名物である”辛いの”を選択。
品物が到着した時点でソースに漬けられているこのフライから、立ち上る物凄いニンニク臭。スパイシーである。味もピリ辛で美味い。物凄いインパクトのある香りと味だが、厚めのフライ皮と良くマッチして非常に食欲をそそる。
ガツンと来る刺激で、ある種の習慣性すらあるフライなのである。
このフライをツマミに、酎ハイが異常に進む。大満足であった。
しかし、翌日起きると、体の内部から立ち上る、かぎ覚えのあるニンニク臭。
そう、この”辛いの”は、翌日まで持ち越すのである。
やはりビジネスシーンでこの匂いはまずいだろ(まあわかっていたことだけど)ということで、風邪でもないのにマスクを着用、ブレスケアを大量服用、そして緑茶のカテキンパワーで消臭を図る。しかし、内臓から立ち上り、皮膚から放出されている例の匂いは頑固なのである。
しかしそのリスクを考えても、食べる価値があるのが、このフライである。酒飲みの業は深い。