自然発酵実験も、色々な対象でテストをしてみたので、このあたりで全体的に俯瞰して比較をしてみたいと思う。
糖分さえあれば、天然酵母により発酵するので、原理的には糖分があれば何でも良い訳であるが、やはり対象によって差異はあり、かつ、その果実特有の物理的性質によっても「利便性」の問題があることがわかってきた。
結局、発酵して液体として取り出すまでの工程が複数あり、最終的に”やりやすい”対象とそうでない対象が存在するのである。まあ自然は人間にとって、生きやすい対象ではなく、「利便性」とは人間サイドにとってのパラメータでしかないのである。
今回テストしたのは、以下のブドウ、リンゴ、パイン、パパイヤ、キウイ、柿、蜂蜜の7種類。味も含めて比較を行ったのが下表である。
ブドウは安定性があり、意外と味はキウイ、パイン、パパイヤが良い。南国系の果実の方が良さげであった。
総合的には、やはりブドウは「そのために生まれてきた」ような楽チンさであった。