日: 2021年3月9日

読書, 読書メモ

【書評】連城三紀彦「青き犠牲」–現実離れした事件なのに、何故か現実的に読めてしまう荘厳なミステリ

 連城三紀彦「青き犠牲」(文春文庫)を読んだ。ギリシャ悲劇である「オイディプス王」をモチーフとしたミステリーである。  著者が得意とする、”内と外の構造の相対性”の発想も盛り込まれており、物語の構造がダイナミックに転換し …

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