草津駅から琵琶湖博物館の方向に車を走らすと次第に農村地帯の雰囲気が高まり、「メロン街道」なる街道に出る。何故に「メロン」と思っていたのだが、本当にビニールハウスでメロンを栽培しており、糖度の高いメロンとして有名らしい。
地元民にヒアリングすると「あまり食べないですね」「そもそも知りません」といった反応。ただ贈答用として発送などはされているようだ。滋賀県はこの手の「地元では食べない」名物が多いような気がする。
とは言え、初夏のこの時期だけ直売所が出来るらしく結構アウトレット系のものを安く買うなどもされているようだ。
私はちなみにメロンはあまり好きではない。なんか「結局キュウリ」みたいな固定観念が頭にあり、今ひとつトキめくことはなかったのだが、やはり名物なので食べたい、という気持ちはあった。予約して発送はあれど、あまりネット予約もないので困っていたのであった。
先日たまたま外出先の昼食で立ち寄った「道の駅草津」の売店でメロンを発見。2個で4,000円と高い(だから贈答用なのか)が、発送もできるというので購入してみた。
宅急便で自宅に届いたが、もう少し追熟が必要のようで常温で1週間、少しやわらかくなったところで食べてみることに。
切ってみると、果肉でか!そして激烈に甘い!皮の近辺まで追い込んでも、甘味が強い。これはなかなかの出来栄え。高いが、納得である。
なんとかもう一度手に入れようとしたが既に「 なかなかの希少価値まであるのである。更に毎年食べている地元民によると「今年の出来は良かった。ここ数年で一番甘かった」とのこと。当たり年なのか? 来年はもう少し早めに動かないといけないと気持ちを新たにしたのであった。