9月のことである。まだ残暑厳しく激アツである。
南草津駅周辺を歩いており、大通りから一つ細い通りに入ったところにあった「麻辣湯」の店「シャンシャンタン」が気になっていた。辛いのは好きだが、暑い中激辛のものを率先して食べるのもきつい。しかし、何度か悩んだものの入店してみることにした。
ここは女性の方が脱サラして起業した麻辣湯専門店のようで、麺や辛さ、具材までカスタマイズできるようになっている。麺は、春雨、フォー、ビーフン、ラーメン、豆腐麺から選択できるという充実ぶり、さらに辛さもカスタマイズでき、かつ具材が豊富なのである。
今回はハートランドビールと、麺はラーメン、具材はおまかせ+ラム肉、辛さは3辛をチョイスしてみた。辛さは店ごとに基準があるので初見の場合は恐る恐る確かめることになる。
こんな注文表できめ細かくオーダーできる。
カウンター上方には、このような具材トッピングのカスタマイズもできるきめの細かさである。
まだ見ぬ辛さの想像でびびっていたものの、実際の辛さはそれほど強くない(それでも汗は吹き出すが)。成都の火鍋のようなレベルが来たらどうしようと思ったが杞憂であった。
もともとが日本人向けにカスタマイズされているようで、さらには女性一人でも入れる、がコンセプトであり非常に優しい味で美味かった。そうはいっても花椒やラー油などは十分聞いていた。
汗だくの食事に、このカウンターに一人一人に扇風機がセットされている。これ以外にも店内の作りなど細かいところで様々なホスピタビリティの工夫があり、非常に優れていると感じた。