菊池秀行「吸血鬼(バンパイア)ハンター”D”」(ソノラマ文庫)を読んだ。 本当に今更ながらであるが、初読である。 1983年出版の作品で、菊池はこの作品を執筆当時33歳。 いわゆるSF伝奇的な作品で、 …
【書評】平井和正「狼よ、故郷を見よ」–”狼男”の失われた”母”をめぐる傑作
平井和正「狼よ、故郷を見よ」(ハヤカワ文庫)を読んだ。表紙や挿画は、生頼範義であり、なかなかの雰囲気である。 本書には「地底の狼男」および「狼よ、故郷を見よ」の中編2編が収められ、いわゆるアダルト・ウルフガイ、30歳 …
【書評】矢野徹「カムイの剣」–日本SF第一世代による幕末を舞台にしたSF大冒険活劇
矢野徹「カムイの剣」(角川文庫)を読んだ。いわゆる旧版の1巻本で、1975年発行の初版本である。 アイヌと和人の間に生まれた主人公が、自身、そしてその親をめぐる大いなる謎を解くべく、東北、北海道、オホーツク、ベーリン …
【書評】山田正紀「恍惚病棟」信じていた世界が、ある瞬間にグラリと転回する、本格ミステリ
山田正紀「恍惚病棟」(ハルキ文庫)を読んだ。 山田正紀は、デビュー作「神狩り」以降、極めて高度な娯楽性を持った作品を描き続けている。本作も認知症患者(老人)のいる病院を舞台に、本格ミステリのもつ大トリックが仕込まれた …
【書評】田中光二「異星の人」人類の「発展の限界」を描く、叙情性に貫かれたSF
田中光二「異星の人」(ハヤカワ文庫)を読んだ。昭和52年発行のハヤカワ文庫の初版である(どうでもいい情報)。 SF第二世代にあたる著者であるが、読んだのは初めてである。 表題通り、いわゆる異星人の視点で人類の”種と …
【書評】谷川ニコ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」18巻–小宮山さんがサウナで合法トリップを覚えてガンギマリ顔
谷川ニコ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」18巻を読んだ。 大学受験を控えた予備校の夏合宿がメイン。キャラ総登場である。本巻は、下の毛を銀に脱色とか、温泉風呂でセクハラとか、下ネタが多い。 繰り返しにな …
毎年夏季長期休業するラーメン屋のシャッター張り紙大喜利。今年の回答は……
昨年も紹介(最近の夏の風物詩:昨年は暑さに負けたラーメン屋の今年)したが、毎年夏になると長期休暇を取るラーメン屋がある。 2018年は”猛暑で暑さに負けたため”、昨年2019年は”熱中症対策”などの理由がシャッターに …
夏の家庭菜園で収穫されるキュウリとナスを大量消費–三五八漬けにして、更に軽く一手間加えたレシピ:山形郷土料理の「だし+三五八」、食べるラー油で「無限キュウリ+三五八」
夏になり、ささやかな家庭菜園でも定番のナスとキュウリが、そこそこ大量に収穫できるようになってきた。あまり手間もかけていないので、キュウリは結構なジャンボサイズになる。 この消費として、やはり三五八漬けが役に立っている …
町内会の祭りは無くなり、広場の除草作業も無くなり、共同作業がなくなって楽になりそうだと思いつつ、このままだと断絶による経験知の承継問題が顕在化しそうな一抹の不安がある
新型コロナ感染防止のための緊急事態宣言は終わったものの、まだ状況は不透明である。 町内会も、なんだか活動自体が不透明で先が見えない状態に陥っているようで、こうした小規模の自治活動を、コロナ後にどうすべきか誰もスタンス …
インフルエンサーのツイートによって、高知・須崎のカンパチを購入した自分の精神状況を分析してみる
消費者がある特定の商品の購入を実行する。その際に、その個人の購入意思決定を第三者の発言・発信内容がサポートした場合、その第三者はインフルエンサーと呼ばれるのであろう。 5月にツイッターで以下のような西原理恵子の発言を …