今年も町内会の夏祭りが終わった。ヘトヘトである。異常に暑い中、3日間働きづめで肉体疲労で倒れそうである。しかもギックリ腰の爆弾を抱えつつの肉体労働であった。
今年度は本部役員のため全ての行事に出席する必要があり、前日、当日は1日中働きづめ、祭りの翌日も午前中いっぱい片付けである。
この3日間は日本全国猛暑の中、炎天下の肉体労働のため、いくら水分を取っても殆どトイレに行くことがなく汗で出てしまっていた。そして昨年同様、疲れのピークと暑さで最終日の片付けの最中に指先痺れが発生し、軽い熱中症の兆候が出てきた。昨年の反省があるので塩飴、水分補給、休憩で何とか乗り切れたが、きつかった。
今年の熱中症対策としては
・帽子は必須
・1リットルサーモスに氷水が最強
・塩飴は2袋必要(他人に分配用)
・タオルに水を染み込ませ首に巻くと良い
といったところであろうか。
弱小町会のくせに(だからか)、業者を頼まず、ヤグラの設営から模擬店から更にはゴミ捨てだの物品手配だのと細々とした雑用も全て少ない本部役員でやることになる。当日に至っては8:30出勤で帰宅は22:30である。なかなかのブラック企業の働かせ方である。ちなみに財政危機のため、役員であっても食事代や手当など一切出ない。全て自分の持ち出しである。
おまけに本部役員は1年交代なので経験値が蓄積されない。前年の反省点を引き継げないので、毎年効率の悪いことをやっているのである。
更に地元のボス連中が、やれ今年は段取りが悪い(多分毎年言ってる)だの、自分の勘違いを認めず自分たちの手配した物品を誰かが横流ししただの、自分の所に神輿が巡行しないのは失礼だの、やたらと手を動かさないのに文句の声だけはでかいので閉口する。
こちらはペコペコしながら黙ってそれを聞いているだけで面倒臭いので反論もしないが、ただただ「町内会って面倒くさいもんだなあ」というモチベーションが下がるのである。過去にも本部役員をした翌年に「町内会を脱退する」人が出ているらしい。それもこれも、労多くて実り少ない報われないこうした状況も大きな要因なのであろう。
ただ、そんな人ばかりではなく、老人でありながらも率先して黙々と炎天下の中で働いてくれる人も少なからずいる。こうした人がいてくれるお陰で、何とか「形だけ若手」の我々も辛うじてモチベーションを途切れさせることなく、やりきることができた。
冷静に考えると祭りの準備、片付けの動員数も昨年に比較して、少しずつ少なくなっている。やはり高齢化の影響と新規世帯の未加入という町内会の本質的問題の現れであろう。それに伴って1人当たりの仕事負荷が徐々に多くなり、早晩危機が訪れそうで心配である。
今年は本部席からの祭りの眺めである。