日: 2020年6月9日

読書, 読書メモ

【書評】パトリック・クェンティン「二人の妻を持つ男」–高度な戦略ゲームの構造をもったサスペンスと本格ミステリが融合した、ラストまで緩みなく一直線の大傑作!

 パトリック・クェンティン「二人の妻を持つ男」(創元推理文庫)を読んだ。  いやあ、めちゃくちゃ面白かった。  ネタバレになりそうなので書きにくいのだが、読者には誰が真犯人かということ以外の「真実」が提示され、その真実を …

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