今年もやってきた、テナガエビのシーズン。
これまでのセオリーからすると、雨の日のあとの干潮が狙い目である。
まあ、そんなこんなで、今年もいつもの相模川のポイントへ行ってみたのである。
時合は干潮で、干上がった状態に投入する超浅め仕掛け、1.5mのノベ竿で、いつもの(?)マルフジのテナガエビ仕掛けである。
正直、この激細ラインと激ミニ針で、はっきり言って老眼にはきついのである。真昼のNAが大きい状態でも、もはや焦点が結べないのである(泣)。
そんな状況で、今年もスタート。
釣具屋でもソーシャルディスタンスがあったり大変であったが、いつものポイントで、例のミクロな仕掛けを投入。
・・・いいね。
というかテナガエビ優勢で、例のヌマチチブはあまり出ない。
当たりが出てから数分オーダーで勝負する(待機する)テナガエビとの勝負を堪能できたのである。とはいえ、結果は5匹。少ないが、まあ、ライトな釣りではヨシとすべきであろう。
なかなかの手応えと引き(普通の魚とは形状が違うので、流体抵抗が異なる)で、堪能した。真水で洗って、日本酒で締た上で素揚げをしていただく。
美味い。ただの素揚げなのに、プリプリとした身に凝縮した旨味があるのである。
そんなこともあり、翌日同じポイントで追撃。今度は20匹ほど釣れた。
時合があるようで、ヌマチチブの猛攻を避けて、テナガエビだけの猛攻タイミングがあった。
普通の魚とは異なる甲殻類特有の独特の攻撃と、その対抗戦略を考察して面白い戦いとなったのであった。
(追記)8月の炎暑の中、再度チャレンジ。苦戦したものの、やはりテナガえびの時合があり、10匹ほど釣れた。今回は、目の前で”見釣り”もできた。仕掛けを落とすと、ヌマチチブの幼魚を追い払うように遠くから素早くやってきて、長い手で餌を掴み、移動して食べるという様を見ることができた。更にバラしても、近くにまだおり、食欲はあるのか再度投入すると追ってくる。