先日読んだ、プロレスラー川田利明のビジネス本の感想(下記リンク)で、不器用な生き方と同時に、そのこだわりで作るラーメンのことがすごく気になりだしたのである。
上記著書にあるように、ここまで料理に対してこだわりを示すのであれば、きっとその料理はめちゃくちゃ旨いのであろうという期待値が日々高まっていく。それがだんだん抑えられなくなってきたのである。
年末のある日曜日に、ついに12:00の開店を目指して、小田急線の成城学園前駅に向かったのである。
駅から徒歩で12分。距離にして約1km(アプリで実測)。それほど苦にはならない距離を歩き、目指す川田の店「麺ジャラス K」に到着。
半地下の店内は、前評判のような張り紙多めという感じもなく、店内は至極普通の店構えである。
システムは事前に理解しており、著書で川田が”気難しい子”として描かれた食券機で、オススメの「カレー白湯ラーメン」980円と「唐揚げハーフ」580円を注文。
店内の新型コロナ対策は万全で、店内も基本一人席になっている。
この「カレー白湯ラーメン」は、一口スープを飲んだだけでどろっとしたスパイシーな濃厚スープが非常にいける。痺れる辛さと玉ねぎの甘味もマッチして、麺といい感じに絡んで、食の進行に従うスープ密度変化によって味が次第に変化していき、完食である。
これは素晴らしい。やはり料理へのこだわりを感じさせるラーメンであった。
ちなみに著書にあったように、この麺は外部調達とのことであるが、丸麺でありながらスープのカレーとの絡みが素晴らしいチョイスである。
更に、前評判の高い「唐揚げハーフ」。これも骨付き肉なのかと思わせるくらいの太さでありながら、全て肉という贅沢な部位。コールスローとマッシュポテトもうまい。
結果、非常に満足である。
帰りも徒歩で駅までちょうど良い感じの歩き。ただ歩いたとしても片道100kcal以下の負荷なので、食べてしまったカロリーに対する影響はないのだが、まあそういう意味でも立地のデメリットも相殺できそうな感じもある。
一部店内では、依然として元プロレスラーの雰囲気が漂っているが、既に一流ラーメン屋としての十分なブランディングができそうなラーメンと料理の味であった。