滋賀県の草津宿には「草津追分」があり、京都から東に向かう旅人が、中山道と東海道に別れる地点がある。そこを少し抜けるとちょっとした商店街があり、そこに見つけた定食屋「いずみや」に入ってみた。
ビールとお酒も飲めるが、ここは夕食のみとする。カウンターとテーブルが3つだけの小さい店で、老夫婦がやっているいい感じのお店である。
看板には釜飯とあるが、定食、うどん、そば、ラーメン、カレーなどがある。どれもリーズナブルな値段である。
ここは「あなごそば」の大盛り(680円+100円)といなり寿司(200円)を注文。
手作り感のある優しい味でうまかった。
そして会計の際に気になったのが、この旧式手回しキャッシュレジスターである。
1,000円札を払う。ご主人が「1000」とボタンを押し、クルリとハンドルを回すとレジが開く。
まさかの現役であった。
Aster製であり、これは「寺岡精工」のものらしいが、現在のHPをみてもあまり情報がない。