マンガ, 読書メモ

【書評】谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』25巻–黒木弟が軸となった文化祭エピソード群


谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』25巻を読んだ。

今回は各キャラの変態エピソードの集大成のような感じで、前巻での、もこっち製作の映画上映を受けて文化祭の日々が描かれる。そして異常にこのマンガでモテまくっている黒木弟が主演する演劇エピソードがこの巻のメインである。

今回は、同級生で黒木弟に思いを寄せている井口さんを、ありえないくらいの空気読めなさ+パワー系で後押しする与田さんが活躍する。そして、黒木弟に異常なまでに執着する、小宮山さん、吉田さん、美馬さんが更に関係をややこしくする。

そして黒木弟の演劇で起こる「悲劇」(?)と、次につながりそうな展開も発生。変態オールスターというか性格異常者の人間模様というか、なかなか複雑な物語が描かれる重厚な(?)巻であった。

さらには久々登場のサイコパス・きーちゃんとウッチーの、これまたサイコ同士にしか理解できない共感エピソードなど、今回はクセのあるキャラが縦横無尽に絡み合って、文化祭という短時間でありながら読み応えのある回であった。

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作成者: tankidesurvival

・男性 ・アラフィフ ・技術コンサルタント ・日本国内の出張が多い ・転職を経験している ・中島みゆきが好き ・古本屋が好き