先日の長岡出張で軽く酔っ払ったのちにコンビニへ。何か甘いモノが欲しいとアイスコーナーを探していると。
おっ!見た目チープ感の漂うローカルっぽいアイス「もも太郎」を発見。値段も50円と安い。
包装の裏を見ると、第一食品という、やはり新潟のメーカーである。
購入して、ホテルの部屋で早速食べることに。
もも太郎というネーミングといい、包装のイラストといい、桃果汁の氷菓であろうか。
食べてみる。
うん、カキ氷系のアイスである。ガリガリ君と同様に粗めの氷を緻密なシャーベットで被覆している構造である。このタイプのアイス製造機は標準化されているのであろうか、などと考えつつ食べる。それほど甘さは強くない。
食べ終えて、何か釈然としない。別に不味くはなく、美味しいアイスではあった。でも何か違和感を感じる。
……!
良く思い出してみると、味が期待の桃味では無かったのである。では、何だったかと言われると今度は思い出せない。それはそれで普通に食べていたので、変な味ではなかったのは事実だ。
結局Wikipedia(もも太郎)で調べた。
もも太郎(ももたろう)は、新潟県内で製造、販売されている氷菓。新潟県内にある三社(セイヒョー(新潟市)、さかたや(長岡市)、第一食品(燕市))がそれぞれ「もも太郎」という商品名の氷菓を製造している。(中略)もも太郎という名前だが、味はイチゴ味
引用終わり
イチゴ味であった。なるほど氷菓としてはスタンダードだから、桃味ではなくても戸惑うことはなかったのであろう。
しかし何故にイチゴ味なのに、もも太郎なのか?
これもWikipedia(もも太郎)に回答があった。
もも太郎の原型は、お祭りの出店で売られていた「もも型」という、桃の形をした木型にかき氷といちごシロップを入れたものであり、昭和20年代ごろから、それを元に食べやすいアイスバーの形になり、もも太郎という名前で販売されるようになった
引用終わり
なるほど、まさしく屋台のカキ氷発祥なのか。懐かしい感じの味で納得。