二郎系ラーメンは敷居が高くなってしまった。20年くらい前の20歳台の頃は体力もあり、食欲もありと、大盛り上等だったので良く行っていた。
しかしその後引越しなどで近場に店がなくなり足が遠のき、その一方で二郎系の大盛り感の凄さ、注文の難しさなどが変な形でネットで知られるようになってきて、非常に敷居が高い店になってしまった。
更に最近の老化に伴う胃腸の弱さによって脂系(チャーシューとか)が胸にツカえるようになってきた。更に行きにくい店になってしまっていたのである。
先日早めの昼食で、空腹であった。これならイケるかも、という余裕の元に、久々に二郎系にチャレンジすることにした。
町田駅から徒歩5分程度のところにある「ラーメン豚山」である。名前がちょっと皮肉を感じる(被害妄想)が、初心者にも優しそうな雰囲気があり、入店する勇気を得ることができたのである。
ここは店からの注意書きにあるように、女性・少食向け用の「ミニラーメン」700円でまずは様子を見る。野菜やニンニクの量を指示する”コール”もカウンターのところに親切に書いてあり、非常にユーザーフレンドリーである。
ニンニクはありで、あとは全て標準発注(その場合は何も発言しなくて良いのでラク)。無事、到着。
量的に、これならOKである。モヤシの水気と混じった甘めのスープが「まさにこれ」と二郎系の記憶を呼び起こしてくる。ブタはなかなか年齢的に厳しめであったがこのくらいの量ならOK。麺はフラットな感じで個性的であった。
無事完食した。これなら次は小ラーメンが行けそう。こんな感じでコンディションを整えつつ、少しずつ領域を広げていくしかないのが寄る年波というものであろうか。