中国出張土産の「烤葵瓜子」(ローストしたヒマワリのタネ)を食べてみた。品質はこのようなパッケージのイトーヨーカドーブランドなので安心感がある。
先日中国出身で日本人と結婚して日本に長期住んでいる人と話をした際に、この「ひまわりのタネ」の話題になり、”自分にとって懐かしい味で、今でも突然食べたくなることがある!”と非常に食いつきが良かった。
日本人の私としては、ヒマワリのタネには食べ物という認識が薄く、いろいろ中国経験のある人と話すと、結構文化的な違いとして話に上ってくるネタである。中国の工場だと、床にヒマワリのタネが散乱している、とか(これが台湾だと檳榔(びんろう)になる)。
開封してみると、意外にタネの一粒一粒が大きい。この時点で夏休みの自由観察で使った日本のヒマワリの種とは別物な感じが漂う。
ローストしてあるので外側の殻は、指先でパキッと割れる。その中のタネを探す。
結構小さい。最初のサイズから1/4くらいまで小さくなっている。食べると味は、うまい。ピスタチオのようなコッテリ感があり、普通に美味い。特に味付けはしていないようで、自然な甘さもあり、結構後を引く美味さである。ビールのツマミにもイケそうだ。
ただ、殻を割って、タネを探して食べての繰り返しをしていると、労多くしてリターンが意外と少ないことに気づく。このタネ部分だけをガッツリ食べることができたら満足感がありそうだが、出るゴミの量+作業量と可食部分の差が若干戸惑いを覚える要素となってしまった。
ただ、タネ自体は普通に美味い。これは明言しておく。