JR新杉田駅と京急線杉田駅を結ぶ導線、ぷらむろーどを新杉田方面から進むと左手に立ち飲み屋を発見。直線カウンターのみで賑わっているが、ちょうど入れ替わりで入ることができた。
早速ホッピーセット400円を注文。ここは後払い方式である。
喉を潤し、早速壁にあるメニューや黒板を見て、カウンターの女性に2品料理を注文した。
すると、私の注文に対して周囲の常連さんが大笑い。そして当のカウンターの女性も大笑いしている。何事かと思うと、隣の常連と思しきおじいさんが笑いながら「この人はね、料理できないの」と言う。どうもヘルプで入っているようだ。
では?と思うと「こちらがおすすめですけど」と、カウンターを指す。
カウンターの上には、大皿でおばんざいが並んでいた。なるほど、できているものは出せるが、それ以外はNGという状態なのか。
ひょっとしてこのカウンターの女性はお客なのかとも思ったが、どうも常連さんが彼女をイジる会話を聞く限り、そうではないようだ。
まあこの手の話は、深追いしても仕方ない。店内はほとんど常連だが、あまり違和感はない。某所で起こった悲劇にはならず、むしろ常連のトークを肴に酒が進む。
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思うに酒場の常連の話がおしなべて面白い(例外もある)のは、アルコールのせいで本人は毎回初披露のつもりで何度も同じ話を繰り返しているので、結果として情報アウトプットの場数が多くなり、無駄が省かれ、かつメリハリも効いたこなれた話に自然になっていくからではなかろうか。
大皿のおばんざいの焼売200円と、ホッピー中200円を追加。ここの店は回転が早く、常連が次から次へとやってきてはいなくなる。なので長居は野暮と判断し、滞在30分トータル800円でここは撤収。