新型コロナウイルスの猛威は、なかなかすごい状況である。もはや平時ではなくなってしまったような殺伐とした雰囲気である。中国、韓国への出張もできず、国内でも”不用不急の出張は取りやめ”のような状況である。
そんな中、やむを得ず京都方面への出張の用事があった。
東海道新幹線はガラガラであって、1車両に10人くらいしかいないような状況もある。ホテルもガラガラ、値崩れも起こっている。
このように、人の移動量が少なくなったということは、自然と経済活動も停滞しているということで、このような活動の停滞が日本経済に与えるダメージはなかなか厳しいものがある。
私自身も体調管理に気を遣う。手指のアルコール消毒など結構面倒だが、この状態ではしかたない。そんな中で、やはり腸内環境を良くすることを念頭に置いて、発酵食品をいくつか探してみた。
京都駅の土産物コーナーで購入した京野菜「すぐき漬け」である。カブを漬けて、乳酸発酵を進めたもので、なかなかの酸っぱさである。
「すぐき」はカブの根っこの部分と葉の部分が微妙に味が違っている。
続いて滋賀県で購入した「鮒味」(ふなちか)の鮒寿しである。
スライスではなく、頭もある。子持ちのニゴロブナである。そして、鮒の身の下には”酸っぱいご飯”もあり、これと一緒にいただく。さすが琵琶湖産の鮒寿しだけあって、ガツンとした酸っぱさと旨味。ただ匂いはキツくて、まさに地元の味と言える。
ネットでみると白ワインとあうと書いてあり、試してみたがワインとはイマイチ合わない(個人的感想)。やはり絶対安定の日本酒であったか。
発酵食品で体調管理と経済効果の一石二鳥を意図したが、アルコール飲み過ぎで体調は違う意味で厳しくなるのであった(内臓消毒にはなるのかな)。