日: 2020年11月7日

読書, 読書メモ

【書評】山田正紀「氷雨」–どうしようもない”孤独感”が際立つサスペンス

 山田正紀「氷雨」(ハルキ文庫)を読んだ。  ミステリ形式であるが、むしろ挫折した男が孤立無援の逆境の中で、ひき逃げにより交通事故死した前の妻子の死因の謎を解き明かしていく疾走感のあるサスペンスである。  とにかくこの主 …

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