最近私の視界に入ってくる「白い塊」がある。
ダイエットを続けており、危険を告げるセンサーも働いているのであるが、その一方でカロリーモンスター的なセンサーも働くのである。
それは今流行りの「マリトッツォ」である。
フォルムの単純な”ただただ生クリーム”感。
これはそそる。
が、同時にカロリーもかなりありそうな気もするので、手に取るのは躊躇う。
しかし、ここまで流行り出し、行くパン屋などで何度も目に入ってくると、もはや一度ならいいだろう、という気になってくる。
これが宣伝効果でもあり、私のような遅れてきた大衆にまでブームが展開する瞬間なのであろうか。
ということで、ついにあるパン屋のイートインコーナーで注文。
パックマンが生クリームを咥えたようなコミカルなフォルム。そしてこの圧倒的な生クリーム感がやはり期待をそそる。
食べてみる。
プリオッシュ生地のパンの柔らかさとクリームは確かに合う。
ただ、シンプルといえばシンプルなので、パン+生クリームという組合せ、および、ほぼ生クリーム、この2つの状態しか口内に存在しない。そして、後者の方が当然のことながら圧倒的に多いのだ。
結論として、甘党とはいえアラフィフの身には生クリーム連続状態はきつい。やはり乳脂肪分に少し体が悪い方向に反応してしまう。
要するに胸焼けなのである。
美味いは美味いのだが、この後半の胸焼けを経験してもう一度食べたいか?と自問自答しているが、今のところYesという答えは出てこない。
とはいえ1つだけのケースで即断もできないので、別の店でもトライ。
ここはクリームに拘りがあり、生クリームとシャインマスカットクリームが入っている。こちらはクリームに味の変化もあり、シャインマスカットの爽やかさがあり、なかなかいける。しかしながら、後半の脂質胸焼けはやはり襲ってくるのであった。